スペシャリティーケミカルズの研究開発と自社生産
FY2016に初出。15回の記載のうち11回が「前進」で、最初の「前進」はFY2017。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。17社中2社が悪化側に。
直近の記載が「前進」なのは、ほかに11社。
- FY2026前進有価証券報告書
「また、天然物由来原料を用いた廃水処理剤を開発、電子産業分野への適用に向けた検討および性能評価を実施しております。さらに、当社が培ってきたポリマー技術を活かし、半導体製造プロセス向け添加剤の開発を推進しております。」
環境規制対応の有害物質除去薬品に加え、天然物由来の廃水処理剤や半導体製造プロセス向け添加剤の開発・評価へ研究開発対象を広げた。 - 2026-05-12前進その他開示
「また、排水処理における廃棄物削減や人員不足、環境対策など多様化する課題に対し、当社はケミカル、装置、AI、工事を組み合わせた最適なソリューションを提供しています。バイオマス由来の水溶性ポリマーをはじめとする環境配慮型ケミカルから、処理設備、運用支援までを一体で提案し、現場に即した課題解決を実現します。」
排水処理剤の開発・紹介にとどまらず、ケミカル、装置、AI、工事、運用支援を組み合わせた包括的な水処理ソリューションとして具体化している。 - FY2025前進有価証券報告書
「環境事業への取り組みとして、有害物質除去薬品の開発に注力し、従来技術を上回る新薬品の開発に成功しました。」
工業薬品事業で、従来技術を上回る有害物質除去薬品の開発成功を記載した。さらに水処理装置等との組み合わせによる環境負荷低減技術の開発へ進めている。 - FY2024再掲有価証券報告書
「石油・石油化学産業向けに国内外でのニーズが高まるCO2排出量低減に繋がる薬品開発を進めております。」
スペシャリティーケミカルについて、CO2排出量低減薬品、環境配慮型製品、電子産業向け水処理剤・排水処理技術、半導体製造向け添加剤などの研究開発を継続している。 - FY2023前進有価証券報告書
「電子産業向け水処理や排水処理等の時代の環境負荷低減技術の開発を進めております。何れも持続可能社会実現に寄与する技術であり、早期実用化に向けオープンイノベーションを積極活用した開発活動に取り組んでいます。」
工業薬品事業の研究開発対象を電子産業向け水処理・排水処理へ広げ、オープンイノベーションを活用した早期実用化を進めている。研究開発費は225百万円となった。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「工業薬品事業では、主に国内外の石油化学プラントの稼働低下により工程添加剤等の販売は減少しましたが、堅調に推移する化粧品基剤の販売が大きく伸長しました。」
化粧品基剤の販売伸長が工業薬品事業を補完する従来の構図を再確認している。工業薬品事業は売上高が前年同期比1.1%増となった一方、急激な為替変動と原材料費高騰等によりセグメント利益は25.4%減少した。 - FY2022前進有価証券報告書
「前連結会計年度に開発した石油精製装置及び重質油処理装置用の汚れ防止剤についても実機検証が順調に推移しており、優れた効果が認められております。」
石油精製装置・重質油処理装置用の汚れ防止剤について、開発後の実機検証で優れた効果が認められる段階に進んだ。新規薬品や環境配慮型薬剤の開発も継続している。 - FY2022-Q3前進有価証券報告書
「工業薬品事業では、前年度に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた石油精製、石油化学及び製紙業界向け工程添加剤の販売が回復し、化粧品関連製品の販売も好調に推移しました。その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は93億76百万円(前年同期比11.9%増)となり、高収益の化粧品関連製品の販売伸長により、セグメント利益は12億16百万円(同59.9%増)となりました。」
工程添加剤の販売回復と高収益の化粧品関連製品の販売伸長により、工業薬品事業の売上高は前年同期比11.9%増、セグメント利益は59.9%増となった。自社・高収益製品を軸とする収益向上の進展が示されている。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「工業薬品事業では、前年度に新型コロナウイルス感染症の影響を受けて減産を余儀なくされた顧客プラントの稼働回復及び化粧品関連製品の販売伸長により、対前年同期比で増収となりました。この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は63億44百万円(前年同期比15.9%増)となり、高収益の化粧品関連製品の販売伸長により、セグメント利益は9億38百万円(同96.5%増)となりました。」
高収益の化粧品関連製品の販売伸長と顧客プラントの稼働回復により、工業薬品事業の売上高は前年同期比15.9%増、セグメント利益は96.5%増となった。既存の製品展開と収益向上の進展を再確認している。 - FY2022-Q1前進有価証券報告書
「工業薬品事業では、昨年度に新型コロナウイルス感染症の影響により減産を余儀なくされた顧客プラントの稼働回復及び化粧品関連製品の販売伸長により、対前年同期比で増収となりました。その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は28億99百万円(前年同期比3.3%増)となり、高収益の自社製品の販売伸長により、セグメント利益は4億42百万円(同77.6%増)となりました。」
高収益の自社製品の販売伸長により、工業薬品事業のセグメント利益が前年同期比77.6%増となった。自社製品による収益向上について業績上の具体的な進展が示されている。 - FY2021前進有価証券報告書
「紙・パルプ分野においては、前連結会計年度に開発したフェルト洗浄剤の実機テストで脱水性向上効果が認められ、複数の顧客に採用されております。」
フェルト洗浄剤について、実機テストで効果が認められ、複数顧客への採用に進んだ。スペシャリティーケミカルの研究開発・顧客展開における具体的な進展である。 - FY2019前進有価証券報告書
「石油精製分野においては、原油精製装置用汚れの防止剤を開発して、顧客への販売を開始いたしました。石油化学分野においては、これまで実績のなかったゴム用消泡剤を開発して、顧客に新規採用されました。紙パルプ分野においては、前連結会計年度に開発したフェルト用洗浄剤について、脱水性の更なる改良を進めて、乾燥コストの低減を実現いたしました。」
工業薬品分野で、原油精製装置用防止剤の販売開始、ゴム用消泡剤の新規採用、フェルト用洗浄剤による乾燥コスト低減という複数の開発・顧客採用実績を示している。 - FY2018前進有価証券報告書
「紙パルプ工業においては、生産が堅調なクラフトパルプ製造工程に使用される、操業安定化剤、収率向上剤、スケール防止剤について、顧客における長期テストを行い、良好な結果が得られました。効果メカニズムに対する裏付けも採れ、顧客の評価も高いことから今後拡販に力を入れてまいります。」
紙パルプ向け薬剤で顧客の長期テストが良好な結果となり、効果メカニズムの裏付けと顧客評価を得て拡販段階に進んだ。 - FY2017前進有価証券報告書
「前期開発した新規ゴム用消泡剤が市場の要求をクリアしました。今期はラインナップの拡充を更に推し進めると共に、新規分野への応用を検討してまいります。」
新規ゴム用消泡剤が市場要求を満たす段階に到達し、当期は製品ラインナップの拡充と新規分野への応用検討に進んだ。 - FY2016初出有価証券報告書
「新規原料の開発による各種プロセス薬剤の高性能化により、競合製品との差別化を図ると共に、自社生産により収益向上を目指してまいります。また、既存技術を軸にした新規分野への応用展開を加速させていまいります。」
新規原料、高性能化、自社生産、既存技術の応用によって化学事業の差別化と収益向上を図る方針である。