不動産市況・顧客ニーズ変化による在庫評価・販売リスク
FY2021に初出。15回の記載のうち7回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2026-H1。直近の記載は2026-08-12。
ブロードマインドがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。35社中20社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに13社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「営業活動の結果、使用した資金は468,705千円(前年同期は311,098千円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益609,405千円等があった一方、棚卸資産の増加額1,071,521千円、法人税等の支払額159,216千円等があったことによるものであります。」
棚卸資産が1,071,521千円増加し、営業キャッシュ・フローが468,705千円の支出となった。不動産販売の一部案件を翌期へ繰り越しており、在庫・販売リスクへのエクスポージャーが拡大している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「これは主に販売用の不動産仕入等が進行したことにより販売用不動産が836,337千円増加、仕掛販売用不動産が266,777千円増加したものの、現金及び預金が1,086,155千円減少、売掛金が127,114千円減少したことによるものであります。」
販売用不動産及び仕掛販売用不動産が合計1,103,114千円増加し、棚卸資産の増加額は営業活動によるキャッシュ・フローを大きく押し下げた。評価損の発生自体は記載されていない。 - FY2025販売用不動産の増加と在庫リスク対応の継続有価証券報告書
「当連結会計年度末における流動資産は3,844,982千円となり、前連結会計年度末に比べ226,184千円増加いたしました。これは主に販売用の不動産が完成及び販売されたことにより仕掛販売用不動産が389,250千円減少したものの、販売用の不動産仕入等が進行したことにより販売用不動産が450,670千円増加、また契約資産が146,434千円増加したことによるものであります。」
仕掛販売用不動産が減少する一方、販売用不動産が450,670千円増加した。評価損の発生自体は記載されていない。 - FY2025-H1在庫構成の変化と残高増加有価証券報告書
「これは主に販売用の不動産仕入等が進行したことにより販売用不動産が529,371千円増加したものの、現金及び預金が505,191千円減少、また販売用の不動産が完成及び販売されたことにより仕掛販売用不動産が209,394千円減少したことによるものであります。」
仕掛販売用不動産は減少した一方、販売用不動産が529,371千円増加し、棚卸資産全体では319,977千円増加した。評価損の発生自体は記載されていない。 - FY2024-Q3在庫残高の追加増加有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間末における流動資産は3,788,155千円となり、前連結会計年度末に比べ276,407千円減少いたしました。これは主に販売用の不動産仕入等が進行したことにより販売用不動産が294,281千円増加、仕掛販売用不動産が549,163千円増加したものの、現金及び預金が1,197,520千円減少したことによるものであります。」
販売用不動産及び仕掛販売用不動産の残高が増加したことを開示した。市況・顧客ニーズの変化による在庫評価・販売リスクに関連する在庫保有が続いているが、評価損の発生自体は記載されていない。 - FY2024-Q2在庫残高の追加増加有価証券報告書
「当第2四半期連結会計期間末における流動資産は3,674,913千円となり、前連結会計年度末に比べ389,649千円減少いたしました。これは主に販売用の不動産仕入等が進行したことにより仕掛販売用不動産が661,663千円増加したものの、現金及び預金が1,001,865千円減少したことによるものであります。」
不動産仕入等の進行により仕掛販売用不動産が661,663千円増加し、市況・顧客ニーズ変化による在庫評価・販売リスクに関連する保有在庫の増加が続いている。 - FY2023在庫残高の追加増加有価証券報告書
「これは主に販売用の不動産を売却したことにより販売用不動産が260,568千円減少したものの、現金及び預金が298,405千円増加、及び販売用の不動産仕入等が進行したことにより仕掛販売用不動産が472,617千円増加したことによるものであります。」
販売用不動産の売却があった一方、仕掛販売用不動産が472,617千円増加し、市況・顧客ニーズ変化による在庫評価・販売リスクに関連する在庫保有が拡大した。 - FY2023-Q3在庫残高の追加増加有価証券報告書
「これは主に現金及び預金が45,921千円減少したものの、販売用の不動産仕入等が進行したことにより仕掛販売用不動産が307,864千円増加したことによるものであります。」
販売用不動産の仕入等の進行により、仕掛販売用不動産が307,864千円増加した。市況や顧客ニーズの変化による在庫評価・販売リスクに関連する保有在庫の増加が続いている。 - FY2023-Q2在庫残高増加有価証券報告書
「これは主に販売用の不動産仕入等が進行したことにより仕掛販売用不動産が461,882千円増加したものの、現金及び預金が334,663千円減少、売掛金及び契約資産が110,008千円減少したことによるものであります。」
不動産仕入等の進行により仕掛販売用不動産が461,882千円増加したことを開示している。市況変化等による在庫評価・販売リスクとの関係で、保有在庫の増加という新たな実績が示された。 - FY2021初出有価証券報告書
「しかしながら、市況変化や顧客ニーズの変化等により物件の仕入れや販売量の減少が生じる可能性がある他、販売価格の下落やキャンセル等により売却収入が得られない場合、たな卸資産の評価損の発生により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。」
人口動態・経済環境の把握、物件調査レポート、販路拡大等により売れ残り・減損リスクを抑えるとしている。