新型コロナウイルス感染拡大による世界経済の先行き悪化
FY2020-Q2に初出。17回の記載のうち6回が「対処」で、最初の「対処」はFY2020。直近の記載はFY2024。
エッチ・ケー・エスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。35社中13社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに1社。
- FY2024再定義有価証券報告書
「新たな感染症が世界に蔓延した場合、拡大の規模や収束の時期を見通すことは難しく、業績に与える影響を予測することは困難です。」
新型コロナウイルスの現在の影響を中心とした記載から、将来の新たな感染症の発生・蔓延と影響の不確実性を中心とするリスクへ整理された。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する規制の緩和に伴う経済活動の正常化が進んだこと等から、景気は緩やかに回復しました。」
新型コロナウイルス感染症に対する規制緩和と経済活動の正常化が進み、感染症による経済活動への影響は緩和方向として記載された。 - FY2023再定義有価証券報告書
「新型コロナウイルスの感染症の拡大による委託メーカーの減産や開発計画の見直し等の影響は、徐々に正常化へと向かっておりますが、今後、新たな感染症が世界に蔓延した場合、拡大の規模や収束の時期を見通すことは難しく、業績に与える影響を予測することは困難です。」
新型コロナウイルスによる委託メーカーへの影響は徐々に正常化へ向かうとの整理に変化した一方、将来の新たな感染症を中心とする不確実性がリスクとして残された。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症に移行されるなど、ウィズコロナのなかで行動制限の緩和が進み、景気は緩やかに回復しました。」
感染症の5類移行と行動制限の緩和が進み、感染症による経済活動への影響は緩和方向として記載された。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、資源高や海外経済の減速による下押し圧力を受けながらも、新型コロナウイルス感染症や供給制約の影響が和らぐもとで、緩和的な金融環境や政府の経済対策の効果にも支えられ、持ち直しの動きが続きました。」
新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響は、供給制約の影響とともに和らいでいると記載された。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「資源高やグローバルなインフレ圧力等による海外経済の減速等の下押し圧力はあるものの、供給制約の影響が和らぐなかで、新型コロナウイルス感染症の抑制と経済活動の両立が進むもと、緩和的な金融政策や政府の経済対策の効果にも支えられて持ち直しの動きがみられました。」
感染症の抑制と経済活動の両立が進み、国内経済は持ち直しの動きがみられたと記載された。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症へのワクチン接種の進展や政府の各種政策等から、一時は持ち直しの動きがみられましたが、新たな変異株の出現による感染再拡大により再び経済活動が抑制される等、厳しい状況で推移しました。さらに、上海等におけるロックダウン等の公衆衛生上の措置による影響も国内経済へと波及しました。」
新たな変異株による感染再拡大、経済活動の再抑制、上海等のロックダウンによる波及が記載され、感染症による経済環境の不確実性が続いた。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「ワクチン接種の進展に加え、政府によるまん延防止等重点措置の全面解除を受けた新型コロナウイルス感染症による社会経済活動への影響の緩和や、各種経済対策の効果等から、全般的に持ち直しの動きがみられました。」
ワクチン接種の進展と重点措置の全面解除により、感染症による社会経済活動への影響は緩和し、経済に持ち直しの動きがみられたと記載された。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、年明けより急速に感染が拡大したオミクロン変異株の影響により、まん延防止等重点措置の適用地域が一時36都道府県にまで拡大される等、経済への影響が懸念されました。」
オミクロン変異株の急速な感染拡大と、最大36都道府県へのまん延防止等重点措置適用が新たに記載され、感染症による経済活動への懸念が強まった。 - FY2022-Q1再定義有価証券報告書
「しかしながら、これら米国をはじめとする先進国の急速な景気回復や、アジア地域における新型コロナウイルス感染症の感染再拡大の影響などから、半導体をはじめとする材料不足や海上輸送などの物流の停滞、サプライチェーン障害による部品調達難といった供給制約がグローバルにみられております。また、感染症の動向とそれが内外経済に与える影響についても、未だ予断を許さない状況にあります。」
感染症リスクは、景気回復が進む一方で、アジアでの感染再拡大、供給制約、物流停滞および部品調達難を伴う不確実性として整理された。 - FY2021再定義有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症拡大により、製造受託・開発受託ともに、委託メーカーの減産や開発計画の見直し等の影響を受け、製造受託・開発受託ともに売上高が減少し、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼすリスクがありますが、感染拡大の規模や収束の時期についての見通しは立っておらず、現時点で業績に与える影響を予測することは困難であります。」
感染症リスクは引き続き受託事業の売上減少として具体化している一方、ワクチン接種や経済活動の持ち直しも併記され、影響の不確実性を中心とする整理に変化した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大の影響により、2021年4月に3度目の緊急事態宣言、およびまん延防止等重点措置が発令され、これにより人の流れが抑制されるとともに経済活動が再び停滞するなど、先行きは依然として不透明な状態となっております。」
感染症の再拡大により3度目の緊急事態宣言等が発令され、経済活動が再び停滞したことから、感染症リスクの悪化が続いた。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「2021年1月に再び緊急事態宣言が発令されたこと等から個人消費が弱含むとともに、非製造業の一部では未だに厳しい状況が続いており、また新型コロナウイルスの変異種が国内外で確認される等、感染拡大への懸念も払拭できないことから、景気の先行きについては依然不透明な状況が続いております。」
感染症の拡大について、再度の緊急事態宣言、個人消費の弱含み、非製造業の厳しい状況、変異種の確認が記載され、経済活動への影響懸念が続いている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「しかしながら感染症の再拡大による経済活動への影響が懸念され、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。」
新型コロナウイルス感染症について、経済活動の持ち直しが示される一方、再拡大による影響が懸念され、先行き不透明な状況が続いている。 - FY2020対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症に対して当社グループでは、毎日の検温・体調チェック等、従業員の安全と健康を最優先とした対応を徹底しており、状況により、出張、面談等を原則禁止し、WEB会議で代用するほか、営業所においては在宅勤務の実施等の安全対策を行っております。」
感染拡大リスクに対し、毎日の検温・体調確認、出張・面談の制限、Web会議、在宅勤務などの具体的な対策が示された。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「なお、新型コロナウィルス感染拡大の影響は、今後の経過によっては当社グループの財政状態および経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、当初は雇用、所得環境の改善が続き景気は緩やかに回復しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の世界経済全体への影響により急激に経済状況が悪化しました。」
リスク欄では引き続き財政状態・経営成績への影響を可能性として記載しているが、業績分析では世界経済と国内経済の急激な悪化、緊急事態宣言による経済活動停滞、売上減少が実際に記載された。 - FY2020-Q2初出有価証券報告書
「新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済全体への影響により、先行きについては厳しい状況が続くと見込まれます。」
新型コロナウイルスの感染拡大と世界経済全体への影響が、事業環境の先行きを厳しくする要因として初めて記載された。感染拡大による当社業績への具体的な損失発生は記載されていない。