顧客要求への製品仕様変更による納入遅延
FY2016-Q2に初出。30回の記載のうち10回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018-Q1。直近の記載はFY2025-H1。
ウインテストがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より7年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。6社中2社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに4社。
- FY2025-H1再掲有価証券報告書
「なお、受注済み案件は下期中の売上を予定しております。」
受注済み案件の売上計上時期が下期に依存する状況を記載しており、受注から売上計上までの時期ずれに関するテーマは継続している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「2024年年度末までに一部を除いて受注売上とすることが出来ず、2025年にずれ込みました。」
無償デモやベンチマーク貸出を通じて予定していた受注・売上の多くが2024年度末までに実現せず、2025年へずれ込んだ。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「なお、2024年1月15日に受注いたしました装置の出荷売上は順調に進み、当第1四半期末までに完了しております。」
受注済み装置の出荷・売上時期の遅延が続いていたテーマについて、2024年1月15日受注分の出荷売上が第1四半期末までに完了したと記載している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「その結果、当社の事業活動は大きな影響を受け、追加受注、売上時期は2024年以降となり、2023年末までに予定していた受注売上の一部は2024年1月15日となりました。」
顧客工場の稼働率低迷と設備投資見送りにより、予定していた追加受注・売上の一部が2024年以降へずれ込んだ。受注済み装置の出荷・売上時期の遅延が通期でも継続している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「このことから当第1四半期連結累計期間における新規設備投資は見送られ、受注残の出荷並びに新規の受注は第2四半期連結会計期間以降となりました。」
顧客側の生産調整と設備投資見送りにより、受注残の出荷と新規受注が第2四半期以降へずれ込んだ。納入・受注時期の遅延が当四半期の実績として現れている。 - FY2022悪化有価証券報告書
「このことから受注済みの装置の出荷売上並びに、国内顧客からの新規受注の一部は、次年度以降を予定しております。」
ロックダウン、半導体市場低迷、顧客の設備投資時期調整により、受注済み装置の出荷売上と国内顧客からの新規受注の一部が次年度以降へずれ込むと記載している。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「当社の主力検査装置WTS-577SRにつきましては、2021年から販売を開始し、2022年現時点において、装置の貸出しを伴うベンチマークに積極的に取組み、お客様から量産ラインへの投入評価を頂くことができましたが、上述のような理由から新規の受注にはまだ至っておりません。このことから受注済みの装置の出荷売上並びに、お知らせしました国内顧客からの新規受注の一部は、当社第4四半期連結会計期間に、そして残りの分については翌期を予定しております。」
量産ライン投入評価を得てベンチマークを完了した一方、新規受注に至らず、受注済み装置の出荷売上と国内顧客の新規受注の一部が第4四半期以降または翌期へずれ込むと記載している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「また当社検査装置と同時に設置される周辺機器の出荷遅れも重なり、当社検査装置の出荷、納品に予期せぬ時間を要することとなり、受注済み出荷売上は、第3四半期以降にずれ込むこととなったこと」
ロックダウンに加え、検査装置周辺機器の出荷遅れが実際に発生し、検査装置の出荷・納品と受注済み売上の第3四半期以降へのずれ込みとして現れている。 - FY2022-Q1再定義有価証券報告書
「現状、前期からの顧客工場におけるベンチマークや量産に向けてのデータ相関は順調に推移、または終了しておりますが、今般の半導体不足並びに物流の混乱などに起因する検査装置周辺機器(ウエーハプローバ等)の納入が遅れており、当社グループの新規受注・売上は第2四半期以降となります。」
顧客工場でのベンチマーク・データ相関は進展または終了した一方、従来の設置・調整・評価の長期化とは異なり、半導体不足と物流混乱による周辺機器の納入遅延が新たな受注・売上時期の制約として示されている。 - FY2021対処有価証券報告書
「また新型コロナウイルス禍の影響から納入タイミングの調整を頂いておりました出荷分につきましても2022年1月から順次出荷を再開しております。」
2021年中に納入時期を調整していた出荷分について、2022年1月から順次出荷を再開したと記載しており、納入遅延の一部に進展が示されている。ただし、当期の売上・受注は低調だった。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「半導体不足による製造装置受注のはざまに入り新規受注及び売上は低調に推移しました。」
従来の設置・調整やベンチマーク長期化による納入遅延に加え、半導体不足に伴うデザインハウスの稼働率低下により、装置出荷が滞り、新規受注・売上が低調となった。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「ベンチマーク期間が長期に亘ることから受注・売上は、下期編重となりました。」
新LCDドライバーIC検査装置の貸出しを伴うベンチマークが長期化し、受注・売上の下期集中として納入・売上時期の遅延が実際に表れている。 - FY2021-Q1再定義有価証券報告書
「当社が2020年10月に発表し2021年から出荷を開始したWTS-577SRにつきましては、顧客からの装置の貸出しを伴うベンチマーク要請に対する積極的な姿勢が評価されておりますが、受注・売上は第2四半期以降となります。」
従来の納品後の調整長期化や出荷遅延に加え、新製品の評価貸出しを伴うベンチマークと顧客評価が受注・売上時期を左右する要因として示されている。 - FY2020-Q4顕在化有価証券報告書
「中国・台湾において新型コロナウイルス禍の影響は徐々に薄れつつあるものの、顧客工場の再稼働に時間を要し周辺装置を含めた顧客受入れ準備の整ったタイミングが、当第1四半期以降となり、それらの売上は当第1四半期以降に集中することになりました。」
大口受注を獲得し順次納品している一方、顧客工場の再稼働と受入れ準備に時間を要し、受注に対応する売上計上が当第1四半期以降へずれ込む事象が実際に発生している。 - FY2020対処有価証券報告書
「当初、当該受注は第27期中に出荷を終える見込みでしたが、世界的な新型コロナウイルス感染拡大を受け、当該受注分の出荷は第28期にずれ込むことになり、それらの納入は顧客受入れ準備の整った2020年10月から順調に進み、一部を除き大半の出荷を行いました。」
新型コロナウイルスによる出荷遅延は発生したが、顧客受入れ準備後の2020年10月から納入が進み、大半を出荷したと記載している。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間に中国新規顧客からの大口受注に関し、世界的な新型コロナウイルス感染拡大を受け出荷予定であった台数分の一部が次年度にずれ込みました。」
大口受注を獲得した一方、顧客からの納入繰り延べ要請により出荷予定の一部が翌年度へずれ込み、従来の設置・調整遅延に加えて新型コロナウイルスによる納入遅延が実際に発生している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「エンドユーザーであるデザインハウスの新製品リリース予定に、新型コロナウイルス禍の影響が出始めており、出荷予定繰り下げの要請を受け、製品の出荷時期の一部が1ヶ月から2ヶ月程度遅れることとなり、当社グループ第3四半期の売上は、ほぼ前年並みに推移しました。」
従来の設置・調整やベンチマークの長期化に加え、新型コロナウイルスの影響による出荷予定繰り下げが発生し、一部製品の出荷が1~2か月遅れる事象として表れている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「当社グループの半導体検査装置事業については、納品済み装置の調整作業が長引き、装置売上の計上はなく売上高は低調に推移しました。」
納品済み装置の調整長期化が続き、当第2四半期連結累計期間に装置売上を計上できない事象として実際に表れている。 - FY2019-Q4顕在化有価証券報告書
「納品済み装置の最終調整に手間取り売上計上はなく売上高は低調に推移しました。」
従来の仕様変更・設置・ベンチマーク遅延に続き、納品済み装置の最終調整の長期化が当四半期の売上未計上として実際に表れている。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「半導体検査装置事業では、納品済み装置の最終調整に手間取り、当年度末までに検収に間に合わなかったものもあり、売上高は低調に推移しました。」
従来の仕様変更・設置・ベンチマークの遅延に続き、納品済み装置の最終調整の長期化が検収未了と売上低調として実際に表れた。 - FY2019-Q2再定義有価証券報告書
「新規装置のベンチマークなど目途は立ちつつあるものの、時間を要しており、追加受注は少しづつ伸びつつあるものの、全体として新規受注数量は伸び悩みました。」
製品仕様の機能アップと対応可能な半導体デバイス品種数の増加を達成した一方、従来の仕様変更・設置遅延から、ベンチマークスケジュールのずれと長期化が受注進捗上の要因として示されている。 - FY2019-Q1対処有価証券報告書
「納品も始まり売上高は増加しました。」
従来の受注後の設置・納品遅延に関し、納品開始と売上高増加を記載しており、遅延による影響が一部低減している。 - FY2018-Q4顕在化有価証券報告書
「半導体検査装置事業については、海外顧客から検査装置の効率的な機能が評価され追加受注を獲得し、将来の複数台受注の足掛かりになりましたが、納品はこれからであり売上高は低調でした。」
海外顧客から追加受注を獲得した一方、納品が第2四半期連結累計期間にずれ込み、当第1四半期の売上高が低調となった。受注後の納品遅延が実際の業績に表れている。 - FY2018悪化有価証券報告書
「半導体検査装置事業についての売上高は、前年度比28.8%増加したものの、システムのアプリケーションの開発の遅れにより追加受注の獲得に至らず計画を下回るとともに」
従来の製品仕様変更や設置遅延に加え、システムのアプリケーション開発の遅れにより追加受注を獲得できず、計画を下回ったと記載している。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「その結果、顧客要求に対応するための製品仕様の機能アップに一定の目処がつき、対応機種の増加を達成」
顧客要求への対応に伴う製品仕様の機能アップに一定の目処がつき、対応機種の増加を達成したと記載している。従来の製品仕様変更による遅延要因への対応が進んでいる。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「受注した装置の設置時期が顧客の都合により当初予定時期より遅れるなどしたため、低水準にとどまった」
製品仕様変更への対応完了後も、顧客都合による受注装置の設置遅延が発生し、売上計上が低水準にとどまったと記載している。 - FY2017対処有価証券報告書
「これまで時間を要してきた顧客の新たな要求に対応するための製品仕様の変更を完了し、新たな受注を獲得するなど、一定の成果を上げました。」
顧客要求への対応に伴う製品仕様の変更を完了したと記載し、従来の遅延要因への対応が進んだことを示している。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「製品納入先で発生した新たな顧客要求に対応するための製品仕様の変更に一定の目処がつき、新たな受注を獲得するなどの成果がありました」
従来時間を要していた顧客要求への製品仕様変更について一定の目処がついたと記載し、同問題への対応が進展している。 - FY2016再定義有価証券報告書
「当事業年度において客先へ納入した製品の設置及び調整が予想以上に難航し、当初計画を上回る期間を要したため、これら装置の売上計上が先送りになった」
納入遅延・進捗遅延の要因について、前回の製品仕様変更から、今回は納入後の設置及び調整の難航として記載されている。 - FY2016-Q2初出有価証券報告書
「製品納入先において、新たな顧客要求に対応するための製品仕様の変更に時間を要し、納入済み製品の売上は計上できたものの、中国経済の減速に起因した設備投資計画の順延等により、当第3四半期累計期間に計画していた追加受注の獲得には至れず」
顧客要求に対応する仕様変更に時間を要したことが、納入・追加受注の進捗上のリスクとして記載されている。