売掛債権回収期間・棚卸資産滞留日数の短縮
FY2024に初出。6回の記載のうち2回が「悪化」で、最初の「悪化」は2026-04-28。直近の記載は2026-07-29。
ソシオネクストがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。20社中2社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに4社。
- 2026-07-29悪化決算
「今後売上拡大に伴う棚卸資産の増加もあり、必要な短期運転資金も増加していくものと見込んでおります。」
棚卸資産の増加と短期運転資金の増加見込みが示され、運転資金負担に関する記載が具体化した。 - FY2026営業CF減少・FCF赤字有価証券報告書
「当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは前年度比24,173百万円減少の7,693百万円のプラス(前連結会計年度は31,866百万円のプラス)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の減少および、新製品の量産開始に伴い棚卸資産の購入が増加したことによるものです。」
営業CFは黒字を維持したが大幅に減少し、棚卸資産購入による運転資金負担が増加した。FCFは17,314百万円のプラスから15,191百万円のマイナスへ転じた。 - 2026-04-28悪化業績予想の修正
「営業活動によるキャッシュ・フローは7,693百万円の収入(前連結会計年度は31,866百万円の収入)となりました。これは主に、比較的粗利率の低い新製品の量産が始まったことにより売上総利益が減少したこと、一方で量産開始に伴い棚卸資産の購入が増加したことから、前連結会計年度に対し収入額が減少しました。」
通期の営業活動による収入は維持されたが、売上総利益の減少と棚卸資産購入の増加により、収入額が前期から減少している。 - FY2026-H1運転資金の増加有価証券報告書
「営業活動によるキャッシュ・フローは6,603百万円の支出(前中間期は14,143百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益2,792百万円、減価償却費7,914百万円、売上債権の増加額8,881百万円及び棚卸資産の増加額11,186百万円によるものであります。」
前中間期の営業活動による収入から支出へ転じ、売上債権及び棚卸資産の増加が運転資金負担として表れている。 - FY2025-H1前進有価証券報告書
「これは主に、現金及び預金が増加した一方で、売掛金の回収が進んだこと及び顧客要望に基づく先行手配分の減少で棚卸資産が減少したことによるものであります。」
売掛金の回収進展と顧客要望に基づく先行手配分の減少により、棚卸資産等が減少したと記載している。 - FY2024初出有価証券報告書
「当社グループは、売掛債権の回収期間及び棚卸資産の滞留日数の短縮に取り組んでおり、運転資金及び成長に必要な資金を、営業キャッシュ・フローから確実に確保できるよう努めております。」
売掛債権の回収と棚卸資産の滞留日数を管理し、営業キャッシュ・フローから成長資金を確保する方針を初めて独立した取り組みとして記載している。