中国・東南アジアの需要停滞と中国生産子会社の減産
FY2017-Q1に初出。37回の記載のうち12回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q1。直近の記載は2026-08-10。
アネスト岩田がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より5年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。32社中15社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに11社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「(中国) 売上高は12,274百万円(前連結会計年度比2.3%減)、セグメント利益は517百万円(同41.4%減)となりました。利益の減少は、主に中国市況の低迷を背景とした圧縮機製品を製造販売する子会社の業績悪化などによるものです。」
中国セグメントは売上減少に加え、圧縮機製品子会社の業績悪化によりセグメント利益が41.4%減少した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「圧縮機製品では、中国国内需要の縮小や欧州市場向け中形圧縮機の輸出販売の減少が継続したことで、売上は減少しました。」
中国圧縮機製品では、国内需要の縮小と欧州市場向け中形圧縮機の輸出販売減少が継続し、売上減少として表れている。 - FY2025再掲有価証券報告書
「圧縮機製品では、現地子会社による輸出販売が堅調に推移したものの年度末にかけては伸び悩みが見られました。また、国内販売は依然として厳しい状態が続いており、総じて売上は減少しました。」
中国では輸出販売が一定の堅調さを示す一方、国内販売は依然厳しく、圧縮機製品の売上減少が続いている。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「塗装機器製品では、中国経済の回復が進まず、需要縮小の状態が継続していることから売上は減少しました。」
中国経済の回復が進まず、塗装機器需要の縮小が継続して売上減少につながっていることを再確認している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「中国では、景況感の回復が感じられず、当連結会計年度を通じて売上の減少傾向が続きました。塗装設備製品では、塗装機器製品同様に売上の減少傾向が続きました。」
中国では塗装機器・塗装設備の売上減少傾向が年度を通じて継続し、中国需要停滞リスクが実績として長期化した。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「塗装機器製品では、勢いを欠く中国経済の影響などにより需要の回復が遅れており、売上は減少しました。」
中国経済の勢いを欠く状況により塗装機器需要の回復が遅れ、売上減少が発生した。塗装設備でも企業の設備投資に消極的な姿勢が継続している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「塗装機器製品では、中国経済減速の影響を受けて需要が縮小したことで売上が減少しました。塗装設備製品では、日系自動車部品メーカの設備投資意欲の減退による影響を受け、売上が減少しました。」
中国では経済減速による塗装機器需要の縮小と、日系自動車部品メーカーの設備投資意欲減退による塗装設備売上減少が発生した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「塗装機器製品では、ゼロコロナ政策転換後の需要の回復に遅れが見られたことで、売上は減少しました。」
中国ではゼロコロナ政策転換後の塗装機器需要の回復が遅れ、売上減少が発生した。 - FY2023前進有価証券報告書
「中国では、輸出が好調な上海斯可絡圧縮機有限公司の販売やリチウムイオン電池製造関連装置向け圧縮機の販売などが引き続き好調に推移しています。」
中国では上海斯可絡の輸出販売やリチウムイオン電池関連需要が好調となり、東南アジアでも販路開拓が進展するなど、従来の地域需要停滞からの回復が年度ベースで進んだ。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「圧縮機製品では、ロックダウン解消とともに回復に転じており、上海斯可絡圧縮機有限公司の輸出を含む販売や燃料電池製造向け圧縮機の販売などが引き続き好調に推移しています。…タイをはじめとした東南アジアにおいても販路開拓の成果が出始めたことで、売上は伸長しました。」
中国ではロックダウン解消後に販売が回復し、東南アジアでも販路開拓の成果が現れ、従来の需要停滞リスクが緩和する方向となった。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「圧縮機製品では、上海のロックダウンにより一時的に影響を受けたものの解除とともに販売が復調したことでその影響は最小限に留まりました。」
中国では上海ロックダウンの影響を受けたが、解除後に販売が復調し、影響は最小限に留まった。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「圧縮機製品では、中国子会社の輸出販売やインド子会社の医療向け並びに車両搭載向け圧縮機の需要が拡大したことで、売上が伸長しました。…インドや東南アジアにおいては、新型コロナウイルス感染症による行動規制の影響や設備投資への慎重な姿勢が広がったことにより営業活動が停滞しました。」
中国・インドで需要拡大と売上伸長が見られる一方、インド・東南アジアでは行動規制や設備投資慎重化による営業活動停滞が続いている。 - FY2022-Q2中国・インド回復と東南アジア停滞の併存有価証券報告書
「圧縮機製品では、中国やインドにおいて売上が好調に推移しているものの、東南アジアでは感染拡大によるロックダウンなどの影響により販売活動が停滞しています。」
中国・インドでは販売が好調に推移する一方、東南アジアではロックダウンによる販売活動停滞が続き、地域差が継続している。 - FY2022-Q1中国主導の回復・東南アジア遅延有価証券報告書
「アジア 売上高は3,378百万円(前年同四半期連結累計期間対比60.0%増)、セグメント利益は232百万円(同5,094.5%)となりました。利益の増加は、主に中国の売上増加によるものです。…塗装機器製品では、東南アジアにおいて新型コロナウイルス感染症の影響により経済回復に遅延が見られましたが、中国を筆頭にスプレーガンを主とした汎用機器の販売が伸長しました。」
アジア全体では売上高が前年同期比60.0%増となり、中国の売上増加が利益増加を牽引した一方、東南アジアでは感染症による経済回復の遅延が続いた。 - FY2021地域別に回復と低迷が併存有価証券報告書
「アジアでは、圧縮機製品では、いち早く中国において景気が回復したことから、中形圧縮機の売上が伸長したほか、インドでは医療向けオイルフリー圧縮機の販売が大幅に拡大しました。一方で、東南アジアについては新型コロナウイルス感染症の影響に政情不安などが重なったことで売上の低迷が継続しています。」
中国・インドで回復・伸長が見られた一方、東南アジアでは感染症と政情不安により低迷が続いた。 - FY2021-Q3地域別に回復と低迷が併存有価証券報告書
「圧縮機製品では、中国においては大形給油式スクリュー圧縮機や車両搭載向け圧縮機に対する需要の増加により国内販売が拡大したことに加え、現地子会社の上海斯可絡圧縮機有限公司による輸出においても好調に推移したことから、売上が伸長しました。インドにおいては、第2四半期連結会計期間に続き、医療向けオイルフリー圧縮機の売上が伸長しました。一方で東南アジアにおいては、新型コロナウイルス感染症の影響により営業活動が停滞したことから販売の回復は遅れています。」
中国・インドでは需要回復や医療向け販売の伸長が見られる一方、東南アジアでは感染症による営業活動停滞と販売回復の遅れが続いている。 - FY2021-Q2地域別に回復と低迷が併存有価証券報告書
「圧縮機製品では、中国において第1四半期連結会計期間の営業活動が停滞したことによる影響がありましたが、その後の国内需要の回復に伴い、売上が前連結会計年度と同水準まで戻りつつあります。インドではロックダウン措置により一般製造向け圧縮機の売上は減少しましたが、現地子会社において生産を再開したことに伴い、急激な需要増加が発生した医療向けオイルフリー圧縮機の売上が増加しました。一方で、東南アジアにおいては低迷が続いており、売上は総じて減少しました。」
中国の需要回復とインドの生産再開・医療向け需要増加が見られる一方、東南アジアでは低迷が継続している。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「アジア 売上高は2,111百万円(前年同四半期連結累計期間対比32.6%減)、セグメント利益は4百万円(同98.3%減)となりました。 圧縮機製品では、中国において新型コロナウイルスの影響がピークを迎え、売上が減少しました。また、インドにおいてロックダウンの措置が取られたことにより、現地子会社が操業停止状態となったことも、売上減少につながりました。」
中国で感染症の影響がピークとなり、インドでは現地子会社が操業停止となった結果、アジアの売上高・セグメント利益が大幅に減少した。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「中国では、第2四半期連結会計期間に続き、大形圧縮機の需要減少や輸送用車両搭載向け圧縮機ユニット市場の停滞が継続しており、当第3四半期連結会計期間においても販売が減少いたしました。」
中国で大形圧縮機需要の減少と車両搭載用圧縮機ユニット市場の停滞が続き、販売減少が実績として発生した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「中国における圧縮機製品では、製造設備用の小、中形圧縮機販売が好調だった一方で、大形機の需要減少や車両搭載用圧縮機ユニット販売の停滞が影響し、全体としては動きが鈍化しております。」
中国では小・中形機が好調な一方、大形機需要の減少と車両搭載用ユニット販売の停滞により、圧縮機全体の動きが鈍化した。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「アジアの受注及び受注残高の減少は、主に中国における自動車生産に関連した設備投資が減少したことや、前第1四半期連結累計期間に、インドにおける高額受注分が含まれていたことなどによるものです。」
中国の自動車生産関連設備投資の減少を背景に、アジアの塗装設備受注・受注残高が前年同期から減少した。 - FY2019対処有価証券報告書
「アジアでは、外部への売上高11,854百万円(同78.5%増)、セグメント利益1,162百万円(同73.9%増)の増収増益となりました。」
アジア事業は大幅な増収増益となり、中国・アジア需要停滞に関する従来の懸念は業績面では緩和された。 - FY2019-Q3対処有価証券報告書
「3. アジアの受注の増加は、主に中国における自動車生産、インドにおける楽器生産に関連した設備投資の増加によるものです。」
中国の自動車生産とインドの楽器生産に関連する設備投資の増加により、アジアの塗装設備受注が増加した。 - FY2019-Q2対処有価証券報告書
「3.アジアの受注の増加は、主に中国の自動車・電気製品生産に関連した設備の増加などによるものです。」
中国の自動車・電気製品生産関連設備の増加により、アジアの塗装設備受注が増加した。 - FY2019-Q1対処有価証券報告書
「2. 日本の受注および受注残高の増加は、主に自動車生産に関連した設備投資の増加によるものです。 3. アジアの受注および受注残高の増加は、主に中国における自動車生産、インドにおける楽器生産に関連した設備投資の増加によるものです。」
中国の自動車生産、インドの楽器生産に関連する設備投資の増加により、アジアの受注・受注残高が増加した。 - FY2018-Q3対処有価証券報告書
「3.アジアの受注残高の増加は、主に中国及び東南アジアの自動車生産に関連した設備の増加によるものです。」
中国・東南アジアの自動車生産関連設備の増加により、塗装設備の受注残高が増加した。需要環境の改善が継続している。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「塗装設備製品では、中国市場での回復と国内自動車部品関連を主とした設備投資が底堅く推移しております。」
中国市場の回復と国内自動車部品関連設備投資の底堅さが記載され、中国・アジア需要環境の改善が続いている。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「塗装設備製品につきましては、中国の設備投資意欲の改善やアセアン地域における営業活動の充実、メキシコでの本格的な営業活動開始などと併せて、販売額を伸長させてまいります。」
中国の設備投資意欲の改善が記載され、中国・アセアン地域の需要停滞に関する環境認識が改善方向に変化した。 - FY2017対処有価証券報告書
「アジアの受注の増加は、主に中国の自動車生産に関連した設備投資の増加によるものです。」
中国の自動車生産関連設備投資の増加により、アジアの塗装設備受注は1,034百万円、前年同期比52.8%増となった。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
中国・東南アジア需要等を含む事業等のリスクについて重要な変更はないと明記している。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
事業等のリスクについて重要な変更はないと明記されている。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「塗装設備製品では、中国・東南アジア地域での需要に足踏みが見られるものの、ロボット設備の既納ユーザー様向けに省エネ・省資源と更なる効率化を実現する設備更新提案などを継続しております。」
需要の足踏みが実際の事業環境として記載されており、中国の生産子会社の減産にも言及している。