半導体不足による自動車減産と経済回復の不透明化
FY2022-Q1に初出。9回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q2。直近の記載はFY2026。
北川鉄工所がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。28社中9社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに7社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「キタガワ マテリアル テクノロジー カンパニー(金属素形材事業)の売上高につきましては、自動車エンジン部品の需要伸長により国内生産は堅調に推移しましたが、半導体不足による自動車メーカーの減産や鋳物部品の需要減少などの影響によりメキシコ子会社の生産量が減少したため、24,319百万円(前期比 1.6%減)となりました。」
半導体不足による自動車メーカーの減産が継続し、メキシコ子会社の生産量減少と金属素形材事業の減収として実績に現れている。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「自動車業界は、部品の供給不足の問題が解消され、世界の自動車販売台数は前年同四半期比で増加し回復基調で推移しました。」
前四半期の「解消されつつあり」から、部品供給不足の問題が解消されたとの表現に進み、自動車販売台数も前年同四半期比で増加したと記載している。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「自動車業界は、部品の供給不足の問題が解消されつつあり、世界の自動車販売台数は前年同四半期比で概ね増加で推移しました。」
半導体を含む自動車部品の供給不足について、問題が解消されつつあり、自動車販売台数も概ね増加していると記載している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「自動車業界は、半導体などの部品の供給不足が緩和されつつあり、世界の自動車販売台数は回復傾向にあります。」
半導体など自動車部品の供給不足が緩和し、自動車販売台数が回復傾向にあると記載している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「半導体を含む自動車部品の供給不足や資材調達の難航等の問題により自動車メーカーが生産調整を実施するなど先行き不透明な状態です。」
半導体を含む自動車部品の供給不足と資材調達難が自動車メーカーの生産調整として継続し、金属素形材事業の生産量減少・固定費負担増加・営業損失1,873百万円として実績に現れている。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「自動車業界は、中国の購入促進政策の実施により中国市場を中心に世界の自動車販売台数は回復傾向にありますが、依然として半導体を含む自動車部品の供給不足や資材調達の難航等の問題により自動車メーカーが生産調整を実施するなど先行き不透明な状態です。」
自動車販売の回復傾向を記載する一方、半導体を含む自動車部品の供給不足と資材調達難による自動車メーカーの生産調整が継続している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「依然として半導体を含む自動車部品の供給不足や資材調達の難航等の問題により自動車メーカーが生産調整を実施するなど先行き不透明な状態です。」
半導体不足に加えて資材調達難が継続し、自動車メーカーの生産調整として供給制約が具体化している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「半導体不足に加えて自動車部品の供給不足による自動車の減産、材料価格の高騰など、今後の経済回復は依然として不透明であります。」「半導体及び東南アジア地域を中心とした自動車部品の供給不足から自動車メーカーの生産調整が実施されるなど先行き不透明な状態で推移しました。」
従来の半導体不足による自動車減産リスクに加え、東南アジア地域を中心とする自動車部品の供給不足が生産調整として実際に現れていると記載している。 - FY2022-Q1初出有価証券報告書
「また半導体不足による自動車の減産、材料価格の高騰など、今後の経済回復の継続について依然として不透明であります。」「自動車関連業界におきましては、中国を中心に市場回復の兆しが見えつつありましたが、世界的な半導体不足による生産量の落ち込みや原材料の価格高騰等により先行き不透明な状態で推移しました。」
半導体不足が自動車の減産・生産量の落ち込みとして実際に現れていることを、新たな供給制約リスクとして記載している。