新型コロナウイルス世界的感染拡大による景気後退・販売減少リスク
FY2020に初出。13回の記載のうち6回が「再掲」。直近の記載はFY2025。
スーパーツールがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。173社中110社が悪化側に。
直近の記載が「削除」なのは、ほかに55社。
- FY2025削除有価証券報告書本有価証券報告書の事業環境・リスク記載では、新型コロナウイルス感染拡大による景気後退・販売減少リスクは明示されていない。
- FY2024-Q1後退有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和により、経済活動の再開が進み、個人消費や設備投資などの持ち直しが見られる一方で、為替相場の変動や物価上昇の影響など、先行き不透明な状況で推移いたしました。」
感染症による行動制限が緩和され、国内経済活動の再開・持ち直しが示されたため、感染症による販売・景気リスクの記述は前期より一部弱まっている。ただし先行き不透明感は継続している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「また、世界経済につきましても、ウクライナ情勢の長期化や中国のコロナ感染者の急増による景気への影響、全世界的なインフレ局面から景気後退局面への転換懸念により、先行きは不透明な状況が続いております。」
中国のコロナ感染者急増による景気影響と、インフレから景気後退への転換懸念が、感染症に伴う景気・販売減少リスクの新たな悪化要因として示されている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「原材料・エネルギー価格の高騰や急激な円安等の為替動向の懸念、7月以降の新型コロナウイルス感染者数の急拡大等により、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。」
感染者数の急拡大を新たな悪化要因として明示し、感染症による景気・販売環境の不透明感を具体化している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「原材料価格の上昇や原油価格の高騰、新たな変異株の発生による感染再拡大リスクなどにより先行き不透明な状況で推移いたしました。また、世界経済につきましても、ウクライナ問題の長期化懸念や、一部の地域での感染再拡大リスクなどにより、先行きは依然として不透明な状況にあります。」
新たな変異株による感染再拡大リスクと、ウクライナ問題の長期化懸念を含む不透明な事業環境が続いていると説明している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「次期の見通しといたしましては、新型コロナウイルス感染症拡大がワクチン接種等の普及により抑制され、経済活動の回復が期待されるものの、新たな変異株の発生による感染再拡大リスクや、ウクライナ情勢などにより、先行き不透明な状況で推移すると予想されます。」
ワクチン接種による抑制・回復期待を示す一方、新たな変異株による感染再拡大リスクが残るとの認識を再確認している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「新たな変異株の発生など感染再拡大のリスクは解消されず、設備投資の持ち直しに足踏みがみられるなど先行き不透明な状況で推移いたしました。」
感染症による経済活動への影響について、新たな変異株の発生と感染再拡大のリスクが解消されていないと明示している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の影響により、経済活動の抑制が継続されるなか、設備投資などに持ち直しの動きがみられたものの、複数の都道府県で緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置の実施が継続されるなど、依然として厳しい状況で推移しました。」
新型コロナウイルス感染症による経済活動の抑制と国内景気への影響が続いている一方、設備投資には持ち直しの動きがみられると説明している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、国内経済では、設備投資の減少傾向などにより、特に工作機械に使用される治工具類の販売が厳しい状況となったこともあり、総じて幅広い産業で使用される当社製品において販売が伸び悩みました。」
感染症の影響による国内経済の悪化と、幅広い産業向け製品の販売伸び悩みが通期でも顕在化している。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、国内経済では、製造業を中心に弱さがみられ、幅広い産業で使用される当社製品において販売が伸び悩みました。」
感染症による国内経済の弱さと、幅広い産業向け製品の販売伸び悩みが第3四半期累計でも継続している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、国内経済では、製造業を中心に弱さがみられ、幅広い産業で使用される当社製品において販売が伸び悩みました。」
新型コロナウイルス感染症による国内経済の悪化と、幅広い産業向け製品の販売伸び悩みが第2四半期累計でも継続している。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより、国内経済では、製造業を中心に弱さがみられ、幅広い産業で使用される当社製品において販売が伸び悩みました。」
新型コロナウイルス感染症拡大による国内経済の悪化と、幅広い産業向け製品の販売伸び悩みが実際の業績として顕在化している。 - FY2020初出有価証券報告書
「次期の見通しといたしましては、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、様々な産業や消費動向に多大な影響が及ぶことが予想され、国内経済においてもその影響を受け景気後退局面に入ることが懸念されています。」
新型コロナウイルスの世界的感染拡大が産業・消費動向や国内景気に及ぼすリスクを初めて独立したテーマとして抽出した。本文では、実際に一部製品の販売が伸び悩んだことも記載されている。