自動運転・共同利用・電動化による自動車産業の転換
FY2016に初出。19回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q2。直近の記載は2026-08-06。
ジーテクトがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに1社。
- 2026-08-06再掲決算
「BEV市場の成長鈍化を受けて一部完成車メーカーで電動化戦略の見直しが進む一方、ハイブリッド車を含む多様なパワートレインへの需要が継続しました。また、SDVの進展に伴うソフトウェア・電子制御分野への投資拡大や、中国完成車メーカーの台頭による競争激化など、事業環境は大きな変革期を迎えております。」
BEV単独ではなく、ハイブリッド車を含む多様なパワートレインを前提とする事業環境認識と、SDVの進展を再掲している。 - FY2026BEV計画見直し・SDVを含む多様なパワートレインへの整理有価証券報告書
「一部完成車メーカーによるBEV(バッテリーEV)の開発計画見直し等により、ハイブリッド車とBEVが市場を牽引する多様なパワートレインの選択肢が再評価されています。一方、SDV(Software Defined Vehicle:ソフトウェア定義自動車)によって機能や価値を高めていく、という大きな流れは継続しており」
電動化の進展をBEV単独ではなく、ハイブリッド車とBEVが併存する多様な動力源と捉え直し、SDVによる知能化の流れも事業環境に加えている。 - FY2026-H1BEV・ハイブリッド併存と中国メーカーの影響を継続確認有価証券報告書
「自動車業界においては、BEV(バッテリーEV)のみならず多様な選択肢が見直され、ハイブリッド車とBEVがその主導的役割を果たしています。完成車メーカーにおいても、ハイブリッド車の継続生産と並行してBEV開発を継続し、本格量産の準備段階へ移行しています。」
BEV単独ではなくハイブリッド車とBEVが主導する多様な動力源の構成を再確認し、完成車メーカーがBEVの本格量産準備へ移行していると説明した。中国完成車メーカーの東南アジアでの存在感拡大も併記されている。 - FY2025BEV単独から多様な動力源への対応へ整理有価証券報告書
「自動車業界においては、電動化が進行する中で、BEV(バッテリーEV)のみならず多様な選択肢が見直されることとなり、ハイブリッド車とBEVがその主導的役割を果たしています。」
電動化の進展を認識しつつ、BEVだけでなくハイブリッド車を含む多様な動力源を前提とする事業環境の捉え方が示された。 - FY2025-H1EV化・現地メーカーの伸長と選択肢の見直しを明示有価証券報告書
「また、中国・欧州を中心としたEV化が進んでおり、特に中国市場においては、現地自動車メーカーの販売台数が増加していることに加え、生産台数の増大が周辺国の市場にも影響を与えています。一方で、ハイブリッド車等、EV以外の選択肢も見直される中、日系メーカーのEV開発が加速しつつあります。」
EV化の進展について、中国・欧州を中心とする動き、中国現地メーカーの販売・生産増加、周辺国市場への影響が示された。一方、ハイブリッド車等の選択肢も見直され、日系メーカーのEV開発加速も記載されている。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「しかし、中国・欧州においてEV化の動きが加速する状況のなか日系OEMの電動化対応が遅れているという見方もあり、先行き不透明な状況が続いています。」
EV化の加速について、中国だけでなく欧州も対象として示され、日系OEMの電動化対応の遅れに対する見方と先行き不透明感が追加された。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「しかしながら、急速にEV化が進む中国においては、日系・欧米系メーカーの販売不振が続いています。」
中国での急速なEV化が、日系・欧米系メーカーの販売不振として具体的に示され、電動化に伴う産業構造転換・競争環境の影響がより明確になった。 - FY2024-Q1中国を中心にEV化・EV専業メーカーの伸長を明示有価証券報告書
「EV化は世界的に加速しており、特に中国市場においては、EV専業メーカーの販売台数が一段と伸長しました。」
自動車産業の転換について、EV化の世界的な加速と中国市場におけるEV専業メーカーの販売伸長が示された。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「また、EV化は急速に進んでおり競争が激化しております。」
自動車産業の電動化が急速に進む一方、EV領域での競争激化が外部環境上の変化として示された。 - FY2022前進有価証券報告書
「世界的なEV化の潮流を当社の事業拡大の機会と捉え、EVに用いられるバッテリーハウジングとモーターコアを主軸としたEV関連事業の確立に取り組んでまいります。」
従来の電動化を外部環境の変化・リスクとして捉える段階から、バッテリーハウジングとモーターコアを中核とする新規事業の確立を目指す段階へ進んだ。 - FY2020再定義有価証券報告書
「当社グループが属する自動車産業は、「CASE & MaaS」という大変革期を迎えております。」
電動化を中心とする従来の産業転換認識が、CASE・MaaSを含む自動車産業全体の大変革として再整理された。バッテリーケース開発など具体的な対応も進めている。 - FY2019-Q1中国EV・PHEV販売の好調を具体化有価証券報告書
「海外では、北米の乗用車販売の減少が続く一方、中国のEVやPHEVの販売が好調となり、インドやタイにおける拡大基調が続いています。」
電動化を含む自動車産業の転換について、中国のEV・PHEV販売が好調との市場実績が示され、EV化を成長機会として捉える背景が具体化した。 - FY2018EV化を成長機会として認識有価証券報告書
「このような経営環境の中、当社グループは、EV化や自動車業界の大きな転換期を好機と捉え、持続的な成長と進化を遂げるべく、中長期的な成長戦略として「売上高3,000億円」、「営業利益200億円」の達成を掲げ、「技術」、「販売」、「人事」の3つの領域でのイノベーションによる目標達成に取り組んでまいりました。」
EV化や自動車業界の転換をリスク・環境変化として認識するだけでなく、成長機会として中長期戦略に組み込む表現が明示された。 - FY2018-Q3欧州・中国でEV加速を明示有価証券報告書
「このような経営環境の中、当社グループでは、欧州、中国で加速する電動車(EV)への対応も視野に入れて、軽量・高剛性ボディ加工技術の進化を進めてまいりました。」
電動化の進展が一般的な産業変化としてではなく、欧州・中国で加速する動きとして具体的に示され、対応対象が地域付きで明確化した。 - FY2018-Q2EV対応の明示有価証券報告書
「ガソリン車のみならず、より一層の軽量化が求められる電動車(EV)への対応も視野に入れて、超ハイテン材、ホットスタンプ技術及びアルミ等の非鉄材を用いた異材接合技術等の進化を進めてまいりました。」
自動車産業の電動化を背景に、EVへの対応を明示し、超ハイテン材、ホットスタンプ、アルミ等の技術進化を進めていると説明している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「自動車の低燃費化・電動化ニーズにボディの軽量・高剛性化で応えるため、鉄の可能性を引き出すウルトラハイテン加工技術、ホットスタンプ技術及び部分軟化技術にさらに磨きをかけると共に、非鉄材料であるアルミやCFRPの成形技術及びそれら非鉄材料と鉄を接合する異材接合技術等の商品化を進めてまいります。」
低燃費化・電動化による産業変化を踏まえ、軽量・高剛性化技術で対応する方向性を再確認している。 - FY2016初出有価証券報告書
「更には、EVや燃料電池に代表されるパワートレインの電動化により、自動車は大きな転換期を迎えております。」
自動運転、交通ネットワーク、EV・燃料電池を含む産業変化を中長期計画の背景として認識。