鉄構事業の図面承認遅延・輸送費高騰による原価高
FY2018に初出。16回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q3。直近の記載はFY2026。
高田機工がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。13社中3社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに4社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「鉄構事業におきましては、前事業年度の受注が低迷したことにより、当事業年度の完成工事高は3,687,958千円(前期比32.1%減)と大きく減少しましたが、追加契約の獲得や生産体制の見直しによる採算の改善があり、セグメント利益10,193千円(前期比91.3%減)を確保することができました。」
鉄構事業は黒字を維持したが、完成工事高は32.1%減、セグメント利益は91.3%減となり、利益水準は大幅に低下した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「前事業年度の着実な受注により、当事業年度の完成工事高は4,075,585千円(前期比52.7%増)と増加しましたが、利益確保に必要な完成工事高には届かず、セグメント利益は△229,921千円(前期はセグメント利益△181,456千円)と赤字が継続する結果となりました。」
鉄構事業は完成工事高が増加したものの、利益確保に必要な水準に届かず、赤字が181,456千円から229,921千円へ拡大した。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「鉄構事業における当第2四半期累計期間の売上高は1,743,849千円(前年同四半期比55.0%増)、セグメント損失は238,975千円(前年同四半期はセグメント損失106,515千円)となりました。」
鉄構事業では売上高が増加したものの、セグメント損失は106,515千円から238,975千円へ拡大した。諸資材・エネルギー価格の高止まりや人手不足による建築価格上昇、需要の端境期が採算・受注環境に影響している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「鉄構事業における当第1四半期累計期間の売上高は954,979千円(前年同四半期比55.3%増)、セグメント損失は76,340千円(前年同四半期はセグメント損失53,562千円)となりました。」
鉄構事業では売上高が増加したものの、原価高等の影響によりセグメント損失が53,562千円から76,340千円へ拡大した。鉄構工事の収益性低下が続いている。 - FY2023鉄構損失縮小も赤字継続有価証券報告書
「前事業年度の受注高の停滞から、当事業年度の完成工事高は2,668,530千円(前期比23.8%減)と減少し、利益確保に必要な完成工事高には届かず、セグメント利益は△181,456千円(前期はセグメント利益△254,559千円)と赤字が継続する結果となりました。」
鉄構事業では売上高が減少し赤字が継続したが、セグメント損失は254,559千円から181,456千円へ縮小した。 - FY2023-Q2損失縮小も赤字継続有価証券報告書
「鉄構事業における当第2四半期累計期間の売上高は1,124,841千円(前年同四半期比33.5%減)、セグメント損失は106,515千円(前年同四半期はセグメント損失114,734千円)となりました。」
鉄構事業のセグメント損失は前年同期の114,734千円から106,515千円へ縮小したが、売上高減少と赤字は続いている。 - FY2022損失縮小も赤字継続有価証券報告書
「鉄構事業におきましては、前事業年度の受注高の改善から、当事業年度の完成工事高は3,500,030千円(前期比123.7%増)と増加しましたが、利益確保に必要な完成工事高には届かず、セグメント利益は△254,559千円(前期はセグメント利益△367,711千円)と赤字が継続する結果となりました。」
鉄構事業の売上高増加により損失は縮小したが、利益確保に必要な水準には届かず、赤字が継続した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「鉄構事業における当第3四半期累計期間の売上高は2,537,052千円(前年同期比108.9%増)、セグメント損失は206,191千円(前年同期はセグメント損失167,676千円)となりました。」
鉄構事業の売上高は回復したものの、セグメント損失は前年同期の167,676千円から206,191千円へ拡大した。鉄構工事の収益性低下による採算悪化が続いている。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「当事業年度末に一部工事の採算悪化が判明し工事損失引当金を計上したこともあり、セグメント利益は△367,711千円(前年同期はセグメント利益△166,607千円)とさらに悪化する結果となりました。」
鉄構事業で一部工事の採算悪化が判明し、工事損失引当金を計上した。工程・原価面のリスクが損失拡大として実現した。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「鉄構事業における当第2四半期累計期間の売上高は1,503,989千円(前年同四半期比28.1%減)、セグメント損失は1,694千円(前年同四半期はセグメント損失44,450千円)となりました。」
鉄構事業は減収となったものの、セグメント損失は前年同期の44,450千円から1,694千円へ大幅に縮小した。工程停滞・原価高に関連する採算悪化は緩和されたが、損失は残っている。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「② 鉄構事業 鉄構事業における当第1四半期累計期間の売上高は784,682千円(前年同四半期比31.6%減)、セグメント利益は33,329千円(前年同四半期はセグメント損失50,713千円)となりました。」
鉄構事業は売上高が減少したものの、セグメント損失から33,329千円の利益に転じた。前期から続く工程停滞・原価高による採算悪化は当四半期に緩和された。 - FY2019対処有価証券報告書
「しかしながら、不採算工事が一掃され、附帯鉄骨の追加精算等による契約額の増加もあったことから、セグメント利益は前事業年度の6,008千円から78,989千円(前年同期比1,214.7%増)に改善いたしました。」
不採算工事の一掃、追加精算等により鉄構事業の採算が改善し、前年の工程・原価面の悪化が緩和された。 - FY2019-Q3対処有価証券報告書
「鉄構事業では、原価低減の推進や竣工工事の設計変更による増額により利益率が上昇し、セグメント利益を確保できるレベルにまで採算が改善いたしました。」
原価低減と設計変更による増額により、鉄構事業の採算が改善し、第3四半期累計期間のセグメント利益は150,683千円となった。前期から続く工程停滞・原価高による採算悪化は当四半期に緩和された。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「鉄構事業では、採算が期待できる関西圏の案件が減少したことや、首都圏の案件での進捗停滞等による原価増加などにより採算が悪化する結果となりました。」
首都圏案件の進捗停滞に伴う原価増加と関西圏案件の減少が続き、鉄構事業はセグメント損失44,450千円となった。前期からの工程停滞・原価高による採算悪化が継続している。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「鉄構事業では、関西圏の案件減少や、首都圏の案件での進捗停滞等により採算が悪化する結果となりました。」
鉄構事業では首都圏案件の進捗停滞が続き、セグメント損失は前年同四半期の22,832千円から50,713千円へ拡大した。前期に開示された鉄構工事の工程・原価上昇リスクに関連する採算悪化が継続して現れている。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「首都圏の案件が大部分を占めた当事業年度は、図面承認の遅れに起因する製作費の増加に加え輸送費の高騰による原価高もあり、セグメント利益は6,008千円(前年同期比93.7%減)にとどまりました。」
鉄構事業では、図面承認の遅れと輸送費高騰による原価高が実際に発生し、セグメント利益が前年同期比93.7%減となった。