箔・粉末製品における低価格品競争と需要減少
FY2017-Q3に初出。23回の記載のうち8回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q3。直近の記載はFY2026-H1。
日本軽金属ホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。86社中40社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに17社。
- FY2026-H1対処有価証券報告書
「リチウムイオン電池外装用箔は車載用が調整局面にあった前年同期と比べ受注増となり、医薬包材向け加工箔の販売は前年同期を下回ったものの、部門全体の売上高は前年同期を上回りました。」
箔部門では、車載用リチウムイオン電池外装用箔の受注が増加し、医薬包材向けの減少がある中でも部門全体の売上高が前年同期を上回った。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「リチウムイオン電池外装用箔は車載用での調整局面継続に加え、医薬包材向け加工箔の販売が前年同期比で減少となったことから、部門全体の売上高は前年同期を下回りました。」
回復していた箔部門で、車載用電池箔の調整局面と医薬包材向け加工箔の販売減少が実績に現れている。 - FY2024対処有価証券報告書
「箔部門におきましては、リチウムイオン電池外装用箔は前期並の販売を確保し、医薬包材向け加工箔は販売価格改定による増収効果があったことに加え海外市場向けが堅調であったことから、部門全体の売上高、営業利益はともに前期を上回りました。」
低価格品競争や用途別需要減少が課題となっていた箔部門で、電池・医薬包材向け等が寄与し、通期で増収増益となった。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「箔部門におきましては、リチウムイオン電池外装用箔は自動車生産の回復により前年同期と比べて販売が増加したことに加え、医薬包材向け加工箔も回復傾向にあることから、部門全体の売上高は前年同期を上回りました。」
自動車生産の回復による電池外装用箔の販売増加と医薬包材向け加工箔の回復により、箔部門全体の売上高が前年同期を上回った。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「箔部門におきましては、リチウムイオン電池外装用箔は自動車減産影響の継続で前年同期を下回る販売となりました。」
箔部門では、リチウムイオン電池外装用箔の販売減少が自動車減産の影響継続として現れている。一方、低価格品競争について当該四半期の直接の記載はない。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「2010年代以降も、海外製アルミ箔の輸入数量は急速に増加し、厳しい業界環境にあります。」
アルミ箔事業について、海外製品の輸入増加による厳しい業界環境を引き続き説明している。 - FY2022対処有価証券報告書
「箔部門におきましては、医薬向けや交通系ICカード回路向けなど加工箔の販売は減少したものの、リチウムイオン電池外装用箔や正極材用箔では、車載向けを中心に需要が好調に推移しました。この結果、部門全体で売上高は前期を上回りました。」
用途別の販売減少は残るものの、車載向け電池関連箔の好調により箔部門全体の売上高は前期を上回った。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「箔部門におきましては、医薬向けや交通系などICカード回路向けの加工箔の販売が減少したものの、リチウムイオン電池外装用箔や正極材用箔では車載向けを中心に販売好調が継続していることから、部門全体の売上高は前年同期を上回りました。」
一部用途の販売減少は残るものの、車載向け電池関連箔の販売好調により、箔部門全体では前年同期を上回る売上となった。 - FY2021対処有価証券報告書
「部門全体で前期を上回る売上高・営業利益となりました。」
低価格品競争や用途別需要減少が続いていた箔部門で、電池関連箔や食品向け加工箔などが寄与し、部門全体の売上高・営業利益が前期を上回った。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「箔部門におきましては、リチウムイオン電池外装用箔はパソコン需要の好調継続に加え自動車需要が回復してきていることもあり販売が増加し、日用品関連も巣ごもり需要を受け堅調に推移した。医薬向け加工箔での販売減少があったものの、部門全体の売上高は前年同期を上回った。」
電池外装用箔や日用品関連の販売が堅調で、箔部門全体の売上高は前年同期を上回った。一方、医薬向け加工箔の販売減少も記載されており、需要分野ごとの強弱は継続している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「箔部門においては、リチウムイオン電池外装用箔や正極材用箔がパソコン需要増加などにより販売が増加し、日用品関連も巣ごもり需要により堅調に推移したが、コンデンサ用箔や医薬向け加工箔などの販売が減少した結果、部門全体の売上高は前年同期を下回った。」
電池関連箔や日用品関連が堅調である一方、コンデンサ用箔・医薬向け加工箔の販売減少により、箔・粉末製品セグメントの売上高は前年同期を下回った。需要分野ごとの強弱が続いている。 - FY2020悪化有価証券報告書
「コンデンサ用箔の販売は、電子部品・ハイテク製品の需要減により大幅に減少した。」
車載向け電池関連箔の増加では補いきれず、コンデンサ用箔等の需要減少により箔・粉末製品セグメントは売上高6.7%減、営業利益39.9%減となった。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「箔部門においては、リチウムイオン電池外装用箔や正極材用箔は、スマートフォン向けやパソコン向けで販売量が減少したが、車載向けの販売量増加で補うことで前年同期を上回った。しかしながら、コンデンサ用箔などで電子部品やハイテク製品の需要減少の影響を受け、部門全体での売上高は前年同期を下回った。」
車載向け箔の増加で一部を補ったものの、スマートフォン・パソコン向けや電子部品・ハイテク製品の需要減少により箔部門全体の減収が続いている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「箔部門においては、医薬向け加工箔は前年同期を上回る販売となったが、リチウムイオン電池外装用箔や正極材用箔の販売量は中国における電機・電子関連製品での生産調整の影響を受けて減少し、箔部門全体での売上高は前年同期を下回った。」
中国の電機・電子関連製品の生産調整により、電池外装用箔・正極材用箔の販売量減少と箔部門の減収が発生している。 - FY2019対処有価証券報告書
「箔部門においては、医薬包材向け加工箔や食品向け撥水性加工箔の需要が伸び悩んだが、ICカード用アンテナ回路向け製品の需要が回復したことに加え、リチウムイオン電池の外装用箔やコンバータ向けアルミ箔の販売が堅調に推移し、部門全体で前期を上回る売上高・営業利益となった。」
低価格品競争・需要減少が続いていた箔部門で、電池関連箔などの販売堅調により部門全体の売上高・営業利益が前期を上回った。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「箔部門においては、リチウムイオン電池外装用箔や正極材用箔の販売量が増加し、部門全体での売上高は前年同期を上回った。」
低価格品競争や需要減少が記載されていた箔部門について、リチウムイオン電池関連箔の販売量増加と増収が続いている。 - FY2019-Q2対処有価証券報告書
「箔部門においては、リチウムイオン電池外装用箔や正極材用箔の販売量が増加し、箔部門全体の売上高は前年同期を上回った。」
従来、需要減少や低価格品競争が記載されていた箔部門で、リチウムイオン電池関連箔の販売量増加と増収が記載されている。ただし、低価格品競争そのものへの直接の言及はない。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「電子材料部門においては、アルミ電解コンデンサ用電極箔は、工場の自動化投資の拡大や、自動車の電装化・電動化の進展により需要が増加し、前期を上回る売上となったが、採算面では、海外生産品との競争激化などにより、前期並みとなった。」
需要増加がある一方、海外生産品との競争激化が採算を抑制する要因として実績に現れている。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「箔部門においては、アルミ電解コンデンサ用箔は中国を中心とした海外品の伸長など競争激化の影響により、販売量が前年同期を下回った。」
中国を中心とする海外低価格品等との競争激化が、アルミ電解コンデンサ用箔の販売量減少として続いている。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「箔部門においては、アルミ電解コンデンサ用箔では国内の需要が伸びない中、中国を中心に低価格品の厳しい攻勢もあり、販売量は前年同期を下回った。」
国内需要の伸び悩みと中国を中心とする低価格品の攻勢が、アルミ電解コンデンサ用箔の販売量減少として続いている。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「箔部門においては、アルミ電解コンデンサ用高純度アルミ箔は需要低迷が続いたことに加え、低価格品の攻勢もあり販売量は前年同期を下回った。」
高純度アルミ箔で需要低迷と低価格品の攻勢が続き、販売量が前年同期を下回った。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「電解コンデンサ用高純度アルミ箔は、新製品の販売が堅調に推移し、全体としての需要も回復傾向にあるが、その一方で価格競争も厳しさを増したため、前期を下回る販売量となった。」
新製品や需要回復がある一方、価格競争の激化により高純度アルミ箔の販売量が前期を下回った。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「箔部門においては、アルミ電解コンデンサ用箔の需要は回復しているものの、海外品を含む低価格品の攻勢もあり、販売量は前年同期を下回った。一般箔についてもリチウムイオン電池向け外装用箔の販売量が減少し、箔部門全体の売上高は前年同期を下回った。 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の箔、粉末製品セグメントの売上高は前年同期の778億14百万円に比べ61億1百万円(7.8%)減の717億13百万円、営業利益は前年同期の60億86百万円から13億23百万円(21.7%)減の47億63百万円となった。」
海外を含む低価格品の攻勢や一部用途の需要減少が販売量・売上高に現れ、箔、粉末製品セグメントの営業利益は前年同期比21.7%減となった。