生産設備の立上げトラブルによる費用増
FY2019-Q2に初出。6回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q2。直近の記載はFY2026。
三菱製鋼がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より5年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。11社中5社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに2社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「MSSC CANADAは販売は好調であったものの、設備トラブルや、関税などの外的要因でコストが悪化しており、当連結会計年度において営業損失を計上し、減損の兆候を識別しました。」
北米子会社で設備トラブルに伴うコスト悪化と営業損失が生じ、過去に緩和された生産設備関連リスクが再び顕在化している。 - FY2021対処有価証券報告書
「営業利益は、前期の北米子会社の新製品立ち上げトラブルの解消や、減損計上による償却負担の減少に加え、継続的なコスト削減及び第2四半期以降の需要回復により、下期大幅に損益を改善しました。」
北米子会社の新製品立ち上げトラブルは解消し、継続的なコスト削減等とともに下期の損益改善に寄与した。 - FY2021-Q1対処有価証券報告書
「営業利益は、売上減の影響が大きく、北米子会社の新製品立ち上げ時の生産トラブル解消や、前期に行った減損計上による償却負担の減少及び経費削減等の改善があったものの、前年同期比7億2千9百万円損失が拡大し、10億5千9百万円の損失(前年同期は営業損失3億3千万円)となりました。」
北米子会社の新製品立ち上げ時の生産トラブルは解消したと記載された。一方、売上減の影響によりばね事業の損失は拡大した。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「営業利益は、固定資産の減損損失の計上による償却負担の減少及び固定費・一般管理費等のコスト削減があったものの、国内外での売上減の影響に加え、北米の新製品立ち上げ時の生産トラブルによるコスト増があり、前年同期比4億1千万円減益の11億2千5百万円の損失(前年同期は営業損失7億1千4百万円)となりました。」
北米の新製品立ち上げ時の生産トラブルが継続してコスト増要因となり、コスト削減や減損後の償却負担減少があったにもかかわらず、ばね事業の営業損失は前年同期の7億1,400万円から11億2,500万円へ拡大した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「営業利益は、北米子会社において、売上減に加え新製品の生産トラブルによりコストが増加したことと、欧州子会社でも自動車需要の低迷の影響を受けたことにより、前年同期比5億4千8百万円減益の9億9千6百万円の損失(前年同期は営業損失4億4千7百万円)となりました。」
生産設備・新製品の立上げトラブルによる費用増が北米子会社で継続し、欧州子会社の需要低迷も重なって、ばね事業の営業損失が前年同期より拡大した。 - FY2019-Q2初出有価証券報告書
「営業利益は、北米子会社における材料価格の市況変動や、関税引き上げに伴う材料費用の増加に加え、コスト改善を目的に導入した生産設備の立上げトラブル等に起因した費用の増加などもあり、前年同期比9億4千7百万円減益の4億7千万円の損失となりました。」
コスト改善を目的に導入した生産設備の立上げトラブルが実際に発生し、ばね事業の費用増加と営業損失の要因として開示された。