原燃料調達価格・数量および電力価格の変動
FY2017に初出。18回の記載のうち11回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q1。直近の記載はFY2025。
新日本電工がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。167社中121社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに55社。
- FY2025悪化有価証券報告書
「利益面においては定期修繕による生産減少やマンガン鉱石市況が低調に推移したことによる在庫影響等により減益となりました。持分法適用会社の2社から成る海外合金鉄事業においては、フェロシリコン等、製品市況の悪化により損失が拡大しました。」
定期修繕、マンガン鉱石市況低迷による在庫影響、海外製品市況悪化により、原燃料・市況変動リスクが国内外の利益悪化として顕在化している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当連結会計年度は、3月に発生した豪州でのサイクロン被害によるマンガン鉱石出荷停止の影響で原料のマンガン鉱石市況が一時的に上昇した一方、製品市況の上昇は世界的な鉄鋼需要低迷を背景として限定的となりました。」
豪州サイクロンによるマンガン鉱石出荷停止が原料市況上昇として実際に発生し、製品市況の上昇が限定的な中で原料・製品価格差のリスクが継続している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「一方で、エネルギー及び原材料価格の高騰の継続など、国内製造業における厳しい環境は継続しました。」
エネルギー・原材料価格の高騰が通期で継続し、マンガン鉱石の在庫影響と電力コスト上昇による製造原価・利益への影響が実績化している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「一方、主原料のマンガン鉱石市況も引き続き安値で推移したものの、前年購入の高い原料価格が反映された期首在庫により主原料コストが押し上げられたことによる在庫影響や電力コストの上昇により製造原価は上昇しました。」
前年購入の高値原料による期首在庫影響と電力コスト上昇により、製造原価の上昇が実績として継続している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「我が国の経済は、新型コロナウイルス感染対策の緩和を受けた経済活動の正常化に伴い、緩やかに持ち直しの動きが見られた一方でエネルギー価格や原材料価格の高騰は継続しており、国内製造業にとっては厳しい環境が続いています。」
エネルギー価格・原材料価格の高騰が継続し、国内製造業にとって厳しい環境が続いている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「一方、期首在庫影響による原材料使用価格の上昇及び電力コストの上昇により、製造原価は上昇しました。」
原材料使用価格と電力コストの上昇が製造原価の上昇として実際に表れており、原燃料・電力価格リスクが悪化している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「また、自然災害等による仕入先の操業停止、出荷停止、物流寸断等により、電力を含む原燃料等の調達に支障が生じた場合、生産活動の制約を受け、業績に影響を与える可能性があります。」
原燃料価格の高騰に加え、仕入先の操業・出荷停止や物流寸断による電力を含む原燃料調達の支障をリスクとして明示している。実績面でもマンガン鉱石・コークス等の価格高騰により製造原価が上昇している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「マンガン鉱石、コークス、レアアース、原油等の原燃料価格は国際市況に連動しており、国際的な資源需給の変動、資源輸出国における経済・社会情勢等の変化、巨大化した資源資本の行動様式の変化、天災地変等に起因する市況変動等が業績に影響を与える可能性があります。当社グループにおける製造原価には電力が相応の割合を占めている為、原燃料の価格変動に起因する電力価格の変動が、業績に影響を与える可能性があります。」
原燃料価格の変動リスクに加え、製造原価に占める電力の割合と、原燃料価格変動を通じた電力価格上昇の影響を明示している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「ロシアによるウクライナ侵攻により、資源価格が昨年にも増して高騰し、その影響が長期化する見通しとなっており予断を許さない状況が続いています。」
原燃料価格の変動リスクについて、ウクライナ侵攻を背景とする資源価格の高騰と、その影響の長期化見通しが具体的に記載されている。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「経常利益は、棚卸資産評価損の戻し入れが大幅に減少したことにより前年同期を下回りましたが、この影響を除くと原材料コストが前年同期と比較して低減したこともあり、約3,000百万円好転しております。」
原材料コストが前年同期比で低減し、棚卸資産評価損の戻し入れ減少の影響を除けば約30億円好転していると記載している。 - FY2020対処有価証券報告書
「また、一定数量以上の原料在庫の確保や原料ソース分散により、自然災害等による生産活動の制約のリスクの低減に努めております。」
原燃料価格・数量、電力価格、調達途絶のリスクに対し、柔軟な契約、安価原料、原料ソース分散、一定量の在庫確保などの対策を明示している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「一方で、原材料コストは、2019年末に実施した棚卸資産評価による帳簿価額切り下げにより大きく低減しました。」
原材料コストは、原材料市況の変動に加え、棚卸資産評価による帳簿価額切下げの影響で低減している。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「2019年末に実施した棚卸資産評価による帳簿価額切り下げにより原材料コストは大きく低減しました。」
原材料市況・コストによる収益圧迫について、棚卸資産評価による帳簿価額切下げもあり、原材料コストが大きく低減している。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「原材料市況下落と前期末に実施した棚卸資産評価による帳簿価額切下げにより原材料費は大きく低減し営業利益は前年同期を上回りました。」
従来収益を圧迫していた原材料市況について、当四半期は市況下落により原材料費が大きく低減している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「営業利益につきましては、マンガン鉱石をはじめとする原材料市況高止まりの継続と、合金鉄製品市況弱含み推移により、前年同期を大幅に下回りました。」
原材料市況の高止まりと合金鉄製品市況の弱含みが継続し、営業利益が前年同期を大幅に下回る実績として表れている。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「営業利益につきましては、マンガン鉱石をはじめとする原材料市況高止まりの継続と、合金鉄製品市況弱含み推移により、前年同期を大幅に下回りました。」
原材料市況の高止まりと製品市況の弱含みによる原燃料価格・製品価格リスクが継続している。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「営業利益につきましては、マンガン鉱石をはじめとする原材料市況の高止まりと、合金鉄製品市況が弱含みにて推移したことにより、当社想定数値の確保が困難となり、前年同期を大幅に下回りました。」
原材料市況の高止まりが合金鉄事業の営業利益を大幅に下回らせる要因として実績に表れている。 - FY2017初出有価証券報告書
「マンガン鉱石、コークス、レアアース、原油等の価格は、国際市況に連動しており、国際的な資源需給の変動、資源輸出国における経済・社会情勢等の変化、巨大化した資源資本の行動様式の変化、天災地変等に起因する市況変動が、業績に影響を与える可能性があります。また、国内エネルギー事情の変化に起因する電力価格の変動も、業績に影響を与える可能性があります。」
マンガン鉱石、コークス、レアアース、原油等の原燃料価格・数量と、国内エネルギー事情に伴う電力価格の変動をリスクとしている。