サプライチェーン混乱・地政学的リスク
FY2022に初出。10回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2024。直近の記載は2026-08-07。
バンドー化学がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。36社中21社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに13社。
- 2026-08-07悪化決算
「中東情勢の影響により先行き不透明な状況が続いておりますが、現時点では連結業績予想に変更はありません。」
中東情勢による先行き不透明感を引き続き記載した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、貿易・関税政策を巡る不確実性や地政学的緊張が継続するなか、中国において内需の低迷が続いたものの、米国では個人消費が底堅く推移し、AI関連分野を中心に生産や投資の拡大がみられました。」
地政学的緊張に加え、貿易・関税政策を巡る不確実性を明示した。中国の内需低迷が続く一方、米国のAI関連投資などによる回復も記載している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、地政学的緊張の高まりが長期化するなか、中国における景気回復の遅れや、米国における個人消費の減速感、また製造業における停滞基調が一部地域でみられるなど、全般として景気回復が緩やかにとどまる状況で推移いたしました。」
地政学的緊張の長期化を背景に、中国・米国・一部地域の経済減速を記載し、サプライチェーン・地政学リスクの不確実性が継続している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「今後の見通しにつきましては、根強いインフレによる需要低迷や地政学的緊張の高まりなど、世界経済にとって不確実性の高い状況が継続することが予想されます。」
インフレによる需要低迷と地政学的緊張の高まりを、今後も継続する世界経済の不確実性として記載した。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「欧州でも、エネルギー価格の高騰による原材料価格の上昇や外需の不調を受けて、景気の低迷が継続いたしました。また、アジア地域においても、海外需要の回復の鈍さを受け、外需依存度の高い国を中心に、景気の減速が続きました。」
欧州ではエネルギー価格高騰・原材料価格上昇と外需不調による景気低迷が続き、アジアでも海外需要の回復鈍化を背景に景気減速が継続している。 - FY2023-Q3エネルギー・インフレ悪化と供給制約緩和の併存有価証券報告書
「欧州においても、高インフレやエネルギー価格の高止まりが重石となり、景気は後退局面に入りました。また、欧州では、サプライチェーンの混乱が解消しつつあり、自動車生産台数は前年水準で推移いたしました。」
高インフレ・エネルギー価格高止まりによる欧州景気の後退が記載される一方、自動車分野ではサプライチェーン混乱が解消しつつあるとされ、リスク要因の悪化と緩和が併存している。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「また、欧州では、エネルギー価格の高止まりや政策金利の引き上げが重石となり、景気が減速いたしました。」
従来リスクとして示されていたエネルギー価格上昇について、欧州景気を減速させる実際の要因として記載している。 - FY2022初出有価証券報告書
「サプライチェーンの混乱、エネルギー価格や素材価格の上昇、地政学的リスクの顕在化など、世界経済にとって不確実性の高い状況が続くものと予想されます。」
サプライチェーン混乱と地政学的リスクの顕在化を、今後の世界経済の不確実性として初めて明示している。