欧州事業の低調と拡販先行コスト
FY2016-Q2に初出。33回の記載のうち15回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017。直近の記載はFY2026-H1。
サカタインクスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。18社中9社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに4社。
- FY2026-H1対処有価証券報告書
「メタルインキは主要顧客向けで販売が好調に推移し、パッケージ関連の販売も上向きました。売上高は、販売が好調であったことに加え、為替換算の影響があったことなどから、128億6千2百万円(前年同期比22.1%増加)となりました。利益面では、好調な販売による増益効果などから、営業利益は5億4千7百万円(前年同期比211.2%増加)となりました。」
欧州ではメタルインキとパッケージ関連の販売が上向き、売上高は22.1%増、営業利益は211.2%増となり、前期の小幅減益から改善した。 - FY2025販売横ばい・小幅減益有価証券報告書
「利益面では、原材料価格は安定的に推移したものの、販売がやや伸び悩んだことや前第1四半期は一部製品で特需があったことの反動などから、営業利益は6千4百万円(前期比3.0%減少)となりました。」
欧州は売上高が0.6%増加した一方、販売の伸び悩みと前年の特需反動により営業利益は3.0%減少した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「パッケージ関連では順調に拡販が進んだ第1四半期からは販売がやや落ち込んだ一方、メタルインキの販売は堅調でした。売上高は、全体としては販売がやや落ち込んだことなどから、105億3千万円(前年同期比5.4%減少)となりました。利益面では、原材料価格は安定的に推移したものの、販売がやや低調であったことや昨年第1四半期は一部製品で特需があったことの反動などから、営業利益は1億7千5百万円(前年同期比16.3%減少)となりました。」
欧州では第1四半期から販売が落ち込み、原材料価格が安定していたにもかかわらず、売上高5.4%減、営業利益16.3%減となった。 - FY2024-H1再掲有価証券報告書
「パッケージ関連を中心として拡販が進み、需要の落ち込みなどから持ち直しの動きもあったことに加え、メタルインキの販売が回復基調であったことやドイツからの販売も前年同期を上回るなど、販売は堅調に推移しました。売上高は、販売価格が下落した影響があるものの、販売数量が増加したことなどから、111億3千万円(前年同期比16.7%増加)となりました。利益面では、販売数量が増加したことに加え、原材料価格が前年同期を下回る水準で推移したことなどから、営業利益は2億1千万円(前年同期は3億8千3百万円の営業損失)となりました。」
欧州では販売の回復基調と原材料価格低下が続き、売上高は16.7%増加し、営業利益は前年同期の損失から2億10百万円の利益となった。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「パッケージ関連を中心として需要の落ち込みなどから持ち直しの動きがあるなか、メタルインキの販売が堅調であったことに加え、ドイツからの販売も好調であったこともあり、販売は回復基調で推移しました。売上高は、販売数量が増加したことに加え、円安による為替換算の影響を受けたことなどから、55億1千8百万円(前年同期比18.1%増加)となりました。利益面では、販売数量が増加したことに加え、原材料価格が前年同期を下回る水準で推移したことなどから、営業利益は2億7百万円(前年同期は1億4千3百万円の営業損失)となりました。」
欧州では需要落ち込みから持ち直し、販売が回復基調となった。売上高は18.1%増加し、営業利益は前年同期の損失から207百万円の利益へ転じた。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「パッケージ関連を中心として拡販に取り組んだものの、欧州経済の低迷により顧客での需要減が続いていることもあり販売数量に関しては低調に推移しました。売上高は、販売価格の改定が進んだことに加え、円安による為替換算の影響を受けたことなどから、147億2千3百万円(前年同期比2.2%増加)となりました。利益面では、販売価格の改定効果が寄与したものの、販売数量が低調に推移したことや、一部で原材料高の影響が残っていることに加え、人件費などの経費が増加した影響もあり4億9千6百万円の営業損失(前年同期は3億4千1百万円の営業損失)となりました。」
欧州経済の低迷と需要減が続き、営業損失は前年同期の341百万円から496百万円へ拡大した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「利益面では、販売価格の改定効果が寄与したものの、販売数量が伸び悩んだことや、人件費などの経費が増加した影響もあり3億8千3百万円の営業損失(前年同期は3億4千7百万円の営業損失)となりました。」
欧州では販売数量の伸び悩みと人件費等の経費増加により、営業損失が前年同期の347百万円から383百万円へ拡大した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「利益面では、販売価格の改定効果が寄与したものの、販売数量が伸び悩んだことや原材料価格が一部で高止まりしていることに加え、人件費などの経費が増加した影響もあり1億4千3百万円の営業損失(前年同期は1億9百万円の営業損失)となりました。」
欧州では販売数量の伸び悩み、原材料価格の高止まり、人件費等の経費増加により、営業損失が前年同期の109百万円から143百万円へ拡大した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「利益面では、販売数量の増加や販売価格の改定効果が寄与したものの、原材料高の影響に加え、ユーティリティコストや物流コスト・人件費など経費が大きく増加した影響もあり5億7千1百万円の営業損失(前期は1億8千8百万円の営業損失)となりました。」
欧州は増収となったが、原材料高、ユーティリティコスト、物流コスト及び人件費の増加により営業損失が188百万円から571百万円へ拡大した。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「利益面では、販売数量の増加や販売価格の改定効果が寄与したものの、原材料高の影響に加え、電気・ガスといったユーティリティコストが大きく増加したことや、物流コスト・人件費などの経費も増加したことにより3億4千7百万円の営業損失(前年同期は4千7百万円の営業利益)となりました。」
欧州は増収となり販売数量・価格改定効果も寄与したが、原材料高、ユーティリティコスト、物流コスト、人件費の増加により前年同期の営業利益から営業損失へ転じた。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「利益面では、販売数量の増加や販売価格の改定効果が寄与したものの、原材料高の影響に加え、輸送コストや、電気・ガスといったユーティリティコストなどの経費が増加したことにより1億9百万円の営業損失(前年同期は5千7百万円の営業利益)となりました。」
欧州は増収となった一方、原材料高、輸送コスト、電気・ガス等のユーティリティコスト増加により、前年同期の営業利益から営業損失へ転じた。 - FY2021-Q3前進有価証券報告書
「利益面では、原材料高の影響があったものの、販売数量の増加及び新規連結による増益に加え、組織再編や生産能力増強によるコスト削減が寄与したことなどから、2百万円の営業損失(前年同期は4億5百万円の営業損失)となりました。」
欧州では新規連結、組織再編、生産能力増強によるコスト削減などにより、営業損失が前年同期の405百万円から2百万円へ大幅に縮小した。 - FY2021-Q2前進有価証券報告書
「利益面では、販売数量の増加及び新規連結による増益に加え、組織再編や生産能力増強によるコスト削減が寄与したことなどから、営業利益は4千7百万円(前年同期は2億5千4百万円の営業損失)となりました。」
欧州では新規連結、組織再編、生産能力増強によるコスト削減が寄与し、営業損失から営業利益へ転換した。 - FY2021-Q1前進有価証券報告書
「前年同期比では感染症の影響に伴う需要増に対する反動減があったものの、全体としては販売が堅調に推移しました。売上高は、ドイツの子会社を連結の範囲に含めたことに加え、欧州通貨高・円安による為替換算の影響を受けたことなどから、38億7千6百万円(前年同期比40.9%増加)となりました。利益面では、新規連結による増益に加え、組織再編や生産能力増強によるコスト削減が寄与したことなどから、営業利益は5千7百万円(前年同期は7千8百万円の営業損失)となりました。」
欧州は新規連結、組織再編、生産能力増強によるコスト削減などにより、営業損失から営業利益へ転換し、売上高も前年同期比40.9%増加した。 - FY2020前進有価証券報告書
「利益面では、感染症の影響により一部原材料の高騰があったものの、販売数量の増加に加え、組織再編や生産体制の強化によるコスト削減が寄与したことなどから赤字幅が減少し、4億3千2百万円の営業損失(前期は9億8千5百万円の営業損失)となりました。」
欧州は販売数量増加と組織再編・生産体制強化によるコスト削減により、営業損失が985百万円から432百万円へ縮小した。 - FY2020-Q3対処有価証券報告書
「利益面では、感染症の影響により一部原材料の高騰があったものの、販売数量の増加に加え、組織再編や生産体制の強化によるコスト削減が寄与したことなどから赤字幅が減少し、4億5百万円の営業損失(前年同期は5億8千1百万円の営業損失)となりました。」
欧州では販売数量の増加と組織再編・生産体制強化によるコスト削減により、営業損失が581百万円から405百万円へ縮小した。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「利益面では、販売数量の増加に加え、組織再編や生産体制の強化によるコスト削減が寄与したことなどから赤字幅が減少し、2億5千4百万円の営業損失(前年同期は3億7千1百万円の営業損失)となりました。」
欧州では販売数量の増加と組織再編・生産体制強化によるコスト削減により、営業損失が371百万円から254百万円へ縮小した。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「利益面では、販売数量の大幅な増加に加え、組織再編や生産体制の強化によるコスト削減が寄与し始めたことなどから赤字幅が減少し、7千8百万円の営業損失(前年同期は1億8千4百万円の営業損失)となりました。」
欧州では販売数量の増加と組織再編・生産体制強化によるコスト削減が寄与し、営業損失が前年同期の184百万円から78百万円へ縮小した。 - FY2019悪化有価証券報告書
「利益面では、一部の原材料価格の高騰が影響したことに加え、販売数量の増加に対する生産体制の強化に時間を要しており、人件費及び外注費が嵩み、運賃などの販売コストや買収関連の一時費用も膨らんだことなどから、9億8千5百万円の営業損失(前期は7億9千1百万円の営業損失)となりました。」
欧州は販売体制強化により増収となった一方、原材料高、生産体制強化の遅れ、人件費・外注費・運賃および買収関連費用により営業損失が791百万円から985百万円へ拡大した。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「利益面では、一部の原材料価格の高騰が続くなど原材料高が影響したことに加え、販売数量の増加に対する生産体制の強化に時間を要しており、人件費や外注費などが嵩んだことに加え、運賃などの販売コストも膨らんだことなどから、5億8千1百万円の営業損失(前年同期は4億2千万円の営業損失)となりました。」
欧州は売上高が5.9%増加した一方、原材料高、生産体制強化の遅れ、人件費・外注費・運賃の増加により営業損失が前年同期の420百万円から581百万円へ拡大した。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「利益面では、一部の原材料価格の高騰が続くなど原材料高が影響したことに加え、販売数量の増加に対する生産体制の強化に時間を要しており、人件費や外注費などのコスト負担が嵩んだことなどから、3億7千1百万円の営業損失(前年同期は2億1千5百万円の営業損失)となりました。」
欧州は増収となった一方、原材料高と生産体制強化の遅れに伴う人件費・外注費負担により、営業損失が前年同期より拡大した。 - FY2018悪化有価証券報告書
「利益面では、年後半に一段と進んだ原材料高の影響や競争激化による利益率の低下に加え、生産・販売体制の再編に伴う一時的な費用負担が嵩んだことなどが響き、7億9千1百万円の営業損失(前期は2千5百万円の営業利益)となりました。」
欧州は売上高が前期比6.2%増加した一方、原材料高、競争激化、生産・販売体制再編の一時費用により、営業利益が前期の25百万円の利益から791百万円の損失へ転じた。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「利益面では、原材料高が一段と進んだことや競争激化による利益率の低下に加え、販売価格の改定が遅れたことなどが響き、4億2千万円の営業損失(前年同期は1億4千4百万円の営業利益)となりました。」
欧州は売上高が前年同期比6.2%増加した一方、原材料高の進展、競争激化による利益率低下、販売価格改定の遅れにより、前年同期の営業利益から営業損失へ転じた。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「パッケージ関連を中心として拡販に取り組んだ結果、第2四半期に入り販売が上向いてきました。売上高は、現地通貨高・円安による為替換算の影響を受けたことなどから、46億5千6百万円(前年同期比5.9%増加)となりました。利益面では、原材料高の影響や競争激化による利益率の低下などが響き、2億1千5百万円の営業損失(前年同期は1億4千2百万円の営業利益)となりました。」
欧州は販売が上向き売上高が5.9%増加した一方、原材料高と競争激化による利益率低下により、前年同期の営業利益から2億15百万円の営業損失へ転じた。 - FY2018-Q1悪化有価証券報告書
「利益面では、販売数量が低調であったことに加え、原材料価格の上昇の影響や競争激化による利益率の低下などが響き、1億5千6百万円の営業損失(前年同期は9千5百万円の営業利益)となりました。」
欧州事業は売上高が2.1%増加した一方、原材料価格上昇と競争激化による利益率低下により、前年同期の営業利益から156百万円の営業損失へ転じた。 - FY2017悪化有価証券報告書
「売上高は、販売数量が増加したことなどから、87億7千7百万円(前期比12.3%増加)となりました。利益面では、販売数量の増加が寄与したものの、原材料費をはじめとして人件費などのコストが増加し、急激なポンド安に伴う一時的要因により利益が拡大した前期からは減益となり、営業利益は2千5百万円(前期比88.3%減少)となりました。」
欧州は再構築と拡販により増収となった一方、原材料費・人件費の増加と前期の一時的なポンド安効果の反動により、営業利益が前期比88.3%減少した。 - FY2017-Q3対処有価証券報告書
「パッケージ関連を中心とした生産・販売体制の再構築に取り組み、全体として拡販が進みました。売上高は、販売数量が増加したことなどから、65億7千8百万円(前年同期比9.5%増加)となりました。」
欧州では生産・販売体制の再構築と拡販が続き、売上高は9.5%増加した。一方、原材料費の増加などにより営業利益は前年同期比31.8%減少した。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「パッケージ関連を中心とした生産・販売体制の再構築に取り組み、全般的に拡販が進みました。売上高は、円高による為替換算の影響を受けたものの、販売数量が増加したことなどから、43億9千7百万円(前年同期比8.5%増加)となりました。利益面では、販売数量の増加が寄与したことなどから、営業利益は1億4千2百万円(前年同期は0百万円の営業損失)となりました。」
欧州事業では生産・販売体制の再構築を継続し、売上高が8.5%増加、営業利益は前年同期の損失から142百万円の利益に転じている。 - FY2017-Q1対処有価証券報告書
「パッケージ関連を中心とした拡販や生産・販売体制の再構築に取り組み、全般的に拡販が進みました。売上高は、円高による為替換算の影響を受けたものの、販売数量が増加したことから、21億7千7百万円(前年同期比6.9%増加)となりました。利益面では、販売数量の増加が寄与したことなどから、営業利益は9千5百万円(前年同期比646.2%増加)となりました。」
欧州事業では拡販に加えて生産・販売体制の再構築に取り組み、売上高が6.9%増、営業利益が646.2%増となった。 - FY2016-Q3対処有価証券報告書
「主力であるパッケージ関連を中心とした拡販に取り組み、第3四半期に入り全体として持ち直してきました。」
欧州事業は第3四半期に入り持ち直し、営業利益も前年同期の営業損失から2億1千1百万円の営業利益に転じた。ただし、売上高は前年同期比12.8%減少し、拡販先行コストも増加している。 - FY2016-Q2初出有価証券報告書
「主力であるパッケージ関連の拡販に取り組んだものの、全体としてはやや低調に推移しました。売上高は、円高による為替換算の影響を受けた結果、40億5千4百万円(前年同期比11.3%減少)となりました。利益面では、ポンド安に伴う販売単価の上昇が一部寄与したものの、広告宣伝費などの拡販に向けた先行コストの増加や販売数量の減少などにより、0百万円の営業損失(前年同期は4百万円の営業利益)となりました。」
欧州では売上高が前年同期比11.3%減少し、拡販先行コストや販売数量減少により営業損失となっている。