Transform!2020の施策実行・目標未達リスク
FY2017に初出。13回の記載のうち12回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018。直近の記載はFY2025。
H.U.グループホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より6年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。18社中11社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに6社。
- FY2025顕在化有価証券報告書
「2つ目の固定費削減および収益性改善については、着手したものの未達に終わり、今後の課題と捉えております。」
前中計の固定費削減・収益性改善目標について、未達という結果が会社自身の総括として示された。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度の売上高は236,950百万円(前期比9.2%減)となりました。利益では、主に検査・関連サービス事業および臨床検査薬事業における新型コロナウイルス関連売上高の減収により減益となりました。その結果、営業損失は4,043百万円(前期は営業利益23,381百万円)、経常損失は7,241百万円(前期は経常利益22,010百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は7,553百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益15,676百万円)となりました。」
中期計画の実行環境に関するリスクが、通期の減収および営業損失・経常損失・当期純損失として実績に現れている。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「2024年3月期につきましては、PCR検査をはじめとする新型コロナウイルス感染症関連検査の減少に加え、ベース事業に係る検査業務量の回復が当初の想定よりも大幅に遅延していること等により、下記のとおりとなる見込みです。」
新型コロナウイルス関連検査の減少とベース事業の回復遅延により、2024年3月期予想を売上高2,450億円から2,400億円、EBITDA360億円から250億円、営業利益140億円から40億円等へ引き下げている。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「前中期経営計画『Transform! 2020』においては、受託臨床検査事業(CLT事業)および臨床検査薬事業(IVD事業)における顧客獲得の未達、CLT事業における固定費削減の遅延、セールスミックスの変化、想定を上回る価格下落影響等により数値目標は大幅な未達となりました。」
Transform!2020の目標未達リスクが、顧客獲得未達、固定費削減遅延、価格下落等による大幅未達として実際に発生したと総括されている。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間においては、受託臨床検査事業における検査項目のセールスミックスが変化したことに加え、当第3四半期以降より発現を見込んでいた固定費削減が諸施策の遅延により想定に至らず、また、新規育成事業及びその他においても計画未達となったこと等により営業利益は想定を下回りました。」
固定費削減施策の発現遅延、新規育成事業等の計画未達、検査項目のセールスミックス変化が発生し、営業利益が想定を下回った。これらを踏まえ、通期営業利益等の予想が下方修正された。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「その主な要因は、売上高においては、受託臨床検査事業において想定以上に価格が下落したこと、並びに受託臨床検査事業及び臨床検査薬事業において新規顧客獲得が遅延したことであり、営業利益においては、売上高の未達に加え、受託臨床検査事業における業務効率化施策効果の発現遅延、並びに受託臨床検査事業におけるアジア展開及び臨床検査薬事業におけるOEM事業強化のための一定の先行投資の発生などであります。」
価格下落、新規顧客獲得の遅延、効率化効果の発現遅延、アジア展開・OEM強化の先行投資により、修正後中期計画の数値目標が未達見込みとなる状況を再確認している。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「臨床検査薬事業における日赤事業の契約が終了したこと及び新規大口顧客獲得に伴う先行費用が発生したこと等により、営業利益は3,100百万円(前年同四半期比9.8%減)、経常利益は2,368百万円(前年同四半期比18.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,155百万円(前年同四半期比37.3%減)となりました。」
中期計画の成長施策に伴う先行費用が当第1四半期にも発生し、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益の減少要因となった。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「2020年3月期につきましては、継続して本中期計画の施策に取り組み、売上成長が加速すると見通しているものの、本中期計画で開示した数値目標(2018年5月10日修正)には未達となる見込みです。」
売上成長施策の遅延、価格下落、新規顧客獲得の遅延、先行投資等により、修正後の中期計画数値目標が未達となる見込みと明示された。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「これらの結果といたしまして、当第3四半期連結累計期間の売上高は135,247百万円(前年同四半期比11.1%減)となりました。利益面では、各事業における将来の成長のための先行費用が発生したことなどにより、営業利益は11,382百万円(前年同四半期比27.5%減)となりました。」
売上成長施策の遅延と成長のための先行費用に関連し、第3四半期累計でも売上高・営業利益の減少と先行費用の発生が実績として示されている。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「これらの結果といたしまして、当第2四半期連結累計期間の売上高は89,664百万円(前年同四半期比13.7%減)となりました。利益面では、各事業における将来の成長のための先行費用が発生したことなどにより、営業利益は7,023百万円(前年同四半期比45.6%減)となりました。」
成長のための先行費用が第2四半期累計でも減益要因として実際に発生し、売上成長施策の遅延等を背景に修正された中期計画の負担が業績に現れている。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「利益面では、各事業における将来の成長のための先行費用が発生したことなどにより、営業利益は3,439百万円(前年同四半期比52.3%減)、経常利益は2,916百万円(前年同四半期比57.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,844百万円(前年同四半期比59.9%減)となりました。」
成長のための先行費用が第1四半期の減益要因として実際に発生しており、Transform!2020の施策実行に伴う負担が業績に現れている。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「なお、売上成長施策が計画より遅延したこと及び成長のための先行費用が生じたこと等により、本年5月には、本中期計画の最終年度である2020年3月期の経営数値目標を修正致しました。」
売上成長施策の遅延と先行費用の発生が実績として記載され、中期計画目標の修正に至っている。 - FY2017初出有価証券報告書
「しかしながら、新中期計画における取組み及び目標は、当社の経営目標を表す将来予想であり、これらの取組みを実施し、目標を達成する能力は、上記(1)ないし(10)に記載のリスク及び不確実性の影響を受けることから、新中期計画の目標達成が困難となる場合も想定されます。」
新中期計画の数値目標と施策について、競争激化、市場価格下落、研究開発投資の不奏功、顧客ニーズ変化、アライアンス不調、制度変更、海外・為替リスク等により達成困難となる可能性を明示している。