新株予約権行使による株式価値希薄化リスク
FY2019に初出。9回の記載のうち6回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020-Q1。直近の記載はFY2023-Q3。
ウィルズがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。54社中28社が悪化側に。
直近の記載が「引き上げ」なのは、ほかに2社。
- FY2023-Q3引き上げ有価証券報告書
「2023年8月28日取締役会決議により発行した新株予約権 新株予約権の数800個 新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数 普通株式 80,000」
2023年8月に取締役1名へ新株予約権800個、普通株式80,000株相当を発行した。権利行使は未発生だが、潜在的な希薄化エクスポージャーが再び発生した。 - FY2022対処有価証券報告書
「当事業年度において新株予約権の行使により発行済株式数が1,324,800株増加しております。」「第19期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。」
2022年12月期に残存していた新株予約権の行使により1,324,800株が増加し、期末時点では潜在株式が存在しない状態となった。希薄化は実際に発生した一方、将来の追加的な新株予約権行使による潜在的希薄化は解消された。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「2022年1月1日~2022年3月31日(注)226,800 19,956,400 4,762 223,462 4,762 223,009(注)新株予約権の行使による増加であります。」
当第1四半期に新株予約権の行使により226,800株が増加し、資本金及び資本準備金がそれぞれ4,762千円増加した。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「当事業年度において新株予約権の行使により442,800株増加しております。」
2021年12月期に新株予約権の行使により発行済株式数が442,800株増加し、希薄化が追加的に発生した。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「2021年4月1日~2021年6月30日(注)415,200 19,702,000 8,719 218,119 8,719 217,666(注)新株予約権の行使による増加であります。」
第2四半期に新株予約権の行使により415,200株が増加し、資本金及び資本準備金がそれぞれ8,719千円増加した。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「当事業年度において新株予約権の行使により483,300株増加しております。」
新株予約権の行使による株式増加が2020年中にも発生した。一方、本書提出日現在の潜在株式は1,767,600株、株式総数の8.4%となり、前回開示時点の14.4%から比率は低下した。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「2020年4月1日~2020年6月30日(注)134,700 4,735,300 11,247 202,142 11,247 201,690(注)新株予約権の行使による増加であります。」
第2四半期に新株予約権の行使により134,700株の発行済株式数増加が発生し、希薄化リスクが追加的に実現した。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「2020年2月29日(注)3,000 4,600,600 250 190,895 250 190,442(注)新株予約権の行使による増加であります。」
新株予約権の行使により3,000株の発行済株式数増加が発生し、希薄化リスクの一部が実際の株式発行として現れた。 - FY2019初出有価証券報告書
「新株予約権による潜在株式は663,000株あり、株式総数(潜在株式を含む)の14.4%に相当します。」
新株予約権行使による1株当たり価値の希薄化と将来の株価形成への影響を記載している。