海外展開に伴う政治・経済・為替・知的財産リスク
FY2016に初出。26回の記載のうち9回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018。直近の記載はFY2026。
ソフト99コーポレーションがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。117社中72社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに73社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「当社グループは、ファインケミカル事業において、拡大する海外市場への展開を進めており、展開する国や地域において政治的・経済的・社会的不安定要素や、法律の改正や為替相場の変動、知的財産に関する問題、テロ・紛争等による社会的混乱等により販売面で影響を受け、売上高や利益面において低下する懸念があります。」
海外展開に伴う政治・経済・規制・為替・知的財産・紛争等の地域リスクと、仕向け地分散による低減方針を継続している。 - FY2026-H1再掲有価証券報告書
「ロシアでは、不安定な情勢が続いていることが出荷にも影響し、前期を下回りました。」
ロシアでは不安定な情勢による出荷低下が続いており、海外展開に伴う地域情勢リスクを継続して開示している。一方、他地域の増加により海外販売全体は前期を上回った。 - FY2025悪化有価証券報告書
「ロシアでは、当社製品の出荷が前期に比べ好調に推移しているものの、ウクライナ侵攻の長期化による輸出規制強化に伴い他社製品の仲介取引から撤退したことで前期を大幅に下回りました。」
ウクライナ侵攻の長期化・輸出規制強化により、他社製品の仲介取引からの撤退とロシア向け販売の大幅減少が続いた。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「ロシアでは、当社製品の出荷が前期に比べ好調に推移しているものの、ウクライナ侵攻の長期化による輸出規制強化に伴い他社製品の仲介取引から撤退したことで、ロシア全体では前期を大幅に下回りました。」
ウクライナ侵攻の長期化と輸出規制強化が、他社製品の仲介取引からの撤退とロシア向け販売の大幅減少として具体化した。 - FY2024再掲有価証券報告書
「ロシアでは、ウクライナ侵攻の継続により当社製品の出荷は前期に引き続き低調に推移しております。欧州エリアでは、SNSプロモーションが奏功しボディケア製品やガラスケア製品の出荷が好調に推移したことで前期を上回りました。」
ロシア向け出荷低調が続く一方、欧州ではSNSプロモーションにより販売を伸ばした。海外の政治・地域情勢リスクと販売補完の状況を継続して開示している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「ロシアでは、ウクライナ侵攻の継続により当社製品の出荷は前期に引き続き低調に推移しております。欧州エリアでは、現地での物価高に伴う消費意欲の低下により販売が低調に推移したことや、前期の巣ごもり消費需要に伴って好調だったボディケア製品の需要が減少したことで、前期を下回りました。」
ウクライナ侵攻によるロシア向け出荷低調と、欧州の物価高・消費意欲低下による販売低調が継続している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「ロシアでは、ウクライナ侵攻の継続により当社製品の出荷は前期に引き続き低調に推移しております。欧州エリアでは、ガラスケア製品で出荷が好調だったものの、現地での消費支出低下に伴い販売が低調に推移したことによって、前期を下回りました。」
ウクライナ侵攻によるロシア向け出荷低調と、欧州の消費支出低下による販売低調が継続している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「ロシアでは、ウクライナ侵攻の継続により当社製品の出荷は減少しました。欧州エリアでは、ウクライナ侵攻に起因する物流不安から景気が減速し、一部の国への出荷が落ち込んだことで前期を下回りました。」
ウクライナ侵攻の影響がロシアの出荷減少に加え、欧州の物流不安、景気減速、一部国向け出荷減少として継続した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「ロシアでは、ウクライナ侵攻により当社製品の出荷は、前期からの受注残の出荷を除き販売が減少しました。欧州エリアでは、ウクライナ侵攻に起因する物流不安から上期以降も景気が減速し、一部の国への出荷が落ち込んだことで前期を下回りました。」
ウクライナ侵攻の影響がロシアでの出荷減少に加え、欧州の物流不安・景気減速・一部国向け出荷減少へ広がっている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「ロシアでは、ウクライナ侵攻により当社製品の出荷は、前期からの受注残の出荷を除き大幅に減少となりました。欧州エリアでは、ウクライナ侵攻に起因する物流不安から景気が減速し、一部の国への出荷が落ち込んだことで前期を下回りました。」
ウクライナ侵攻の影響がロシアでの大幅な出荷減少だけでなく、欧州の物流不安・景気減速・一部国向け出荷減少にも及んだ。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「ロシアにおいては、ウクライナ侵攻の制裁による輸出制限により、現地での品不足が発生し、潤滑油などの消耗品の需要は高まったものの、情勢が不透明なため一部の出荷にとどまり、前期を下回りました。」
ウクライナ侵攻に対する制裁・輸出制限がロシアでの品不足と出荷制限として現れ、海外展開に伴う政治・地域情勢リスクが強まった。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「東南アジアでは、シンガポールやマレーシアにおいて現地代理店によるECチャネル向け販売が増加したものの、ミャンマーでの政情不安の影響や、ベトナムでの感染者増加に伴う商業施設の閉鎖などによる販売減少をカバーできず、前期を下回りました。」
ミャンマーの政情不安とベトナムの感染拡大・商業施設閉鎖が海外販売に影響する状況を継続している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「東南アジアでは、シンガポールやマレーシアにおいて現地代理店によるECチャネル向け販売が増加したものの、ミャンマーでの政情不安の影響や、ベトナムでの感染者増加に伴う商業施設の閉鎖などによる販売減少をカバーできず、前期を下回りました。」
ミャンマーの政情不安、ベトナムの感染拡大・商業施設閉鎖が海外販売に影響する状況を継続している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「東南アジアでは、国内の政情不安からミャンマーの出荷が減少したことや、ベトナムにおいても感染者の増加による商業施設の閉鎖などの都市封鎖による販売減少があったものの、感染を抑え込んでいるシンガポールや現地代理店によるECチャネルへの販売強化が進んだマレーシアにおいて出荷が増加したことで、前期を上回りました。」
ミャンマーの政情不安、ベトナムの感染拡大・都市封鎖により海外販売への影響が発生し、地域リスクが具体化した。 - FY2021対処有価証券報告書
「これら海外販売については、仕向け地の増加拡大により、地域リスクの低減・平準化を目指しております。」
海外販売の仕向け地を増加・拡大することで、政治・経済・感染症等に伴う地域リスクの低減・平準化を図る方針を明示した。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「欧州エリアにおいては、当第3四半期から急激に感染者数が増加し続けており、再び移動制限措置がとられるなどコロナの収束が見えない中、現地代理店が積極的にECチャネルへの販売拡大を図ったことや、外出自粛による巣ごもりが自身で行うカーケア需要の拡大につながったことで、ワックス・撥水剤などの出荷が増加し、前期を上回りました。」
欧州で感染者数の急増と移動制限が再発し、海外展開に伴う感染症・地域情勢リスクが強まった。一方、EC販売拡大等により販売は前期を上回った。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「欧州エリアにおいては、感染者数が増加し続けており再び移動制限措置がとられるなどコロナの収束が見えない中、現地代理店が積極的にECチャネルへの販売拡大を図ったことでワックス、撥水剤などの出荷が増加したことや業務用の大容量製品の出荷を新たに開始したことで、前期を上回りました。」
欧州で感染者数増加と移動制限が続くなど、海外展開に伴う感染症・地域情勢リスクが継続している。一方、EC販売拡大等で販売を補完した。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「前期に販売が伸長したブラジルでは、新型コロナウイルスの感染拡大により、出荷量が減少傾向にあります。」
海外展開に伴う地域情勢・感染症リスクが、ブラジル向け出荷量の減少として実際に現れた。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「また、近年現地マーケティングが順調であるブラジルへの出荷は好調に推移しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、第4四半期から出荷量が減少してきております。」
海外事業に関する感染症・地域情勢リスクが、ブラジル向け出荷量の第4四半期からの減少として実際に現れた。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「中国本土においては、積極的なプロモーションの結果、主力製品の販売が増進した一方、香港においては、情勢が不安定である影響から、販売量が減少しました。」
海外展開に伴う政治・社会情勢リスクが、香港の情勢不安定による販売量減少として実際に現れた。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「中国を除く東アジアでは、韓国において日韓関係の悪化に起因する不買運動の煽りを受け、前期を下回りました。」
日韓関係の悪化に起因する韓国での不買運動が販売減少として実際に現れた。香港でも情勢不安定の影響による販売量減少が記載された。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「中国を除く東アジアでは、化学品規制の影響を受け、一部の製品出荷が停止した韓国での売上減少の影響をカバーしきれず、前期を下回りました。」
化学品規制の影響で韓国の一部製品出荷が停止し、売上減少として海外規制リスクが実際に現れた。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「欧州では、ドイツの化学品規制強化の影響によりボディケア製品の出荷が減少し、他分野製品の出荷によるカバーを進めたものの、前期を下回りました。」
ドイツの化学品規制強化によるボディケア製品の出荷減少が続き、海外規制リスクの影響が実際に現れた。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「欧州では、新たな仕向け国への出荷があったものの、ドイツの化学品規制強化の影響により主力のボディケア製品の出荷が減少し他の製品でカバーに努めたものの前期を下回りました。」
海外展開に伴う法規制リスクとして従来想定されていた規制変更の影響が、ドイツの化学品規制強化による出荷減少として実際に現れた。 - FY2018悪化有価証券報告書
「またポーラスマテリアル事業において、海外の売上構成比が高く、生産現場がある仕向け先において、政治的・経済的・社会的不安定要素により販売面で影響を受け、売上高や利益面において低下する懸念があります。」
海外展開に伴うリスクの対象がファインケミカル事業だけでなく、海外売上構成比の高いポーラスマテリアル事業にも明示的に広がった。 - FY2016初出有価証券報告書
「展開する国や地域において政治的・経済的・社会的不安定要素や、法律の改正、為替相場の変動、知的財産に関する問題等により販売面で影響を受け、売上高や利益面において下降する懸念があります。」
ファインケミカルとポーラスマテリアルの海外販売・海外生産に共通するリスクとして整理している。