機能化学品事業の景気変動・需要低迷リスク
FY2017に初出。10回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019。直近の記載はFY2025-H1。
日本化薬がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。66社中43社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに32社。
- FY2025-H1対処有価証券報告書
「機能性材料事業は、半導体市況の回復によりエポキシ樹脂をはじめ各製品群が堅調に推移したことにより、機能性材料事業全体で前年同期を上回りました。」
機能化学品事業の需要低迷・市況悪化リスクについて、半導体市況の回復により機能性材料事業が前年同期を上回り、影響が一部低減した。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「営業利益は原材料価格高騰の影響に加え、ファインケミカルズ事業領域の売上高減少により、47億6千7百万円となり、前年同四半期に比べ87億9千2百万円(64.8%)減少しました。」
原材料価格高騰の影響が営業利益の減少要因として引き続き実績に表れている。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「セグメント利益は原材料価格高騰による製造原価の上昇や販売費、開発費等が増加したことにより、12億4千5百万円となり、前年同四半期に比べ22億4千7百万円(64.3%)減少しました。」
原材料価格高騰リスクが製造原価の上昇として顕在化し、ファインケミカルズ事業領域のセグメント利益が64.3%減少した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「セグメント利益は原材料の高騰等費用の増加により、105億8千6百万円となり、前連結会計年度に比べ9億1千4百万円(8.0%)減少しました。」
原材料価格高騰リスクが実際の費用増加として機能化学品事業のセグメント利益を前期比8.0%押し下げた。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「機能性材料事業は、半導体関連部材となるエポキシ樹脂が民生向けに当第3四半期に需要が落ち込んだものの」
機能化学品事業で、民生向けエポキシ樹脂の需要落ち込みが新たに具体化した。ただしMEMS等の複合材の好調により事業全体は増加している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「色素材料事業は、在宅勤務向けにコンシューマ用インクジェットプリンタ用色素が堅調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、産業用インクジェットプリンタ用色素、繊維用染料が低調に推移し、前年同四半期を下回りました。」
機能化学品事業において、感染症拡大による需要低迷が産業用色素・繊維用染料に継続して影響している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、繊維用染料が低調に推移し、前年同四半期を下回りました。」
機能化学品事業において、感染症拡大に伴う需要低迷が色素材料事業の繊維用染料に実際に影響した。 - FY2019悪化有価証券報告書
「原料調達においては、中国原料メーカーの生産停止や価格高騰のリスクがあり、当社グループの経営成績及び財務状態に重要な影響を与える可能性があります。」
中国原料メーカーについて、従来の供給不安に加え、生産停止を明示した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「国内外の景気変動及び需要低迷・競合激化等々の事業環境の変動や事業構成の変動により、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。」
機能化学品事業を中心とする景気変動、需要低迷、競合激化のリスクを継続して記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「売上・営業利益の構成比率が高い機能化学品事業は、景気変動の影響を受けやすい事業であります。国内外の景気変動及び需要低迷・競合激化等々の事業環境の変動や事業構成の変動により、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があります。」
機能化学品事業について、景気変動、需要低迷、競合激化などが業績・財政状態に影響する可能性をリスクとして記載している。