新型コロナウイルスによる需要減少・サプライチェーン損害リスク
FY2020に初出。12回の記載のうち3回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。16社中5社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに19社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「しかしながら、今後発生しうる感染症等の蔓延や、それを受けた各国における経済活動抑制の方針が当社製品に対する需要の大幅な減少や当社事業拠点を含むサプライチェーンに損害を生じさせた場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。」
新型コロナウイルスに限定した従来の記載から、感染症等の蔓延と経済活動抑制による需要・サプライチェーン影響という一般化されたリスクとして継続記載している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
新型コロナウイルスによる需要減少・サプライチェーン損害リスクについて、新たな発生や重要な変更がないと記載している。 - FY2023-Q2供給混乱・顧客操業制限が継続有価証券報告書
「半導体市場は、当第2四半期もファウンドリーを中心に強い需要が継続し、当社はシリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクス等の半導体材料を最大限出荷しました。希土類磁石は、半導体不足による顧客の操業制限やデータセンター投資の調整がありましたが、総じて需要は堅調でした。」
需要回復が続く一方、半導体不足による顧客の操業制限とデータセンター投資の調整が実際の事業環境として記載されている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「希土類磁石は、中国のロックダウンや半導体不足による顧客の操業制限にも関わらず旺盛な需要があり、できうる限りの操業と出荷を行いました。」
新型コロナウイルス関連のリスクについて、中国のロックダウンと半導体不足による顧客の操業制限が実際の事業運営に影響したと記載している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「主要な経済圏が引続きパンデミック、供給混乱と物価圧力ほかの諸課題に取り組むさなか、2月にロシアによるウクライナ侵攻が勃発しました。……情勢の変化に俊敏に対処していきます。」
回復局面でもパンデミック、供給混乱、物価圧力が継続し、情勢変化へ俊敏に対処する方針を記載している。 - FY2022-Q3回復局面で感染・供給混乱・操業制限が継続有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において世界の経済は、5%強という経済成長率(GDPの伸び率)が示すように、引続き堅調に伸長しました。その一方で、主要な経済圏は感染に引き続き対処しながら、供給混乱と物価圧力に直面し、諸課題に取り組む状況となりました。」
経済回復が進む一方、感染、供給混乱、物価圧力が継続していると記載している。希土類磁石では感染・自然災害による生産国の操業制限も記載された。 - FY2022-Q2回復局面で供給混乱・操業制限を記載有価証券報告書
「国際通貨基金(IMF)は今月発表した世界経済見通しで、「パンデミック中の回復―健康上の懸念、供給混乱、物価圧力」と見出しに書きました。」
経済回復が進む一方、パンデミックに伴う健康上の懸念、供給混乱、物価圧力が残る状況を記載している。電子材料事業ではマレーシアの操業制限も記載された。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「前年同期に経済活動制限がパーソナルケア需要にもたらした落込みは今年に入り、解消しました。車載用での在庫調整も終了し、出荷は順調でした。」
コロナ禍・経済活動制限に関連して前期に生じたパーソナルケア需要の落込みと車載用在庫調整が終了し、出荷が順調となったと記載している。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「4~6月期はCOVID-19感染拡大とそれによる経済活動の制限という事態に起因する落ち込みを経験しました。7~9月期は地域や業種によって差がありながらも需要の回復が見られ、10~12月期は主要な事業分野で需要と市況の復調が進みました。」
COVID-19感染拡大と経済活動制限による第1四半期の落ち込みが記載される一方、第2四半期以降は需要回復、第3四半期には主要事業分野で需要・市況の復調が進んだと記載している。リスク影響が解消したとは記載していない。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間の前半において、世界経済は、感染の広がりと経済活動の制限という事態に見舞われ、大幅に落ち込みました。」
新型コロナウイルス感染拡大と経済活動制限による世界経済の落ち込みが継続し、塩ビ・化成品、シリコーン、機能性化学品など複数事業で市況・需要・工場稼働への実際の影響が記載されている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の世界経済は、コロナ禍と言われる事態に見舞われ、大幅に落ち込みました。当該期間において、当社事業もコロナ禍の影響から免れることはできませんでした。」
FY2020通期に想定リスクとして記載した新型コロナウイルスによる需要・事業影響について、世界経済の大幅な落ち込みと当社事業への実際の影響が明記されている。 - FY2020初出有価証券報告書
「新型コロナウイルスの影響を最小限に抑えるため、当社グループの事業拠点では安全衛生対策を徹底しております。しかしながら、今後の同ウイルスの蔓延や、それを受けた各国における経済活動抑制の方針が当社製品に対する需要の大幅な減少や当社事業拠点を含むサプライチェーンに損害を生じさせた場合、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。」
新型コロナウイルスの蔓延や各国の経済活動抑制による需要の大幅減少、事業拠点を含むサプライチェーンへの損害を、独立した主要リスクとして初めて記載している。