住宅着工減少・需要構造変化による国内建築用ガラス事業の収益圧力
FY2020に初出。7回の記載のうち3回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2023-Q3。
セントラル硝子がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。21社中15社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに3社。
- FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「建築用ガラスにつきましては、建築需要は前年同期並に推移しましたが、前年に実施しました構造改善の取り組みとして不採算取引等の見直し、販売・生産拠点の適正規模への縮小、集約を進めた事により、売上高は前年同期を下回りました。」
建築需要は前年同期並みで推移した一方、構造改善による不採算取引の見直しと拠点縮小・集約が売上減少要因となる状況を継続している。 - FY2023-Q1需要堅調も構造改善で売上減少有価証券報告書
「建築用ガラスにつきましては、建築需要は比較的堅調に推移しましたが、前年に実施しました構造改善の取り組みとして不採算取引等の見直し、販売・生産拠点の適正規模への縮小、集約を進めた事により、売上高は対前年同期を下回りました。」
需要そのものは比較的堅調だったが、不採算取引の見直しと拠点の縮小・集約による構造改善が売上減少として表れている。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「建築用ガラスにつきましては、国内建築需要の減少に加えて、不採算取引を見直したことによる影響により、売上高は前年同期を下回りました。」
国内建築需要の減少と不採算取引の見直しが、建築用ガラス売上高の前年同期割れとして実際に表れている。 - FY2021悪化有価証券報告書
「対象事業を取り巻く環境は、将来的な人口減少に伴う建築需要の低下が見込まれる中、新型コロナウイルス感染症の影響による市場縮小等もあり厳しい状況にあります。」
人口減少による建築需要低下に加え、新型コロナウイルス感染症による市場縮小を国内建築用ガラス事業の収益圧力として明示している。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「建築用ガラスにつきましては、建築需要の減少に加えて、一部の産業用途向けの販売の減少、および米国建築用加工ガラス事業からの撤退により、売上高は前年同期を大幅に下回りました。」
建築需要の減少、一部産業用途向け販売の減少および米国事業撤退が、建築用ガラス売上高の大幅な前年同期割れとして実際に表れている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「建築用ガラスにつきましては、建築需要の減少に加えて、工期の遅れ及び一部の産業用途向けの販売減に加え、米国建築用加工ガラス事業からの撤退により、売上高は対前年同期で大幅に下回りました。」
国内建築用ガラスの需要減少・工期遅延などの厳しい経営環境が、売上高の大幅な前年同期割れとして実際に表れている。 - FY2020初出有価証券報告書
「国内建築用ガラス事業においては、新設住宅着工数の減少や複層ガラスの普及に伴う需要構造の変化を受け、合理化や流通形態の変革が継続的に行われてきたものの、厳しい経営環境が続いております。少子高齢化等により今後更に需要の減退が見込まれる中で、産業全体として改革が迫られております。」
住宅着工減少、複層ガラス普及、少子高齢化による需要減退を、国内建築用ガラス事業の構造的な経営環境として初めて独立して説明している。