CASE・EVシフトに伴うモビリティ市場と既存事業の変化
FY2023-Q2に初出。5回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載は2026-05-13。
レゾナック・ホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。29社中11社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに11社。
- 2026-05-13悪化決算説明資料
「SiCエピタキシャルウェハーでの一部在庫調整の影響により横ばい」
SiCエピタキシャルウェハーについて、一部在庫調整が販売の横ばい要因として具体的に示された。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「SiCエピタキシャルウェハーはEV市場の成長鈍化を受けて横ばいとなりました。」
EVシフトを成長機会としてきたSiCエピタキシャルウェハーについて、EV市場の成長鈍化が販売の横ばいとして現れた。 - FY2024再掲有価証券報告書
「そこで、当社グループでは、当社グループが有する有機・無機材料技術を活用することでモビリティの基本性能である「走る・曲がる・止まる」を大幅に向上させる材料や部品のモジュール化などのソリューションを提供することで、既存顧客における採用モデル拡大や新規顧客開拓を一層推進します。」
CASE・EVシフトによる競争激化や既存事業の陳腐化リスクを継続して開示し、有機・無機材料を活用したモジュール化ソリューションで対応する方針を示している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「また、EVシフトによる内燃機関車市場の縮小により、既存事業の収益性が低下するリスクもある。」
CASE・カーボンニュートラル・EVシフトに伴う既存事業の陳腐化や内燃機関車市場縮小のリスクを引き続き開示している。 - FY2023-Q2初出有価証券報告書
「当社グループは、地球環境保護を目的とした燃費・CO2排出量の規制強化及びCASE(※)など、グローバルなモビリティ市場の動向に影響を受ける。モビリティ市場は、カーボンニュートラルの実現やCASEの進展などに伴い、自動車の電動化、軽量化、電装化、安全性・快適性向上のための商品開発が求められており、将来の中長期的な拡大が見込める有望な市場である。一方、競合他社、新規参入者との競争環境も激化しており、新たな技術・製品の開発や開発リードタイム短縮など顧客の要求水準やニーズの変化への対応が遅れるリスクに加え、新しい技術・製品により、既存事業が陳腐化し、市場競争力を失い、販売価格が下落することがある。また、EVシフトによる内燃機関車市場の縮小により、既存事業の収益性が低下するリスクもある。」
CASE、カーボンニュートラル、EVシフトを背景に、モビリティ市場の拡大機会と同時に、競争激化、開発遅延、既存事業の陳腐化、内燃機関車市場縮小による収益性低下を新たなリスクとして整理している。