技術変化・競争激化による製品陳腐化と競争優位性低下
FY2018に初出。5回の記載のうち2回が「対処」で、最初の「対処」は2026-03-18。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。55社中27社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに6社。
- FY2026対処有価証券報告書
「株式会社WEELを通じてAI技術の最新動向を取り入れデータ連携基盤へのAI技術の融合を進めるとともに、株式会社メロンの時系列解析技術や大規模言語モデルに関する知見、及びデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社のEDI/EAI領域における技術力を結集し、グループ全体での研究開発体制の強化を図っております。」
生成AI等による技術変化・競争激化リスクへの対応として、WEEL、メロン、DTC社の技術・知見を結集する研究開発体制を整備した。 - 2026-03-18対処決算説明資料
「そのため、AI の進化によって直ちに需要が減少するものではないと考えています。足元では、生成 AI の急速な進展を背景に、市場の短期的な反応として、会計系や人材系 SaaS を中心に株式が売却される動きも見られますが、実需の観点では当社事業への影響は限定的です。むしろ、AI 活用が進展するほど、正確なデータ連携や高いセキュリティを確保する重要性は一層高まるため、当社にとっては中長期的にプラスの影響が大きいと認識しています。」
生成AIの進展による需要減少懸念について、直ちに需要が減少するものではなく、実需への影響は限定的で、中長期的にはプラスの影響が大きいとの見方を示した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「近時のネットワーク技術やソフトウエア技術等の情報技術の発展・進化に伴う技術環境の変化は急激であり、特に生成AIや大規模言語モデルなどの技術革新により、ソフトウエア市場においても、日々、激しい開発競争、販売競争が行われております。」
従来の技術変化・競争激化リスクに加え、生成AI・大規模言語モデルによる開発競争・販売競争を明示した。 - FY2020再掲有価証券報告書
「市場環境や技術環境が当社グループの予測を超える速度で変化していくことも想定されます。さらに、新規参入者を含めた競争激化による価格低下の圧力の高まり、競合会社の競争優位な新製品の投入や競合会社同士の戦略的提携といったことも想定されます。」
技術・市場環境の急速な変化、競争激化、競合製品や提携による陳腐化・競争優位性低下のリスクを継続して開示している。 - FY2018初出有価証券報告書
「しかしながら、事業を取り巻く市場環境や技術環境が当社グループの予測を超える速度で変化していくことも想定されます。さらに、新規参入者を含めた競争激化による価格低下の圧力の高まり、競合会社の競争優位な新製品の投入や競合会社同士の戦略的提携といったことも想定され、当社グループの技術や製品の陳腐化が発生すること、あるいは何らかの要因で技術変化への対応が困難となることにより、当社グループの市場での競争優位性が確保できず、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。」
市場・技術環境の急速な変化、競争激化、競合の新製品投入・戦略的提携によって、製品陳腐化や競争優位性低下が生じる可能性を開示している。