M&A・固定資産の収益性低下による減損損失
FY2021-Q2に初出。9回の記載のうち3回が「再掲」。直近の記載はFY2025。
サイバーリンクスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。96社中51社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに10社。
- FY2025シナジー資産の減損兆候確認有価証券報告書
「のれん及び顧客関連資産は、取得時に配分された金額が相対的に多額であることも踏まえて、減損の兆候があると判断しております。減損損失の認識の要否にあたっては、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を上回るため、いずれも減損損失の認識は必要ないと判断しました。」
シナジー関連資産について減損の兆候を認識したが、将来キャッシュ・フローが帳簿価額を上回るとして、当年度の減損損失は認識していない。 - FY2024-H1顕在化有価証券報告書
「文教市場向けソフトウェアについて、当中間連結会計期間において販売計画の見直しを行った結果、当初想定していた収益を見込めなくなったため、当該事業に係る資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額29百万円を減損損失として特別損失に計上しております。」
固定資産・ソフトウェアの収益性低下による減損リスクについて、文教市場向けソフトウェアの販売計画見直しを契機に29百万円の減損損失が実際に発生した。 - FY2023悪化有価証券報告書
「ドコモショップ8店舗につきましては、営業損益が継続してマイナスとなる見込みであることから、回収可能性が低いと判断し、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。また、当社が和歌山県下においてドコモショップを運営するモバイル・メディア・リンク株式会社及び株式会社ケイオープランを2022年12月に吸収合併したことにより計上したのれんについて、当該吸収合併により取得したドコモショップの業績が当初想定していた事業計画を下回って推移することが見込まれることから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額197百万円を減損損失として特別損失に計上しております。」
M&A・固定資産の収益性低下リスクが、既存ののれん197百万円に加え、ドコモショップ8店舗の減損46百万円、シナジー東京支社の減損8百万円等を含む合計256百万円の減損損失として顕在化した。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「主にのれんの減損損失を計上しております。」
モバイル・メディア・リンクおよびケイオープランの吸収合併に伴うのれんについて、197百万円の減損損失を計上した状態を継続して開示している。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「当社が和歌山県下においてドコモショップを運営するモバイル・メディア・リンク株式会社と株式会社ケイオープランを2022年12月に吸収合併したことにより計上したのれんについて、想定していた時期に、収益力強化のための店舗移転を実行できなくなったことや、株式会社NTTドコモからのインセンティブの回復が見込みにくい状況となったこと等により、当該吸収合併により取得したドコモショップの業績が当初想定していた事業計画を下回って推移することが見込まれることから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額197百万円を減損損失として特別損失に計上しております。」
M&A後の事業計画未達・収益性低下による減損リスクが、MML・ケイオープランの吸収合併に伴うのれん197百万円の減損損失として実際に発生した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「発生したのれんの金額1,113百万円」
シナジーの完全子会社化に伴い1,113百万円ののれんを計上した。M&A後の事業計画未達や収益性低下による減損リスクの対象となるのれんが新たに発生している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「M&Aに際しては、対象企業の財務・法務・事業等についてデュー・デリジェンスを行い、十分にリスクを吟味し、正常収益力を分析した上で機関決定を行っており、また、買収会社の業績管理の徹底を図っております。」
M&Aや固定資産・ソフトウェアの収益性低下による減損リスクと、デューデリジェンス・買収後の業績管理による対応を継続している。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「当社グループは、サービス充実の観点から、M&Aに柔軟に取り組んでおります。M&Aに際しては、対象企業の財務・法務・事業等についてデュー・デリジェンスを行い、十分にリスクを吟味し、正常収益力を分析した上で機関決定を行っており、また、買収会社の業績管理の徹底を図っております。」
M&Aや固定資産・ソフトウェアの収益性低下による減損リスクと、デューデリジェンスおよび買収後の業績管理による対応を継続している。 - FY2021-Q2初出有価証券報告書
「しかしながら、企業価値評価の検討が十分でなく、買収後に偶発債務の発生や未認識債務が判明する等、事前に把握できなかった問題が発生し買収企業の事業計画が未達となった場合には、のれんの減損損失が発生する可能性があります。」
M&A後の事業計画未達によるのれんの減損や、有形固定資産・ソフトウェアの収益性低下による減損損失を、独立した業績影響リスクとして記載している。デューデリジェンスや買収後の業績管理を対策としている。