輸入取引に伴う為替変動リスク
FY2016に初出。10回の記載のうち2回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2017-Q3。直近の記載はFY2025-H1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。66社中42社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに31社。
- FY2025-H1再掲有価証券報告書
「医薬品市場は、毎年の薬価改定による抑制リスクや為替市場の円安等、引続き先行き不透明な事業環境となっております。」
輸入取引に関わる円安による収益環境の不透明感を継続している。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における業績は、円安傾向の為替相場や輸送コスト上昇等の影響により、売上高は39億94百万円(同5.7%減)、セグメント利益は3億53百万円(同36.0%減)となりました。」
円安傾向の為替相場と輸送コスト上昇が貿易事業の売上高・セグメント利益減少に実際に影響したと記載している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「貿易事業では、長引く原油高騰による輸送コストの上昇や急速な円安進行など、不安定な状況が続いております。」
原油高騰に伴う輸送コスト上昇と急速な円安進行による輸入取引環境の不安定さを継続している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「一方で、原材料価格の高騰や急速な円安進行を背景とした物価の上昇や、ウクライナ情勢の長期化、中国における経済活動抑制の影響が懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。」
従来の為替変動リスクについて、急速な円安進行が物価上昇とともに経済環境へ影響する要因として明示されている。 - FY2022-Q3円安傾向が業績に影響有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における業績は、医薬品の在庫積み増し特需の反動減、原料価格の高騰、輸送コストの上昇及び円安傾向の為替相場の影響を受け、売上高は42億37百万円(同13.0%減)、セグメント利益は5億51百万円(同39.9%減)となりました。」
従来の円高基調による為替利益減少の記載から、円安傾向の為替相場が貿易事業の業績に影響したとの説明へ変化している。 - FY2018円高基調により為替利益が減少有価証券報告書
「貿易事業では、為替環境が前期に比べて穏やかな円高基調で、為替変動の影響による利益は減少いたしましたが、収益確保に向けた取り組みが奏功し、前期比で増収増益となりました。」
前四半期の急激な円安による減速懸念から、当期は穏やかな円高基調により為替変動による利益が減少したとの説明に変化している。 - FY2018-Q2実績引用有価証券報告書
「また、前年同期は円高基調で、為替変動の影響が利益を押し上げていたため、前期との比較においては減益となっております。」
前年同期の円高が輸入商材の利益を押し上げていたことを、貿易事業の前年同期比減益要因として引用している。 - FY2017-Q3悪化有価証券報告書
「加えて、為替が急激に円安基調に傾くなど、輸入商材の収益環境は減速懸念が高まっております。」
前四半期の円高による輸入商材の収益環境の良好さから、急激な円安基調により収益環境の減速懸念が高まったとの記載に変化している。 - FY2017-Q2円高が収益に寄与有価証券報告書
「為替が円高基調で進行していることにより輸入商材の収益環境は良好に推移しております。」
輸入取引の為替変動について、当四半期は円高が輸入商材の収益環境に好影響を与えたと記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「外貨建の取引について為替変動リスクにさらされていることから、為替予約等のデリバティブを活用したヘッジ取引により、この為替変動リスクの軽減に努めております。しかしながら、ヘッジ取引によりこの為替変動リスクを完全に回避できる保証はなく」
為替予約等による軽減策を記載する一方、完全回避は保証されないとしている。