新型コロナウイルス感染拡大による受診抑制・医療崩壊
FY2020に初出。11回の記載のうち3回が「対処」で、最初の「対処」はFY2022。直近の記載はFY2024-Q1。
バイタルケーエスケー・ホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。10社中3社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに4社。
- FY2024-Q1対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に変更されたことに伴う人流増加等により、受付処方箋枚数が増加したことなどから」
新型コロナウイルス感染症の5類移行と人流増加により薬局事業の受付処方箋枚数が増加しており、受診抑制等による需要減少の影響が一部緩和された事実を記載している。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「新型コロナウイルス禍による受診抑制などの影響から徐々に回復しつつあるなか」
新型コロナウイルス禍による受診抑制等の影響は残るものの、医薬品需要が徐々に回復しつつあると記載している。 - FY2022対処有価証券報告書
「2022年3月期には、新型コロナウイルス感染拡大前の水準までは及びませんが、医薬品需要は当社予想を上回る回復をいたしました。」
受診抑制等による医薬品需要の減少に対し、感染拡大前の水準には未達ながら当社予想を上回る回復を記載している。 - FY2022-Q3需要回復の進展有価証券報告書
「前期は新型コロナウイルス感染拡大の影響による患者の受診抑制や手術等の治療延期により、医薬品の需要が大きく減少しましたが、当第3四半期連結累計期間では、新型コロナ禍以前の水準には及ばないものの、当社予想を上回る回復をしております。」
新型コロナウイルスによる需要減少の影響は残る一方、医薬品需要が従来予想を上回って回復したと記載している。 - FY2022-Q2需要回復の進展有価証券報告書
「前期は新型コロナウイルス感染拡大の影響による患者の受診抑制や手術等の治療延期により、医薬品の需要が大きく減少しましたが、当連結累計期間では、新型コロナ禍以前の水準には及ばないものの、当社予想を上回る回復をしております。」
新型コロナ禍以前の水準には未達ながら、医薬品需要が当社予想を上回って回復したと記載している。 - FY2022-Q1需要の緩やかな回復有価証券報告書
「前期は新型コロナウイルス感染拡大の影響による患者の受診抑制や手術等の治療延期により、医薬品の需要が大きく減少しましたが、当連結累計期間では緩やかに回復してきております。」
新型コロナウイルスによる受診抑制等の影響は残る一方、前期に大きく減少した医薬品需要が当四半期累計期間には緩やかに回復したと記載している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「2021年3月期においては、新型コロナウイルスの感染拡大による患者の受診抑制や手術等の治療延期により、医薬品の需要は大きく減少いたしました。日本でも新型コロナワクチンの接種が始まりましたが、収束時期は予測しがたい状況にあります。そのため、2022年3月期においても新型コロナの影響は残り、医薬品の需要は大きく回復することは無く、2021年3月期と同等の需要となることを見込んでおります。」
受診抑制・治療延期による需要減少が通期実績として確認され、2022年3月期も需要が大きく回復しないとの見通しを示している。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「医薬品卸売事業におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響による患者の受診抑制や手術等の治療延期により、医薬品の需要が大きく減少しました。当社グループでは、緊急事態宣言解除後には新型コロナウイルス感染拡大は収束に向かい、徐々に平常を取り戻すことを予想しておりましたが、緊急事態宣言解除後も受診抑制が続いており、医薬品の需要は回復に至っておりません。」
受診抑制や治療延期による医薬品需要の大幅減少が続き、需要が回復していないことを実績として記載している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「現時点において、新型コロナウイルスは再び感染拡大しており、収束時期は不透明な状況にあります。そのため、業績への影響額を合理的に見積もることが困難な状況にあります。」
感染再拡大と収束時期の不透明化により、業績影響額の合理的な見積りが困難になっていると記載している。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「しかしながら、緊急事態宣言解除後も受診抑制は続き、また、医療機関での新型コロナウイルス感染患者対応体制の構築、医薬品の長期処方の増加、オンライン診療の浸透など、医療の提供体制や患者の受診行動に大きな変化が起こっております。さらに、当社グループでは、新型コロナウイルス感染拡大時においては医薬品の安定供給という社会的使命を最優先し、営業活動を停止して輪番制による物流に特化した体制で医薬品の供給を行いました。」
前年度末に想定していた収束・平常化とは異なり、受診抑制が継続し、医療提供体制・患者行動の変化と事業への影響が実際に発生している。感染再拡大により収束時期も不透明としている。 - FY2020初出有価証券報告書
「新型コロナウイルスの感染拡大が長期化し患者の受診抑制や医療崩壊が発生した場合には、業績に影響を及ぼす場合があります。」
新型コロナウイルス感染拡大の長期化、受診抑制、医療崩壊を新たな業績リスクとして記載している。