アグリフラワーの生産施策の成否による減損リスク
FY2022に初出。5回の記載のうち2回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023。直近の記載はFY2026。
ビューティカダンホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに2社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「同社は、生産数量の確保や原価改善による費用削減のための施策に継続して取り組んでおりますが、当該施策の成否には不確実性が伴います。今後、生産数量の確保や原価改善が想定どおり進捗せず、同社の損益又は経営環境が悪化した場合には、減損損失の認識が必要となる可能性があります。」
アグリフラワーの生産数量確保・原価改善策と、進捗しない場合の追加減損リスクを継続して開示している。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「同社が保有する一部の資産グループに減損の兆候が認められ、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額がこれらの帳簿価額を下回ったことから、減損損失を認識しました。」
アグリフラワーについて、従来は将来の可能性としていた減損リスクが実際に発生し、農業用資産3,269千円の減損損失を認識した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「同社が保有する有形固定資産に減損の兆候があると判定したものの、同社の保有する有形固定資産から得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額がこれらの帳簿価額を上回ることから、減損損失を認識しておりません。…当該施策の成否は不確実性を伴うものであり、同社の損益や経営環境に重要な影響を及ぼす可能性があります。その結果、減損損失の認識が必要となる可能性があります。」
アグリフラワーで営業損失が継続し、有形固定資産に減損の兆候があると判定された。今回は減損損失を認識していないが、将来認識する可能性を引き続き開示している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「しかし、前連結会計年度において同社が営業利益を計上しており、かつ翌連結会計年度以降も営業利益を計上する見込みであること、また経営環境の著しい悪化を見込んでいないことから、同社が保有する有形固定資産に減損の兆候はないものと判定しております。同社は生産数量の確保や原価改善による費用削減のための施策に継続して取り組んでいますが、当該施策の成否は不確実性を伴うものであり、同社の損益や経営環境に重要な影響を及ぼす可能性があります。」
アグリフラワーは前年度の営業利益計上から当年度は営業損失の計上に変化し、生産数量確保・原価改善施策の不確実性と将来の減損可能性を引き続き開示している。ただし、当年度に減損損失を認識したとは記載していない。 - FY2022初出有価証券報告書
「同社は生産数量の確保や原価改善による費用削減のための施策に継続して取り組んでいますが、当該施策の成否は不確実性を伴うものであり、同社の損益や経営環境に重要な影響を及ぼす可能性があります。その結果、減損の兆候に該当し、減損損失の認識が必要となる可能性があります。」
アグリフラワーの生産数量確保・原価改善施策が不成功となった場合、損益や経営環境への影響を通じて固定資産の減損損失を認識する可能性があると開示した。