小売環境の変化と自動販売機販売数量の減少
FY2018に初出。19回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q1。直近の記載はFY2024。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。9社中3社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに1社。
- FY2024チャネル別販売の分化継続有価証券報告書
「チャネル別では、スーパーマーケットでは、新製品を最大活用した売場獲得活動などに取り組んだものの、価格改定の影響により大型PETボトル製品の販売数量が減少し、2%減となりました。ドラッグストア・量販店においては、消費者の節約志向等による当チャネルの市場拡大が数量成長に貢献したことに加え、8月の南海トラフ地震臨時情報発表を背景とした特需の影響もあり、販売数量は4%増となりました。」
価格改定等によりスーパーは減少する一方、ドラッグストア・量販店、コンビニ、リテール・フードサービス、オンラインは増加し、チャネル別の販売環境の分化が続いている。 - FY2024-H1チャネル別販売の分化継続有価証券報告書
「スーパーマーケットは、新製品を最大活用した売場獲得活動やキャンペーン実施に取り組んだものの、価格改定の影響により大型PETボトル製品を中心に数量が減少し、6%減となりました。」
価格改定の影響でスーパーマーケットの販売数量が6%減となる一方、コンビニエンスストア、リテール・フードサービス、オンライン等では増加しており、チャネル別の販売環境の分化が続いている。 - FY2024-Q1チャネル別販売の分化継続有価証券報告書
「チャネル別では、スーパーマーケットは、主力製品を中心とした売場獲得活動やキャンペーン実施に取り組んだものの、前期に実施した価格改定や3月の天候不順の影響を受け、販売数量は大型PETボトル製品を中心に減少し、11%減となりました。ドラッグストア・量販店においても、価格改定等の影響を受け、販売数量は6%減となりました。ベンディングでは、3月の天候不順の影響を受けるなか、これまで構築してきたシェア基盤に加え、スマホアプリ「Coke ON」でのキャンペーンの実施や「QR de決済」の展開拡大といったデジタル活用による需要の取り込み策などが奏功し、販売数量は1%増となりました。コンビニエンスストアでは、厳しい競争環境は継続したものの、売場獲得活動やデジタルを活用したマーケティング施策の効果により、販売数量は8%増となりました。リテール・フードサービスでは、飲食店や娯楽施設等における人出の回復などにより、販売数量は7%増となりました。オンラインでは、競争環境の厳しさが続くなか、チャネル特性に合わせた品揃えの強化や、カスタマーと連携したプロモーションの実施などが奏功し、販売数量は23%増となりました。」
価格改定・天候・競争の影響でスーパーとドラッグストア・量販店は減少した一方、ベンディング、CVS、リテール・フードサービス、オンラインは増加し、チャネル別の販売環境の分化が続いている。 - FY2023チャネル別の販売回復・価格改定影響の継続有価証券報告書
「チャネル別では、スーパーマーケットは、人出回復や猛暑等による需要増加の機会を捉えたキャンペーン実施や製品展開に努めたものの、2022年以降に実施してきた一連の価格改定による数量減少が響き、販売数量は4%減となりました。ドラッグストア・量販店は、価格改定による影響を受けたものの、消費者の節約志向等による当チャネルの市場拡大を背景に、大型および中型PETボトル製品の数量が増加し、販売数量は2%増となりました。」
2023年度も、価格改定の影響でスーパーが減少する一方、ドラッグストア・量販店、ベンディング、コンビニ、リテール・フード、オンラインで回復・成長が併存するチャネル別分化が続いた。 - FY2023-Q3チャネル別の販売回復・価格改定影響継続有価証券報告書
「チャネル別では、スーパーマーケットは、人出回復や猛暑による需要増加の機会を捉えたキャンペーン実施や製品展開に努めたものの、前年10月に実施した小型PETボトル製品の価格改定による数量減少が響き、当第3四半期累計期間の数量は2%減となりました。ドラッグストア・量販店では、価格改定による影響が継続したものの、大型PETボトル製品の数量が前年同期比プラスに転じたことなどから、累計で5%増となりました。」
価格改定影響によるスーパーの数量減少と、ドラッグストア・量販店の大型PET回復が併存し、チャネル別の販売環境の分化が続いている。 - FY2023-Q2チャネル別の回復・減少継続有価証券報告書
「チャネル別では、スーパーマーケットは、人出回復の機会を捉えたキャンペーンの実施や売場の拡大に努めたものの、小型PETボトル製品の価格改定による数量減少影響が継続し、3%減となりました。ドラッグストア・量販店では、価格改定の影響を受けたものの、新製品の貢献や、大型PETボトル製品の数量が前年同期比プラスに転じたこともあり、4%増となりました。ベンディングでは、これまで構築してきたシェア基盤やスマホアプリ「Coke ON」を通じた季節に応じたキャンペーン等が人出回復により増加する需要の取り込みに貢献し、数量は1%増となりました。」
販売環境はチャネルごとに分化しており、スーパーでは価格改定の影響で減少する一方、ドラッグストア・量販店とベンディングは増加した。 - FY2023-Q1チャネル別の回復・減少継続有価証券報告書
「チャネル別では、スーパーマーケットの数量は3%減となりましたが、ドラッグストア・量販店では、価格改定後に低迷していた大型PETボトル製品の数量が前年同期比プラスに転じたこともあり、数量は3%増となりました。ベンディングでは、価格改定による数量減少影響を受けたものの、これまで構築してきたシェア基盤やスマホアプリ「Coke ON」を通じたキャンペーン等が、人出回復により増加する需要の取り込みに貢献し、数量は1%増となりました。CVSでは、継続する厳しい競争環境や価格改定による数量減少影響により、数量は1%減となりました。リテール・フードでは、飲食店等において、人出の回復が継続していることなどにより、数量は23%増となりました。オンラインでは、ラベルレス製品の展開を含む品揃えの強化や大手オンラインカスタマーとのタイアッププロモーションの実施などが奏功し、人出回復の局面においても、数量は3%増となりました。」
販売環境はチャネルごとに分化し、スーパー・CVSは減少する一方、ドラッグストア・量販店、ベンディング、リテール・フード、オンラインは増加している。 - FY2022チャネル別の回復・減少とオンライン成長有価証券報告書
「スーパーマーケットの販売数量は5%減となりましたが、ドラッグストア・量販店では、価格改定による大型PETの数量減少影響が早期に緩和したこともあり、数量は1%増となりました。ベンディングでは、10月以降に小型パッケージの価格改定による数量影響を受けたものの、販売数量は3%増となりました。CVSでは数量は1%減、リテール・フードでは数量は18%増、オンラインは数量は23%増となりました。」
2022年度は、スーパー・CVSの減少、ドラッグストア等・ベンディング・リテールフード・オンラインの増加が併存し、チャネルごとの販売環境の分化が年度実績として確認された。 - FY2022-Q3チャネル別の回復・減少と価格改定影響有価証券報告書
「チャネル別では、スーパーマーケットの販売数量は4%減となりましたが、ドラッグストア・量販店では2%増となりました。ベンディングは、品揃えの強化や自動販売機の設置活動強化、スマホアプリ「Coke ON」を通じたキャンペーンの実施等が貢献し、当第3四半期の数量は8%増となり、累計でも5%増となりました。CVSは、カスタマーと連携したキャンペーン等の実施などにより、数量は2%増となりました。リテール・フードでは、数量は25%増となりました。オンラインは、ラベルレス製品の展開や大手オンラインカスタマーとのタイアッププロモーションの実施、定期便ユーザーの獲得等が貢献し、33%増となりました。」
チャネル別には、スーパーが4%減となる一方、ドラッグストア・量販店、ベンディング、CVS、リテール・フード、オンラインは増加した。価格改定・競争環境の影響と、人出回復・キャンペーン等による回復が併存している。 - FY2022-Q2チャネル別販売の回復・価格改定影響有価証券報告書
「スーパーマーケット、ドラッグストア・量販店は、…大型PETの価格改定や競争環境激化の影響を受け、上期ではそれぞれ3%減、1%増となりました。ベンディングは、人出の回復や好天が追い風となり、…数量は3%増となりました。CVSは、…第2四半期の数量はプラスに転じ8%増となり、上期は2%増となりました。リテール・フードでは、…20%増となりました。オンラインは、…35%増となりました。」
販売環境はチャネルごとに分化し、スーパー等の一部では価格改定・競争の影響がある一方、ベンディング、CVS、リテール・フード、オンラインでは回復・成長が記載されている。 - FY2022-Q1チャネル別販売の回復・分化有価証券報告書
「スーパーマーケット、ドラッグストア・量販店は、新製品の売場に応じた展開や継続する家庭内消費需要の取り込み等が貢献し、それぞれ3%増、5%増となりました。ベンディングは、…3%増となりました。CVSは、…5%減となりました。リテール・フードでは、…10%増となりました。オンラインは、…39%増となりました。」
販売環境はチャネルごとに分化し、スーパーマーケット、ドラッグストア・量販店、ベンディング、リテール・フード、オンラインが増加する一方、CVSは減少した。 - FY2021-Q3チャネル別回復と一部低迷の継続有価証券報告書
「スーパーマーケット、ドラッグストア・量販店は、家庭内消費やまとめ買いの需要の取り込みと、お客さまの購入スタイルの変化等への対応や売り場でのプロモーション活動などが奏功し、第3四半期累計期間はそれぞれ6%増、8%増となりました。CVSは、新製品や戦略的に展開した950mlPET等の貢献があったものの、競合のプロモーション強化等による競争激化の影響を受け数量の回復が遅れており、第3四半期累計期間は1%減となりました。リテール・フードでは、飲食店の時短営業等による集客低迷の影響で業務用販売のマイナスが続き、第3四半期累計期間は13%減となりました。オンラインは、引き続き大きく成長しており、消費者のコロナ禍における購買行動の変化と環境意識の向上に合わせたラベルレス製品の展開等が奏功し、第3四半期累計期間は56%増となりました。」
スーパーマーケット等とオンラインは増加した一方、CVSとリテール・フードは減少しており、チャネル別の販売環境の差が継続している。 - FY2021-Q2チャネル別回復と一部低迷有価証券報告書
「スーパーマーケット、ドラッグストア・量販店は、…上期ではそれぞれ7%増、9%増となりました。CVSは、当第2四半期に競合のプロモーション強化等による競争激化の影響を受け数量の回復が遅れており、上期は3%減となりました。リテール・フードでは、第1四半期の飲食店等の集客低迷による業務用販売のマイナスが響き、上期は12%減となりました。オンラインは、…ラベルレス製品の展開等により、60%増となりました。」
販売環境は一様ではなく、スーパーマーケット等とオンラインは増加した一方、CVSとリテール・フードは減少した。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「外出自粛や飲食店等の休業・営業時間短縮等の影響による人出の減少を受け、リテール・フード、ベンディング、CVSが大きく減少しました。」
小売環境・自動販売機販売数量のリスクについて、外出自粛や飲食店休業等によりリテール・フード、ベンディング、CVSが大きく減少した。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「第3四半期は、販売数量、売上収益、事業利益が第2四半期に比べ改善し、事業利益はほぼ前年同期並み。第3四半期累計期間は、外出機会の減少等による需要減に加え、チャネル・パッケージミックス悪化等により、売上収益、事業利益は前年同期比11%減少、59%減少」
外出機会の減少とチャネル・パッケージミックス悪化により、販売環境の悪化が続き、第3四半期累計の売上収益と事業利益が前年同期比で大幅に減少した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「第2四半期18%減、上期11%減。」「ベンディングは、COVID-19で市場の落ち込みが激しい中、シェア拡大基調を維持」
COVID-19により第2四半期の飲料事業販売数量が18%減、上期が11%減となり、販売環境の悪化が具体化した。一方、ベンディングのシェア拡大基調は維持している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「COVID-19感染拡大等により3月に販売数量が大きく減少し、チャネルミックスのシフトもあり、第1四半期で前年同期比2%減少」
小売・販売環境の変化に加え、COVID-19により3月の販売数量が大きく減少し、販売チャネル構成も変化した。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「飲料事業では、販売数量が前年同期比2%減少したことに加え、収益力の高いベンディングチャネルの販売数量が4%減少し、チャネルミックスが悪化したことなどにより、売上収益は192,767百万円(前年同期比5,343百万円、2.7%減)となりました。」
小売・販売環境の変化に関連するベンディング販売数量の減少が実績化し、チャネルミックス悪化と飲料事業の減収につながった。 - FY2018初出有価証券報告書
「また、ディスカウント店やドラッグストアを含む主要な小売業顧客との良好な関係の維持は当社グループの成功に不可欠であります。急増しているインターネット通販への対応も重要な課題であります。一方、従来からの主要販売チャネルである自動販売機での販売数量は、小売環境の変化に伴い減少しています。」
プライベートブランド、低価格志向、販売促進費増加、インターネット通販、自動販売機販売数量減少を小売環境リスクとして整理した。