企業買収・事業買収後の収益未達リスク
FY2018に初出。13回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載は2026-10-15。
鉄人化ホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。29社中9社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに34社。
- 2026-10-15再掲業績予想の修正
「この方針のもと、M&Aを含め収益性が見込まれる事業への投資を積極的に実施しておりますが、投資先事業の業績が計画を下回った場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。」
M&Aを含む投資を継続する一方、投資先事業の業績未達がグループ業績に影響するリスクを明示している。 - FY2024-Q3増収継続・利益減少率縮小有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における美容事業の売上高は1,302百万円(前年同四半期比3.0%増)、セグメント利益は79百万円(前年同四半期比21.6%減)となりました。」
美容事業は増収を維持した一方、セグメント利益は前年割れを継続している。前四半期の前年同期比42.5%減からは減少率が縮小した。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における美容事業の売上高は857百万円(前年同四半期比2.5%増)、セグメント利益は46百万円(前年同四半期比42.5%減)となりました。」
買収後の美容事業は増収を維持した一方、セグメント利益が前年同期比42.5%減少し、買収事業の利益確保リスクが続いている。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における美容事業の売上高は420百万円(前年同四半期比2.7%増)、セグメント利益23百万円(前年同四半期比47.1%減)となりました。」
美容事業は増収を維持した一方、セグメント利益は前年同期比47.1%減少し、同時にのれんの減損損失1,925千円も計上された。買収事業の利益・資産評価リスクが引き続き示されている。 - FY2023-Q3売上拡大と利益減少の併存有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における美容事業の売上高は1,263百万円(前年同四半期比59.0%増)、セグメント利益は101百万円(前年同四半期比12.4%減)となりました。」
買収後の美容事業は売上高が大幅に増加し利益も黒字を維持している一方、セグメント利益は前年同期比で12.4%減少した。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における美容事業の売上高は836百万円(前年同四半期比200.7%増)、セグメント利益は80百万円(前年同四半期比142.0%増)となりました。」
買収後の美容事業で売上高・セグメント利益が大幅に増加し、買収事業の収益未達リスクに対する改善が継続して示された。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「美容事業は、コロナ禍での影響が軽微であることから、十分な事業収益が稼得できており、積極的な事業展開を進めております。」
取得後の美容事業について、コロナ禍の影響が軽微で十分な事業収益を得ていると記載し、買収事業の収益未達リスクに対する改善を示している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当連結会計年度において美容サロン11店舗の減損損失8百万円とのれんの減損損失を12百万円を計上しております。」
買収後の美容事業では拡大・増益と並行して、既存美容サロン及びのれんの減損計20百万円を計上し、買収事業の収益未達・資産評価リスクが顕在化している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「比較可能な既存店※(株式会社Rich to)は10店舗で売上高は前年同四半期比90.3%となりました。」
買収後の美容事業について、既存Rich to店舗の売上高が前年同期比90.3%となり、前年割れが続いている。Rich toののれんについても32百万円の減損が計上された。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「子会社である株式会社直久が運営するラーメン「直久」におきましては、出店立地がビジネス街であることからテレワーク普及の影響もあり、厳しい事業運営となりましたが」
取得事業のうち、ラーメン「直久」はビジネス街立地とテレワーク普及の影響により厳しい運営が続いている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「子会社である株式会社直久が運営するラーメン「直久」におきましては、出店立地がビジネス街であることからテレワーク普及の影響もあり、厳しい事業運営となりましたが」
取得事業の収益未達リスクについて、ラーメン「直久」がテレワーク普及の影響を受け、厳しい事業運営となったと記載している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「東京都 用賀店、渋谷センター街店、新宿大ガード店、両国店、東陽町店、五反田西口店 ほか8店 カラオケ店舗 建物等 246,623」
買収・出店後の事業を含む複数資産について減損が発生し、ブライダル事業48,206千円、Webキュレーションサイト16,500千円の減損も計上した。 - FY2018初出有価証券報告書
「既存事業とのシナジーが希薄であったり、買収等後に当該事業環境が悪化したり、その他買収等した事業が当初の目論見通りの収益を上げられなかった場合には、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。」
将来の企業買収・事業買収を検討する一方、シナジー不足、買収後の環境悪化、収益未達をリスクとして開示した。