新型コロナウイルス感染症の長期化・再拡大リスク
FY2020-Q2に初出。13回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2020。直近の記載はFY2024-Q1。
福田組がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。175社中103社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに50社。
- FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
新型コロナウイルス感染症の長期化・再拡大リスクについて、新規発生・重要な変更はないと開示されている。 - FY2023後退有価証券報告書
「長期間続いていたコロナ禍からほぼ脱却し、受注環境におきましては、公共、民間建設投資ともに既設建物の維持、改修工事等を中心として堅調に推移し、」
新型コロナウイルス感染症による発注遅れ等の影響が続いていた従来の説明から、長期間続いたコロナ禍からほぼ脱却したとの表現へ変化した。ただし、建設コスト上昇等の別の事業環境課題は残っている。 - FY2023-Q2感染症影響の費用面への変化有価証券報告書
「さらに、新型コロナウイルス感染症拡大が収束し始めたことに伴う通信交通費等の増加等により販売費及び一般管理費が増加したこともあって、」
工事中断や発注遅れに加え、感染症拡大が収束し始めた局面で通信交通費等が増加し、販管費を押し上げる影響が実際に記載された。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「また、感染症拡大による工事の中断も無く、順調に進捗が図られたため、施工に関する損益の影響はありませんでしたが、お客様への訪問や面談の中止による発注の遅れから、前期受注高が低調となり、当期の売上高の減少に影響がありました。」
工事中断による施工損益への影響はない一方、顧客訪問・面談の中止による発注遅れが前期受注高の低調化と当期売上高の減少に影響した。感染症影響の実発生が継続している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「また、感染症拡大による工事の中断も無く順調に進捗することが出来ておりますので、施工に関する損益の影響はありませんでしたが、お客様への訪問や面談の中止による発注の遅れ等により、受注面におきましては低下の影響を受けており、これに伴う売上高の減少並びに採算性にも影響を与えております。」
工事の中断や大幅な遅延はない一方、顧客訪問・面談の中止による発注遅れが受注、売上高、採算性に継続して影響している。不動産・その他事業には大きな影響はないとされた。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「また、感染症拡大による工事の中断も無く順調に進捗することが出来ましたので、損益に対する影響はありませんでしたが、お客様への訪問や面談の中止による発注の遅れにより、受注面におきましては低下の影響を受けております。」
工事中断による損益影響はない一方、顧客訪問・面談の中止による発注遅れが受注面に継続して影響している。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「また、感染症拡大による工事の中断も無く順調に進捗することが出来ましたので、損益に対する影響はありませんでしたが、お客様への訪問や面談の中止による発注の遅れにより、受注面におきましては低下の影響を受けております。」
工事中断による損益影響はない一方、顧客訪問・面談の中止による発注遅れが受注面に継続して影響している。不動産の家賃減免やその他事業の集客低迷も記載されている。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「また、感染症拡大による工事の中断も無く順調に進捗することが出来ましたので、損益に対する影響はありませんでしたが、お客様への訪問や面談の中止による発注の遅れにより、受注面におきましては低下の影響を受けております。」
工事中断による損益影響はない一方、顧客訪問・面談の中止による発注遅れが受注面に継続して影響している。不動産の家賃減免やその他事業の集客低迷も続いている。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「また、感染症拡大による工事の中断も無く順調に進捗することが出来ましたので、損益に対する影響はありませんでしたが、お客様への訪問や面談の中止による発注の遅れにより、受注面におきましては低下の影響を受けております。」
工事中断による損益影響はなかった一方、顧客訪問・面談の中止による発注遅れが継続し、建設事業の受注面に実際の影響が生じている。不動産事業の家賃減免やその他事業の集客低迷も記載されている。 - FY2020感染防止策の具体化有価証券報告書
「時差出勤、在宅勤務、オフィス分散化、WEB会議の開催、不要不急の出張自粛はもちろんのこと、現場作業所においては、検温、チェックシートによる健康確認、3密(密閉・密集・密接)対策の徹底、WEB会議等の併用等を現在も行ってますし、コロナが終息するまでは継続するものと思われます。」
感染症への対応策として、オフィス・現場双方での勤務形態変更、健康確認、3密対策、Web会議等を具体化し、終息まで継続する方針を示した。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「お客様への訪問や面談の中止による発注の遅れは生じました。」
工事の中止・中断は発生せず業績への影響は僅少だった一方、発注遅れ、販売契約の延期、家賃減免、受託運営事業の不採算化など、感染症リスクの影響が実際に発生した。 - FY2020-Q3後退有価証券報告書
「現状において新型コロナウイルス感染症拡大による当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響は発生しておりませんが、再度の流行拡大及び長期化による経済情勢の悪化によっては影響を及ぼす可能性はありますので、今後の推移を注視してまいります。」
現時点で経営成績・財政状態への重要な影響は発生していないと明示された一方、再流行・長期化による影響可能性は維持され、推移を注視する表現となっている。 - FY2020-Q2初出有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の収束時期が不透明であり、再度の流行拡大及び長期化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。」
新型コロナウイルス感染症の収束時期の不透明さ、再流行・長期化による経営成績および財政状態への影響可能性が、事業等のリスクとして初めて明示された。建設工事の中止・中断はなかった一方、顧客訪問・面談の中止による発注遅れが出始め、一部賃貸物件では家賃減免も発生した。家賃減免の影響額は軽微で、その他事業では損益への影響はないと記載されている。