戸建分譲事業における借入依存と資金調達リスク
FY2016に初出。30回の記載のうち15回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020-Q2。直近の記載はFY2026。
タマホームがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。9社中2社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「当社は、2026年8月10日開催の取締役会決議に基づき、株式会社三井住友銀行をアレンジャーとするシンジケートローン契約を締結いたしました。」
2026年8月21日に組成金額120億円、弁済期限2029年8月28日の無担保・無保証のシンジケートローン契約を締結した。営業損益黒字、純資産80%以上、有利子負債・在庫回転期間等に関する財務制限条項も付されており、資金調達と財務制限の記載が拡大した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当社は、財務上の特約が付された金銭消費貸借契約を締結いたしました。 (1)本契約の締結をした年月日 2025年10月28日 (2)本契約の相手方の属性 都市銀行 (3)本契約に係る債務の元本の額及び弁済期限並びに当該債務に付された担保の内容 債務の元本の額 2,791百万円 弁済期限 2027年10月31日 担保の内容 当社所有の不動産に対して、第一順位抵当権を設定 (4)財務上の特約の内容 ・2026年5月期決算以降、各年度の決算期の末日における連結の貸借対照表上の純資産の部の金額を2025年5月決算末日における連結の貸借対照表上の純資産の部の金額の75%以上に維持すること。 ・2026年5月期決算以降の決算期を初回の決算期とする連続する2期において、各年度の決算期における連結の損益計算書上の経常損益につき、2期連続して経常損失を計上しないこと。 ・2025年11月以降、毎月の最終営業日において、返済用口座の残高を300百万円以上に維持すること。」
2,791百万円の借入契約を締結し、不動産への第一順位抵当権設定、純資産75%以上の維持、2期連続経常損失の回避、返済用口座残高300百万円以上などの財務制限条項が付された。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当社は、中長期的な安定資金確保を目的として、2024年12月10日開催の定時取締役会において、10,000百万円の借入契約(シンジケートローン)を締結することを決議し、2024年12月27日に借入を実行しました。」
中長期的な安定資金確保を目的に、100億円のシンジケートローンを実行した。返済期日は2027年12月30日で、長期運転資金に充当される。 - FY2024対処有価証券報告書
「なお、当連結会計年度における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は9,148百万円(前連結会計年度は18,467百万円)となっております。」
有利子負債残高が前年度の18,467百万円から9,148百万円へ減少し、借入依存・資金調達に関係する負債水準が低下した。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「また負債は、未成工事受入金等が11,276百万円増加したものの、支払手形・工事未払金等が4,472百万円、短期借入金が2,259百万円、未払法人税等が3,566百万円、その他のうち未払賞与が4,925百万円、その他のうち未払消費税等が1,451百万円減少した結果、負債合計では4,311百万円減少し、72,282百万円となりました。」
短期借入金が2,259百万円減少し、負債合計も4,311百万円減少して72,282百万円となった。 - FY2024-Q2借入金構成変化有価証券報告書
「短期借入金 12,915 13,356 1年内返済予定の長期借入金 1,728 2,668 長期借入金 3,803 2,299」
短期借入金と1年内返済予定の長期借入金は増加した一方、長期借入金は減少し、借入金の構成が変化した。借入金合計は18,446百万円から18,323百万円へ小幅に減少した。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「また負債は、未成工事受入金等が3,683百万円、賞与引当金が695百万円増加する一方、支払手形・工事未払金等が2,201百万円、短期借入金が1,001百万円、未払法人税等が3,563百万円、その他のうち未払費用が6,029百万円減少した結果、負債合計では、8,994百万円減少し、67,598百万円となりました。」
短期借入金が1,001百万円減少し、負債合計も8,994百万円減少して67,598百万円となった。 - FY2023-Q3借入金構成変化有価証券報告書
「未払法人税等が2,307百万円、その他のうち未払賞与が2,266百万円、支払手形・工事未払金等が571百万円、短期借入金が379百万円減少する一方、未成工事受入金等が7,575百万円、賞与引当金が673百万円増加した結果、負債合計では、2,795百万円増加し、76,956百万円となりました。」
短期借入金は379百万円減少した一方、未成工事受入金等の増加により負債合計は2,795百万円増加した。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「また負債は、未成工事受入金等が3,453百万円、支払手形・工事未払金等が2,559百万円増加する一方、長期借入金が364百万円、短期借入金が357百万円、未払法人税等が299百万円減少した結果、負債合計では、5,882百万円増加し、80,043百万円となりました。」
負債合計は増加したものの、長期借入金364百万円、短期借入金357百万円が減少した。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「また負債は、未成工事受入金等が3,082百万円、賞与引当金が687百万円増加する一方、未払法人税等が2,282百万円、その他のうち未払賞与が2,266百万円、長期借入金が1,575百万円減少した結果、負債合計では、2,717百万円減少し、71,443百万円となりました。」
長期借入金が1,575百万円減少し、負債合計も2,717百万円減少して71,443百万円となった。 - FY2022悪化有価証券報告書
「なお、当連結会計年度における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は16,765百万円(前連結会計年度は15,130百万円)となっております。」
有利子負債残高が前年度の15,130百万円から16,765百万円へ増加し、借入依存・資金調達に関係する負債水準が上昇した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「また負債は、支払手形・工事未払金等が1,270百万円、未成工事受入金が8,084百万円、長期借入金が1,730百万円増加する一方、未払法人税等が2,634百万円、その他のうち未払賞与が2,406百万円、未払消費税等が1,901百万円減少した結果、負債合計では、4,741百万円増加し、78,743百万円となりました。」
長期借入金が1,730百万円増加し、負債合計も4,741百万円増加して78,743百万円となった。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「財務活動による資金の増加は、1,101百万円(前年同期は4,121百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額2,941百万円(同2,058百万円)があったものの、短期借入金の増加2,381百万円(同1,072百万円の減少)、長期借入れによる収入2,415百万円(同161百万円)等によるものであります。」
短期借入金が2,381百万円増加し、長期借入れによる収入も2,415百万円となった。借入依存・資金調達に関係する負債調達が拡大している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「また負債は、未成工事受入金が5,104百万円、短期借入金が1,729百万円増加する一方、未払法人税等が2,620百万円、その他のうち未払賞与が2,406百万円、支払手形・工事未払金等が419百万円減少した結果、負債合計では、767百万円増加し、74,768百万円となりました。」
短期借入金が1,729百万円増加し、負債合計も前期末比767百万円増加した。 - FY2021対処有価証券報告書
「なお、当連結会計年度における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は15,130百万円(前連結会計年度は27,465百万円)となっております。」
有利子負債残高が27,465百万円から15,130百万円へ減少した。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「短期借入金 15,336 15,674 1年内返済予定の長期借入金 3,785 2,456 長期借入金 8,263 7,282」
短期借入金は15,336百万円から15,674百万円へ微増したが、1年内返済予定の長期借入金と長期借入金を含む借入金残高は27,465百万円から25,412百万円へ減少した。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「また負債は、未払法人税等が1,521百万円、短期借入金が1,072百万円減少したものの、未成工事受入金が4,720百万円増加した結果、負債合計では、1,040百万円増加し、81,520百万円となりました。」
負債合計は増加したものの、短期借入金は1,072百万円減少し、前期末から借入金水準が低下した。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「また負債は、未成工事受入金が2,789百万円、短期借入金が2,146百万円増加する一方、未払法人税等が2,219百万円、その他のうち未払賞与が2,211百万円、支払手形・工事未払金等が1,732百万円減少した結果、負債合計では、1,657百万円減少し、78,822百万円となりました。」
負債合計は減少した一方、短期借入金は2,146百万円増加し、借入依存・資金調達リスクに関連する短期負債の増加を記載している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「なお、当連結会計年度における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は27,465百万円(前連結会計年度は20,013百万円)となっております。」
有利子負債残高が20,013百万円から27,465百万円へ増加し、借入依存・資金調達リスクに関連する負債水準が上昇した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「また負債は、未成工事受入金が4,917百万円、短期借入金が4,226百万円増加した結果、負債合計では、8,582百万円増加し、79,890百万円となりました。」
戸建分譲事業の借入依存・資金調達リスクに関連して、短期借入金が4,226百万円増加し、負債合計も8,582百万円増加した。 - FY2019対処有価証券報告書
「なお、当連結会計年度における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は20,013百万円(前連結会計年度は34,077百万円)となっております。」
有利子負債残高が前連結会計年度の34,077百万円から20,013百万円へ減少した。 - FY2017再掲有価証券報告書
「戸建分譲事業において、事業用地取得資金の大半を金融機関からの借入にて賄っております。」
戸建分譲用地の取得資金を金融機関借入に依存する構造と、金融市場・融資姿勢悪化による資金調達リスクを再掲している。 - FY2016初出有価証券報告書
「戸建分譲事業において、事業用地取得資金の大半を金融機関からの借入にて賄っております。現時点では、金融機関による審査は厳格に行われているものの、資金調達への影響は受けておりませんが、問題の発端が当社グループではなく外部環境要因によるものであるため、予断を許すことのできない状況となっております。」
分譲用地の取得資金を借入に依存し、金融市場や金融機関の融資姿勢の悪化が業績に重大な影響を及ぼし得るとしている。