パラマウント・スカイダンスがワーナー・ブラザース・ディスカバリーを買収し、傘下に映画・TV・動画配信を一体化する新体制を開始。新社名はスカイダンスとなり、年売上高11兆円超を目指す。
米メディア大手パラマウント・スカイダンスがワーナー・ブラザース・ディスカバリーを買収したと発表し、負債を含む総額は約1100億ドルに達する。買収完了により、世界有数の映画・テレビ・動画配信を手がける企業が誕生する。
新会社の名称はスカイダンスで、旧パラマウント系と旧WBD系の作品・テレビ局が一体となる。統合後の年間売上高は約700億ドル(約11兆円)を見込み、映画約1万5000本を保有、世界の動画配信加入者は約2億人超を想定する。将来的には動画配信を一本化し、ネットフリックスなどに対抗する方針だ。
新体制ではデビッド・エリソンCEOが会長兼CEO、イノン・クライツ氏が共同CEOとなり、統合効果として3年以内に年60億ドル超のコスト削減を目指す。債務膨張による財務負担の軽減が課題で、重複事業の整理など今後の焦点となる。
映画配給市場の競争環境は変化し、和解案の条件として米国での劇場公開本数の運用が定められていたほか、CNNとCBSニュースの編集独立性を監督する委員会設置など、規制・統治面の合意が示された。