米ドル/円は158円前後で小動きが続く中、今週は長期金利の動向と欧州財政の懸念が注目される。米ドルが159円を大きく超えれば日米当局による介入再開の可能性があるとの見方も示された。
米ドル/円の現在値は158円前後で動意が薄いが、今後の展開には世界的な長期金利の動向が影響する可能性がある。マネックス証券の担当者は、159円を超える水準になった場合、介入再開の可能性を示唆していると解説している。今週の予想レンジは155〜160円と設定されている。
先週の振り返りでは、米ドル/円の値動きはわずか1円強の範囲にとどまり、ユーロ/円は下げ渋る展開だった。金利差の動きがユーロ相場の方向性を決定する要因となり、米ドル高・円安方向への圧力は限定的だったと分析されている。
欧州では仏を中心とした財政規律への懸念がくすぶる一方、長期金利の動きが一服したことでユーロの弱含みも一段落したという見方がある。欧州債務危機再燃の懸念はあるものの、欧州の対処ノウハウが市場心理に影響を及ぼしているとの指摘もある。
総じて、今週の焦点は長期金利の動向と日米当局の介入可能性、そして欧州財政規律への市場の反応にある。介入の有無や予想レンジの推移は今後のニュースに左右される見通しだ。