日経平均は寄り付き後にプラス転換し、前日の急落を半導体株の底堅さが支えた。米市場の動向と為替の変動にも注意が向いた一日となった。
9日の東京株式市場は、前日に約1130円安となった反動から売りが先行したものの、寄り付き後に日経平均がプラス圏へ浮上した。午前9時5分時点では前日比215円高の水準で推移している。
海外市場では米株式市場の主要指数が揃って下落した一方、半導体関連銘柄で構成されるSOX指数は4日続伸しており、東京市場の半導体関連株を下支えした。国内長期金利の上昇一服も一定の安心材料となった。
為替市場ではドル円が急激に動き、8日のアジア時間には一時152.89円まで円高を記録したが、寄り付き後には153円台後半から154円台へと推移した。この動きは円高・円安の一方向性を示さず、個別の動きを観測する必要がある。
今週後半以降は米国のPPI・CPI、来週のFOMCや日銀金融政策決定会合といった重要イベントが控え、寄り付き後の水準・値動き・ドル円の動向を確認する点に投資家の関心が集まっている。
本日確認される3点のポイントとして、寄り付き水準・寄り付き後の値動き・ドル円相場の動向が挙げられる。前日の急落の反動とイベント待ちの姿勢が混在する展開が想定される。