日銀審議委員の小枝淳子氏が熊本市で講演し、利上げを今後も継続する考えを示した。利上げ判断には中立金利を念頭に置くべきだとの認識を述べた。
日銀の小枝淳子審議委員は熊本市で講演し、「利上げに過度に慎重になることはない」と述べ、今後も政策金利の引き上げを続ける姿勢を強調した。利上げ時期については「適時に調整していくべきだ」との認識にとどめた。
市場では日銀が9月の金融政策決定会合で政策金利を1.25%程度へ引き上げる見通しが出ており、次回会合の29日・30日が注目されている。小枝氏は判断の基準として中立金利を挙げ、現状の中立金利は1%より高いと指摘した。
中立金利を念頭に置くとの発言には、潜在成長率などを踏まえれば2%を超えるとの見方もあるとの市場の見解が含まれた。日銀が中立金利と同程度まで引き上げる可能性があるとの見方もある。
国内経済は総じて悪くないとの分析が示され、物価については幅広い価格上昇が続いているとの認識が示された。