NANOホールディングスは、日本の優れた技術とグローバル資本をつなぐ投資事業を本格始動する。商号変更と創薬事業の承継を経て、ヘルスケア領域を中心にグローバル展開を目指す。
NANOホールディングスは、2025年12月11日付で商号をNANOホールディングスへ変更し、創薬事業を新設子会社NANO MRNAへ承継する体制を整えた。現在はヘルスケア領域を中心とした投資事業を主たる事業としており、創薬事業を担う子会社を傘下に置くグループ経営を推進している。
同社は、日本の技術や創薬シーズを国内資本市場と事業開発環境だけでは十分に活かせないとの認識を示し、海外資本の呼び込みと政府の創薬力強化を背景に、海外投資家の日本企業への関心が高まっていると位置づけている。投資事業は、国内外の資金と専門人材・ネットワークを組み合わせ、開発戦略・事業提携・ガバナンス強化を支援するモデルを展開する方針だ。
1号ファンド「NANO Bridge I」を中心に、NBIと SBI新生グロースキャピタルが共同運用を進め、規模拡大と後続ファンドの継続的組成を目指す。投資先の売却益やファンド管理報酬・成功報酬を収益源とし、継続的な収益基盤を構築する方針。
投資事業の特性上、個別案件の進捗やファンド規模、投資先の成長次第で業績が変動することから、中長期的な企業価値向上を通じた株主価値の最大化を追求する方針を示している。場合によっては特別配当の実施も検討されるとしている。