カウリスはFY2026年Q2決算説明会で売上高8.1億円、営業利益2.8億円と大幅増を示し、通期予想を約30%増額する上方修正を発表した。同社はAI活用による生産性向上と、グリッドデータKYCの普及拡大を成長の第2幕として位置づけている。
FY2026年Q2の業績では売上高が前年同期比で21%増の8.1億円、営業利益は27%増の2.8億円、当期純利益は22%増の1.7億円となり、営業利益率は34.7%に達した。AI活用による生産性向上が収益性を押し上げている。販管費は前年同期と比べて減少しており、人員を増やさずに効率化を進めるモデルを継続している。
決算発表と同時に通期業績予想を大幅に上方修正した。営業利益・経常利益は約30%増額、当期純利益は約22%増額とされている。修正の背景には新規獲得とクロスセルの進展、採用計画の遅れによる人件費の未消化があるものの、AIによる効率化が構造的な成長要因として捉えられている。
主要KPIの推移ではARRは21%増の15.7億円、契約残高は10億円超へ、ARPUは27.8万円へ上昇。一方契約企業数は純減となり、解約3社が新規2社を上回った。島津CEOは解約企業の ARR寄与度が低い点を指摘し、影響は限定的と見ている。
グリッドデータKYCの市場展開は第2幕へ。昨年リリースの同サービスは、川口信用金庫が本契約として顧客情報更新に、オリエントコーポレーションが虚偽入会チェックのPOCを開始。ハガキ送付コスト削減を背景に、金融機関のモニタリング強化需要がリプレースを後押しする見込み。