カウリスは2026年12月期の通期業績予想を上方修正した。主力のFraud Alertで新規顧客獲得と既存顧客の追加導入が進み、Grid Data KYCの取引拡大も寄与する見込みとなっている。
第2四半期の決算説明会で、カウリスは2026年12月期の通期業績予想を上方修正したと述べた。売上高や利益の前年同期比の伸びが好調で、特に新規顧客の獲得とクロスセルによる既存顧客の追加導入が寄与している。
財務ハイライトでは契約獲得高が2億1,000万円、契約残高は10億円、ARRが約157百万円、MRRの純増とARPUの改善が確認された。売上高の成長率は約21.8%、営業利益率は約34.7%とされ、自由度の高い人材投資の成果も示された。
新規の顧客開拓とクロスセルを支える施策として、Grid Data KYCの拡販が進みつつあり、同社は福岡拠点の設置を3月に行い西日本全体の営業機会創出を強化している。Fraud Alertはリアルタイム検知のニーズに応じて、入出金検知や端末挙動の監視といった機能の拡張を進めている。
中長期の戦略としてGrid Data KYCの拡販とFraud Alertの既存顧客深耕を推進し、AI活用や官民連携を通じたマネーロンダリング対策の強化を図る方針である。2028年の売上高目標の想定では、Grid Data KYCの影響を加味した成長を見込み、売上高30億円超と高い営業利益率40%超を目指す考えを示している。