日立エナジーは米国ミシシッピ州に変圧器新工場を建設し、800億円を投資して生産能力を2倍以上に拡大。2029年の稼働を目指す。
日立エナジーは米国ミシシッピ州に新しい変圧器工場を建設する計画を発表した。投資額は5億2800万ドル、約800億円とされ、データセンター需要増に対応して電力インフラを拡張する。着工は今年後半を予定しており、完成後は既存工場からの生産を移管する見込みだ。
新工場は既存のクリスタルスプリングス工場から約10kmの場所に建設され、従業員数は700人超へと倍増させる計画。完成後は変圧器の生産を現地で強化し、米国内の供給能力を高める。
日立はこれまで米国で複数の製造投資を進めており、バージニア州でも大型電力用変圧器工場の拡張工事を着工中だ。今回の新投資を含めると、日立の米国製造事業への累計投資額は約15億ドルに達する見通しとなっている。
日立は2025年10月に米商務省と覚書を締結しており、データセンターの安定供給とAI活用を支えるエネルギーインフラの整備を進める方針を示していた。新工場の計画はこの戦略と連動し、米国内の現地生産拡大を加速させるねらいがある。