一部改良を受けたトヨタのミニバン「ノアS-Z」を、GQ JAPANのライフスタイルエディターが試乗して車の走りや乗り心地、装備について詳しく伝える。日本市場に適したパッケージングと快適性を確認する内容。
新しいノアS-Zは、前後の内外装が立派になりつつも走りは電動モーターとガソリンエンジンがシームレスに連携する点が特徴だ。発進は電力を用いたモーター走行から始まり、速度が上がると1.8リッターエンジンが自動的に介入して駆動力を補う。2026年の一部改良により車内の静粛性が向上しており、市街地の一定速度域での走行時にもノイズの侵入が抑えられている。
2段階のパワー選択により、ノーマル→パワーモードへ切替えた際にモーターの応答性が高まり、瞬時の加速力を感じられる場面が増える。走行時のサスペンションは減衰力が最適化され、カーブ時の車体ロールを抑えつつ、直進時の路面追従性と乗り心地のバランスが向上している。
3つ目の要点として、安全装備のオプション構成が挙げられる。特に約122,100円の「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」は渋滞時のブレーキ・アクセル・ステアリング操作を自動化する機能であり、基本機能は標準装備としつつ高度な支援機能を選択制としている。ノアS-Zの新車価格は約475万円とされ、全長4695mm、全幅1730mmのサイズ感が日本の住宅街や狭い駐車場でも取り回しの良さを支える。
全体を通じて、ノアS-Zは日本の道路環境とファミリー用途に最適化されたミニバンとして、走行安定性と室内快適性を両立させる設計だとの評価となっている。新しい一部改良はパッケージングを洗練させ、ミニバン市場における有力な選択肢として位置づけられている。