ゼンリンは今期の経常利益を従来予想の39億円から26億円へ修正し、33.3%減益見通しとなった。7-9月期は連結経常損益が赤字に転じ、累計業績にも影響が出そうだ。
ゼンリンは10月29日に第2四半期累計(4-9月)決算を公表し、連結経常損益は赤字の12?億円台ではなく赤字に転じた。これに伴い、通期の経常損益見通しを従来の39億円から26億円へ下方修正した。前年同期は黒字であったが、期初予想から大幅に見通しを引き下げる形となっている。
直近3か月の実績は7-9月期の連結経常損益が赤字となり、売上高に対する営業損益率も悪化した。上期の実績と下期の計画を前提に、下期の経常利益は前年同期比で増益になる計算を会社側は示している。ただし今回の下方修正は、全体の利益水準を押し下げる方向に働く見込みだ。
決算短信の内容によれば、今期の売上高と利益の水準は前回見通しと比較して低めに出ており、特に下期の利益水準を抑える要因となっている。四半期別の推移では、前期と比べ利益の黒字転換が見られず、業績の回復には時間を要する可能性がある。
なお、今回の修正は決算短信に基づく正式な発表であり、下期の見通しは新たな要因が生じれば再修正される可能性がある。投資家は今後の追加情報や業績の推移を注視する必要がある。