マイクロソフトは、中国政府と関連があるハッカー集団がAIを活用して世界各地の組織を攻撃していたと発表した。自動的に作業を行うARTEXという中国系AIエージェントを使用し、標的は自動車・エネルギー・金融・ソフトウエア・政府機関・メディアなど多岐に及ぶ。
米マイクロソフトは23日、中国政府と結びつきのあるハッカー集団が、9月以降に世界各地の数百組織を対象にサイバー攻撃を実行していたと発表した。攻撃には自律作業が可能な中国系AIエージェント「ARTEX」が用いられていたという。
攻撃を実行した集団は「Storm―0940」と呼ばれ、データ窃取を目的に2021年頃から活動しているとされる。 ARTEXを介した攻撃では、対象業界として自動車・エネルギー・金融サービス・ソフトウェア・政府機関・メディアなどが挙げられた。
日本企業への攻撃の有無は今回の発表で明らかにされていない。ロイター通信は在米中国大使館の広報担当者のコメントとして、中国はハッキングを取り締まる一方、サイバーセキュリティ問題を口実にした中傷を否定していると伝えた。