米マイクロソフトが、中国政府関係のハッカー集団がAIを使い、世界の数百の企業・組織を標的に大規模なサイバー攻撃を行ったと発表した。攻撃はARTEXというAIエージェントを悪用し、9月以降に活発化したという。
米マイクロソフトは、中国政府と関係するハッカー集団がAIを用いて世界の多数の企業・組織を標的に大規模なサイバー攻撃を行ったと公表した。攻撃を仕掛けたのは「ストーム0940」と呼ばれるハッカー集団で、ARTEXというAIエージェントを活用して脆弱性を突く手口をとっている。9月以降、航空宇宙・防衛・金融など幅広い業界を狙っている。
攻撃の実態として、AIを使った標的調査や侵入を自動化する作業があり、1分あたり最大で2900回のログイン試行を行い、3時間以内に重要な管理権限を奪取したケースもあった。大量の同時攻撃のため、企業側の対処が追いつかない重大なリスクが指摘されている。
日本国内での攻撃にもARTEXが関与した可能性があるとの調査結果が、GMOサイバーセキュリティ by イエラエから19日に公表された。一連の報告の中で、ストーム0940が日本の企業を標的に含むかは明らかではない。