日米当局の介入警戒が強まる中、メキシコペソ円は9.00円の大台を割り込み、8.7円台へ急落。現在も下落トレンドが継続しており、戻り売りの下押しが目立つ。
先週のメキシコペソ円は原油高と高金利が支えとなり9.40円台で推移していたが、日米当局による円安牽制発言が相場の転換点となり、ペソ売りを伴う円買いが広がったことで心理的節目の9.00円を大きく下回って終盤へ向かった。週明けには8.79円台まで下落し、その後は8.80円台〜8.89円付近での揉み合いが続いている。
テクニカル面では9.00円の大台がレジスタンス化し、移動平均のデッドクロスも示唆されていることから、長期的には下落トレンドへと見なされる状況。現在の抵抗帯は9.08-9.10円、9.00-9.02円、8.89-8.90円の順で形成され、下値の目安は8.74-8.75円、8.60-8.65円、8.50-8.52円に広がる。
今週の焦点は介入警戒感の中で下値をどこまで切り下げるかであり、主なシナリオは戻り売り優勢と原油高によるリスク回避の再現の2つ。前者では8.80円台後半〜8.90円付近へ反発しても上値は抑えられやすく、8.74円割れで8.60円台へ向かう展開が想定される。後者では原油高とリスク選好の回復があれば8.90円台を突破して9.00円を回復する可能性もあるが、現時点では介入警戒が優勢とされる。