野村證券のストラテジストが、2026年6月末の日本株レンジ下限が日経平均50,250円、TOPIX3350に接近したと解説。米国株の急落とリスクオフの動きが続く中、景気・業績の下振れを十分織り込んだ水準とされる。
2026年3月30日の日経平均株価は一時、前日比2,800円超の下落となり、野村證券が示す6月末レンジの下限水準に迫っている。レンジの下限は日経平均50,250円、TOPIX3,350として提示されている。野村のストラテジストはこの水準近辺で下げ渋りやすいとの見方を示している。
米国市場では3月27日、米主要株価が停戦交渉の報道とFRB高官の発言を背景に主要株が下落。VIXは31台に上昇し、ハイイールド債のスプレッドも高水準を維持する等、リスクオフを示す指標が増加した。
S&P500は終値で6,368と、1月後半の高値から約8.7%安となり、調整局面の可能性が意識された。一方で米景気後退を回避したケースでは、1年後にかけて株価が回復する傾向がみられるとの分析もある。
野村予想の水準では、米景気が拡大する中で利下げが実現すれば市場に一定の安心感を与える可能性がある。6月末レンジ下限に近づく現在、個人・年金の押し目買いと自社株買いの動きが下げ渋りを支えるとみられる。