本田技研工業の2027年3月期第1四半期は円安とEV関連損失の反動効果で利益が大幅に拡大。通期の上方修正と現金等の動向も合わせて開示された。
本田技研工業の2027年3月期第1四半期の実績は、売上収益60,615億円、営業利益5,307億円、税引前利益6,050億円、純利益4,509億円となり、営業利益率は約8.8%、ROEは約3.6%だった。前年同期比で営業利益が117.4%増、純利益が129.3%増と大幅増益となっている。
同時に通期業績予想は上方修正され、売上収益は241,500億円、営業利益は6,500億円、純利益は4,000億円へ引き上げられた。為替前提を1米ドル145円から155円へ見直したことが主因で、EV関連の損失反動と円安が追い風となった。
キャッシュフローは積極的な投資活動が続き、営業CF2,925億円、投資CF△3,990億円、フリーCF△1,065億円、財務CFは2,504億円。期末現金残高は53,480億円と手元資金は潤沢である。
1Q時点の進捗は通期目標の大半を達成しており、営業利益81.6%、純利益112.7%と高進捗。一方エアバッグやEV戦略の見直しに伴う取引先への追加支出など、不確実なリスク要因には留意が必要だ。なお予想EPSは102.75円、予想PERは約17.1倍、PBRは約0.55倍、配当予想は70円で配当利回りは約4.0%となる。