米ドル円は一時163円台へ上昇。夏場には160-165円のレンジでピークを付ける見通しで、年末に向けて円安の勢いが和らぐ可能性が指摘された。
米ドル円は一時163円台まで上昇し、高止まりが続いている。原油価格の上昇と米利上げ期待を背景に為替市場で対円の買いが進んだ。野村證券・後藤祐二朗は、夏場にかけて米ドル円がピークを付け、年末には緩やかな円高ドル安へ転じると解説している。
FRBを巡る金利見通しは分かれている。7月の利上げ確率は後退傾向にあり、米インフレのピークアウトが見込まれる中、FRBの利上げ急ぎは後退する可能性が高いとの見方が示されている。市場では来週のFOMCを見極めたいとの声が多い。
国内の資産動向としてGPIFの国内投資拡大と個人向け国債のNISA対象化が議論されている。片山財務相らの発言を背景に、年金勢の国内資産投資増や国債投資の促進策が検討されている。これにより円相場の安定要因となり得る可能性がある。
個人向け国債のNISA対象化や相続税優遇の検討、新商品の設計が進む可能性が報じられ、日銀の金利政策と国内債の需給改善が注目されている。7月末の骨太方針の変更点も、金融市場の警戒感を後押しする要因として挙げられている。