円が急伸しキャリートレードの巻き戻しが加速。日銀の利上げ観測と「3会合連続利上げ」の極端シナリオが市場で取り沙汰されている。
日米の為替介入後に落ち着きをみせていた円相場が再び注目を集め、今週は一時1ドル=156円を割り込む水準まで上昇した。市場は日銀の利上げ加速を織り込み始め、円売りポジションの買い戻しが進んだことで円高が進んだ。
市場関係者は9月18日の金融政策決定会合で日銀が何らかの行動に踏み切る可能性を観測しており、高田氏は0.25ポイントを超える利上げの可能性も排除できないと述べた。野村証券の後藤祐二郎氏は円安が continued し、円相場が160円方向へ下落した場合には日銀が積極的な政策運営へ踏み切る可能性を指摘した。
円キャリートレードの巻き戻しは他市場にも波及し、円高の進行に連動してブラジルレアルや南アフリカランド、メキシコペソなど高金利通貨が1%超下落した。市場全体でリスクの再分配が進んでおり、日本企業のドル売り・円買いも増加している。
高市早苗首相の利上げ慎重姿勢に市場の注目が集まる一方、同姿勢が継続すれば円は再び下落圧力を受ける可能性があり、発言を控えるか独立性を強調した場合には1ドル=150円の節目を試す展開も想定される。