ゴールドマン・サックスが日銀の利上げ予想を9月へ前倒し、最終金利を1.75%へ引き上げる見通しを示した。リポートは2026年9月時点の前提を根拠としている。
ゴールドマン・サックスは日銀の次回利上げ時期を従来の市場コンセンサスより早く9月に前倒しする可能性を指摘した。最終的な政策金利については1.75%へ引き上げる見通しを併せて示している。
この見通しの背景には日銀の政策反応関数の変化と、長期的なインフレ期待が2%近くに上昇する状況があるとされる。円相場の動向も予測の重要な要因として挙げられている。
9月会合に向けての焦点は東京都区部CPIや賃金データだけでなく、ドル円が160円の水準を維持できるかどうかになる可能性がある。円安が進む場合は日銀の現状維持観測が変わり、利上げ観測が強まるとの見方。
9月の決定には新規データの入手状況が影響する。8月の東京都区部CPIと賃金動向、短観、BEIなどインフレ期待指標の動向が重要となる見込み。10月以降もデータ次第で路線が変化する可能性がある。
最終金利の引き上げは、中長期のインフレ期待が2%に近づいたことを反映しており、日銀と政府のコミュニケーションや為替動向が鍵となる。