アンソロピックのS-1提出を受け、ANTの上場が市場の焦点に。日本企業のClaude導入とAIインフラ投資の動きが拡大し、上場を機にデータセンター電力などの分野へ資金の流れが想定されています。
米Anthropic(アンソロピック)がS-1を公開し、NASDAQ上場を計画していることを受け、日本市場では投資関係者の注目が集まった。調達額は最大1,000億ドル、企業価値は1.5兆〜2兆ドルと見込まれ、早ければ11月中旬にも取引開始の見通しが伝えられた。
同日午後の東京市場では日経平均が前日比1,078円高となり、AI・半導体株の買い戻しが広がった。GPUクラウドを追い風に、さくらインターネットの株価が反応する場面もあり、Claude関連の銘柄群に資金の動きが見られた。
日本企業のClaude導入・再販に向けた動きが活発化。NECはClaudeのグローバルパートナーとしての協業を推進し、自社業務への適用から金融・製造・自治体向けの業種別AIの共同開発を進めている。2027年3月期の業績見通しの改善も伝わった。
国内市場でClaude導入を促進する動きは野村総合研究所にも及んだ。NRIは国内初のClaude認定リセラーとなり、Claude for Enterpriseの導入拡大とAFT系サービスの提供を開始。データセンター需要の拡大を背景に、データ処理能力と電力インフラの整備が進む可能性が指摘されている。